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2024年11月26日(火曜日)午前10時

ページID:0563550 掲載日:2025年1月17日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

 ほぼ定刻になりましたのでですね、本日、11月26日火曜日午前10時ということで、定例記者会見を始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。

(1)三笠宮崇仁親王妃百合子殿下の斂葬の儀について

 まずはですね、本日、三笠宮崇仁親王妃(みかさのみやたかひとしんのうひ)百合子殿下のですね、斂葬(れんそう)の儀が行われます。ということでございますのでですね、本日、合わせまして本庁舎に弔旗を掲揚させていただきます。また、西庁舎等分庁舎等にはですね、半旗を掲揚させていただきたいというふうに思っておりますということで、弔意を表したいと思います。

 なお、斂葬の儀には、私の名前でですね、お花を送らせていただいております。

 そして、先週上京した折にですね、皇居宮殿、そしてまた三笠宮邸、そしてまた(旧)寬仁親王(ともひとしんのう)邸、そして高円宮邸ですから、合計、赤坂御所におきまして3か所、そして宮殿で、計4か所をですね、4か所を弔問させていただき、記帳もさせていただきました。ということでございます。心から御冥福をお祈りしたいと思います。

 それがまず第1点でございます。

(2)あいち技能五輪・アビリンピック2024 愛知県選手の成績について

 続きましてですね、「あいち技能五輪・アビリンピック2024」愛知県選手の成績について申し上げます。

 お手元資料でございますが、昨日ですね閉会式が行われまして、これは、昨日もう資料は発表済みね、ということでございます。

 昨日午前中ですね、午前10時から午後1時まで、3時間閉会式がありました。なかなか入賞者に全員メダルを差し上げるという閉会式はないので、あれで2時間何十分かかりましたけれども、皆さん喜んでいただいたのでですね、有り難いことだなというふうに思います。

 お手元の資料を御覧ください。

 第62回技能五輪全国大会は、先週の22日から25日まで、金から月まで行われました。そして、第44回アビリンピックは24日まで行われました。Aichi Sky Expoをメイン会場、そして両大会を合わせて1,374名の選手が出場です。

 本県選手は、41職種で行われた技能五輪全国大会で、金賞13名を始め90名が入賞し、愛知県選手団は、第43回大会から20年連続で最優秀技能選手団賞を獲得しました。また、25種目で行われた全国アビリンピックで、金賞3名を始め9名が入賞し、20大会連続金メダル獲得という素晴らしい成績を収めました。

 Aichi Sky Expoでの開催は、2019年のオープン以来、今回で4回目を数えまして、5年ぶりに両大会の開会式、閉会式の全てを対面で行いました。私も競技を視察し、選手に心からの激励を送らせていただきました。

 また、会場では、多くの子供たちが競技の説明を受けながら、目を輝かせて見学をしておりました。現地に足を運んで選手たちの熱を感じることは素晴らしい経験になると実感をいたしました。

 今年と同様に、Aichi Sky Expoをメイン会場に開催する2025年度の大会も、是非多くの方に御覧をいただきたいと思います。

 さらに、厚生労働省が、2026年度の技能五輪全国大会・全国アビリンピックもAichi Sky Expoをメイン会場に開催する予定ということでございます。

 日本・愛知で開催される2028年技能五輪国際大会に向けまして、Aichi Sky Expoでの大会開催の経験を更に積んで、関係者一丸となってしっかりと準備を進めてまいります。

 ということで、お手元の資料も御覧いただければと思います。成績でございます。

 1枚開きますと、2ページがこうした形で入賞以上ですね。金・銀・銅・敢闘賞ということでございます。その選手の種目と名前が3ページ以降に載せてありますので、また御覧をいただきたいと思います。

 そして、8ページが技能五輪全国大会の成績の推移でございます。今年もよく頑張っていただいたということだと思っております。

 7がね、都道府県別の成績ということでございます。

 そして、全国アビリンピック大会ということでございます。こちらも頑張っていただいたということでございます。

 この技能五輪全国大会とアビリンピック大会は、2014年に初めて愛知県で開催し、そのときは県内分散開催でね、(技能五輪全国大会の)開・閉会式は愛知県体育館で行わせていただきました。そして、2019年、5年前に、2019年8月にAichi Sky Expoがオープンいたしましたので、その年の11月にですね、この技能五輪とアビリンピックをSky Expoでやり、19、20とでやりましたが、2020年大会は、残念ながらですね、これは無観客ということでございました。

 その後ですね、去年2023年、4年、5年と、去年、今年、来年と決まっておりましたが、2026年もまた厚労省さんがAichi Sky Expoでやると決めていただきました。これで4年連続ということになります。

