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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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名古屋種胚盤葉細胞における凍結方法の改善が
融解後生存率に及ぼす影響

渡邉久子・近藤 一・新實竜也・筒井真理子・伊藤裕和
摘要:貴重なニワトリの胚盤葉細胞を冷凍保存し、キメラニワトリを介して種の復元を図る方法を実用化するため、名古屋種の胚盤葉細胞における最適な凍結方法について検討した。胚盤葉細胞の凍結は、細胞を単離後、耐凍剤と牛胎児血清(FBS)を含む凍結溶液中に浮遊し樹脂性凍結容器中に入れ、7℃で植氷後-1℃/分で-35℃まで冷却し液体窒素中に浸漬して行った。凍結操作の中で@凍結前の細胞の単離方法、AFBS 濃度、B凍結時細胞密度が凍結融解後の細胞生存率に及ぼす影響を調べた。@細胞の単離方法をピペッティングから試験管ミキサーによる短時間の撹拌へ変更すると、凍結融解後の細胞生存率は29%から51%に向上した。A凍結溶液中のFBS濃度を20%から80%に増加させると凍結融解後の生存率が28%から35%になった。また、B融解後の生存率は2胚/0.5ml での凍結では34%であったのに対し、20胚/0.5ml では44%であった。
 さらにこの3つの改善点を組み合わせると凍結融解後の生存率は60%と、改善前の41%に対して大きく改善することができ、名古屋種の胚盤葉細胞の凍結保存の実用化に近づくことができた。

キーワード:胚盤葉細胞、凍結方法、生存率、名古屋種、キメラニワトリ
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