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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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単為結果性ととげなし性を併せ持つナス「試交05-3」の育成

穴井尚子・久野哲志・田中哲司・番 喜宏・榊原政弘・山下文秋・
矢部和則・齊藤猛雄・吉田建実・松永 啓・佐藤隆徳・斎藤 新
摘要:ヨーロッパから導入した単為結果性品種「Talina」及び独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構野菜茶業研究所育成の単為結果性系統「AE-P08」と、愛知県農業総合試験場育成のとげなし性系統「ASL-2」及び「ASL-3」を素材に、単為結果性ととげなし性を併せ持つナス品種「試交05-3」を育成した。
 2002年に単為結果性品種及び系統ととげなし性系統をを交配し、単為結果性ととげなし性を併せ持つ固定系統を選抜した。2005年にそれらのF1組合せ検定を行い、組合せ能力の高い3系統を選抜した。促成栽培及び半促成栽培の適応性試験の結果、「試交05-3」が最も有望であった。
 「試交05-3」は、果実の揃いが良く、障害果の発生も少なく上物率が高く、果皮のツヤや果実の日持ち性などで優れていた。また、促成栽培に適し、単為結果性ととげなし性を持つことから、管理作業の快適性と省力性が高いことが明らかとなった。

キーワード:ナス、単為結果性、とげなし性、品種、省力性、快適性
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