 何が違うかというとですね、去年は厚労省主催ということで、我々はPRだけ。今年と来年は共催ということなので、主催に入ってですね、開会式、閉会式など、にぎにぎしくやると。26年はまた、ちょっと私どもも、さすがに3年連続はちょっと付き合えないので、厚労省単独主催ということで。もちろんPRとかね、お手伝いは当然一生懸命応援させていただきますが。ということでございます。

 今まで、東京と地方でやっていたんでね、地方は公募でしたけど、大体、技能大会に興味・関心を持っているところが、多分30県ぐらい。大体1回りしたのでですね、もうなかなか各地で手を挙げるところはないということでございますが、いつも幕張メッセで、東京の場合やっていたんですが、どうもそこもですね、東京ビッグサイトはもう取れないと。予約でね、展示会で。なので、例の東京モーターショー、MOBILITY SHOWも、もう幕張に今年からね、行ったぐらいですけど。段々幕張もいっぱいになってきて、もう多分この規模のものが全館貸切りができないということなんでしょうかね。なので、私どものところに再来年も来ていただけるということで、これはウェルカムかなというふうに思っております。しっかりと応援をしていきたいと思います。

(3)フォーラムエイト・ラリージャパン2024 開催結果について

 続いてですね、「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」の開催結果でございます。

 先週末は大変忙しくてですね、この技能五輪全国大会がですね22から25まで。そして、ラリージャパン2024が21から24までですね、愛知県、岐阜県で開催されました。私もSky Expoと豊田と、あと、その間ずっと選挙もありましたのでですね、名古屋と知立とぐるぐるぐるぐる回っておりましたが、ラリージャパンでございます。

 愛知と岐阜で開催され、4日間の観戦者数は、リエゾンを含めて54万3,800人。メイン会場である豊田スタジアムには8万100人が訪れ、大いに盛り上がりました。

 私も、21日のオープニング、そして24日の表彰式と、豊田スタジアムを訪問いたしました。

 地元のトヨタ・ガズーレーシングが、15ポイント差を大逆転してマニュファクチャラーズの年間チャンピオンを獲得し、また、長久手出身の勝田貴元(かつたたかもと)選手が、パンクのアクシデントに見舞われる中でドライバー部門の4位に食い込むなど、大変盛り上がりました。

 来年は、11月6から9の開催でありまして、私も実行委員会名誉会長をお受けをしておりますので、引き続き大会をしっかりとPR、大会のPRなどで県の予算も提供しておりますが、引き続き様々にですね、交通関係も含めて、応援、サポートをし、盛り上げていきたいというふうに思っております。

 次のページにその結果が書いてありますので、また御覧をいただければというふうに思っております。

(4)未処理のサバフグの販売について

 続きましてですね、発表の前にちょっとたくさんございますが、これも昨日の夜中の23時、夜11時に記者発表した資料でございますが、改めて申し上げます。大変危険でございますのでね、これは注意喚起させていただきたいと思います。

 昨日、11月25日月曜午後4時頃、知多保健所に一般の方から、常滑市内の店舗、竹朝(たけあさ)ストアーで未処理のフグが売られている旨の情報が寄せられました。

 知多保健所が販売者に聞き取りをしたところ、当該施設において有毒部位を除去していない未処理のサバフグが販売されていたことが判明をいたしました。販売期間は、今月11日の月曜日と25日月曜日の2日間でありまして、販売数はそれぞれ約20匹の40匹でございました。この40匹のうち、約10匹の販売先が分かっておりません。

 ふぐの有毒部位を食べた場合、しびれや運動麻痺等の神経症状が現れる可能性がある他、重篤な場合には、呼吸停止により死亡することもあります。

 そのため、昨日、25日月曜日に当該事案について記者発表を行い、注意喚起をさせていただきました。夜中の23時ということでございましたが、これはですね、人の命に関わることでありますので、緊急でありましたが、発表いたしました。

 これまでに健康被害等の申出はありません。

 県民の皆様には、当該商品がお手元にある場合は、絶対に食べずに、販売者まで連絡をいただくようにお願いをさせていただきます。

 ということでございまして、大変、これは危険でございます。この3ページにあるようにですね、丸のまま、こうして売られていたということで。普通、スーパーであるのは、内臓取ってですよ、免許持って内臓を取って、身でね、半身で売っている場合は、これは問題ないんですね。これは鍋に入れたり何とかってありますけれども、内臓は非常に危険であります。非常というか、毒ですのでね。これをこういう形でですね、前、何年か前に蒲郡でこんな、ちょびっと間違って入っていたと、1匹入っていたというのがありましたけれども、こんなに大量に、どんと売られているというのは、これはですね、極めて悪質だと思いますのでですね、しっかり注意喚起をさせていただきたいと思いますし、やはりこれはそのまま捨ておけないのでですね、やはり警察関係者とも緊急にこれは連絡を取りましてね、その販売ルートですね、流通ルートを追っかけたいというふうに思っております。

