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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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ダイズほ場に発生した帰化アサガオ類の
除草剤畦間処理による除草効果立

遠藤征馬・平岩 確・小出俊則・小出直哉・谷 俊男・林 元樹・
久野智香子・田中雄一・野村有美・井上勝弘・杉浦和彦
摘要:
 ダイズ作ほ場における乗用管理機を利用した除草剤畦間処理による帰化アサガオ類の効率的防除手法について検討した。結果は以下のとおりであった。

1.ほ場作業量は、1時間当たり34aであった。1日当たり3ha程度の作業が可能であると想定され、実用的な作業能率を有すると判断された。

2.処理適期は、除草効果及び作業性の点から、ダイズ6〜8葉期であると考えられた。

3.処理により、ダイズ成熟期のアサガオ類残草量は、発生本数が対無処理区比39%、乾物重が同45%に抑えられた。これらは、ダイズ株元に発生したものが処理時に枯死せず残存したと推察された。

4.処理により、ダイズの分枝数及び着莢数、百粒重が無処理区に比べ増加し、子実重が大幅に増加し平均で対無処理区比213%となり、アサガオ類の発生がほとんどない状態と同等となった。

5.処理により、アサガオ類の巻き付きや被覆による押し倒しが軽減されたため、コンバイン収穫損失の一因であるダイズ倒伏程度が軽微となった。子実重の増加と併せて収量改善効果が高いと考えられた。

キーワード:帰化アサガオ類、ダイズ、畦間処理、乗用管理機、収量改善効果
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