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愛知県農業総合試験場

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秋冬キャベツ栽培の夏季休閑期への
緑肥作物導入による窒素収支の改善

糟谷真宏・廣戸誠一郎
摘要:
 秋冬キャベツ畑において、夏の休閑期にソルガムまたはクロタラリアを栽培し、キャベツに対する緑肥の肥料的効果、土壌窒素肥沃度維持効果、硝酸態窒素溶脱抑制効果を検討した。

 キャベツの収量は、緑肥作物導入初年度には、夏季裸地区と比べて、クロタラリア区で同等、ソルガム区では低収であったが、緑肥導入3年目は連用に伴って多収となった。すき込み時の緑肥作物の窒素保有量は、ソルガムで5.5〜12.2 g-N m-2、クロタラリアで10.8〜18.8 g-N m-2であり、キャベツ作の余剰窒素量に匹敵した。

 土壌窒素含量と炭素含量は夏季裸地区では明らかに減少したが、緑肥施用によりその減少程度は抑えられた。夏季休閑期への緑肥作物の導入は、土壌への窒素蓄積とキャベツの窒素吸収量の漸増による余剰窒素量の減少をもたらすと考えられ、硝酸態窒素の溶脱量の低減効果は、ソルガム区で9 g-N m-2 y-1程度、クロタラリア区では6 g-N m-2 y-1程度と試算された。

 収量性、土壌窒素肥沃度の維持、窒素溶脱抑制効果の点から、秋冬キャベツにソルガムまたはクロタラリアを組み合わせた二毛作の有効性が確認された。

キーワード:緑肥作物、窒素収支、硝酸態窒素溶脱、キャベツ畑
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