 極めて悪質であります。販売者も、これも流通も、そしてこれを1匹1匹釣ったとは思えませんのでね。こんなん網で取っているのに決まっているのでですね、これを流通ルートに乗せるということは分かっていてやっているわけですから、非常にこれは悪質だというふうに思います。これはしっかりとですね調べていかなきゃいかんという事案だと思っております。

 なので、これは絶対に食べないようにしていただきたいということと、買った方はですね、お手元にある方は、もう直ちにですね御連絡をいただきたいと思います。

 ただ、生の魚なので、月曜日に買ったら、あんまり置いておきませんわな、普通。だから、非常に心配でございます。速やかにですね、これが分かった場合は、保健所及び地元の警察等にですね、また販売者でも結構ですから、どこでも、とにかくお申出をいただきたいということをお願いをしたいと思います。ということでございます。

(5)アジア競技大会及びアジアパラ競技大会を契機とした地域の取組を応援するロゴマーク「MOVE ON 2026」について

 (【知事会見】アジア競技大会及びアジアパラ競技大会を契機とした地域の取組を応援するロゴマーク「MOVE ON 2026」を制作しました! - アジア・アジアパラ競技大会推進局 - 愛知県)

 続きましてですね、それでは発表事項にまいりたいと思います。

 まずはですね、一つ目でございます。アジア競技大会及びアジアパラ競技大会を契機とした地域の取組を応援するロゴマーク「MOVE ON 2026(ムーブ オン にーぜろにーろく)」についてであります。

 愛知県と名古屋市は、2026年のアジア競技大会及びアジアパラ競技大会を契機とした地元企業や団体、個人による地域活性化につながる取組を応援するため、独自のロゴマーク「MOVE ON 2026」を制作しました。

 こちらがそのロゴマークでございます。「前進する」を意味する「MOVE ON」をキーワードとして、Aichiの「A」とNagoyaの「N」をモチーフとしております。大きく腕を振って走るシルエットをデザイン化することで、地域が一丸となって次のステージや未来に向かって前進する姿を表現をいたしております。

 「MOVE ON 2026」ということでございまして、こうしたロゴマークも使いましてね、「N」と「A」ですね。名古屋と愛知、「MOVE ON 2026」ということでございます。

 是非ね、多くの方に使っていただいて、また、この躍動感あふれるロゴマークでね、アジア大会、アジアパラ大会2026大会をですね、しっかりとPRをしていきたいというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。

 発表資料2ページを御覧ください。

 使用に当たり一定の制限がある大会公式エンブレムや大会名称とは異なり、今回のロゴマークは、愛知・名古屋2026大会の機運醸成や地域の活性化につながる取組であれば、営利・非営利を問わず、どなたでも無料で使用していただけます。

 例えば、地域における美化活動や地元商店街のPR活動、パラスポーツ体験会などのスポーツ活動におきまして、各種イベントちらしへの掲載や参加者が着用するユニホームやポロシャツへのプリント、地元企業への商品やパッケージの掲載など、幅広く使用していただくことを想定をしております。

 オリンピックと同じでね、大会のロゴマークというのは非常に制限というか、勝手に使っていただくわけにはいきませんので、なので、もう一つこれを、自由に使っていただけるものを今回作らせていただいたということでございます。是非多く使っていただきましてね、またPRをしていただけたら有り難いなというふうに思っております。ということでございます。

 大会公式エンブレムというのはですね、やっぱり大会スポンサー、自治体、報道機関などに限られております、ということでございますので、こちらをですね使っていただいて。

 東京オリンピックの場合もですね、「beyond 2020(ビヨンド にーぜろにーぜろ)」ってやつがありましたね。オリンピックのマーク使えませんのでね、「beyond 2020」というものをね使ってください、ということでございました。ラグビーワールドカップ2019のときもですね、ラグビーワールドカップというのは使えませんので、そうすると、「TRY FOR ALL(トライ フォー オール)」というのをですね使ったということがございました。ということでございましたので、今回、私どもこういったものを作らせていただいたということでございます。

(6)カリフォルニア大学バークレー校との覚書の締結について

 (【知事会見】カリフォルニア大学バークレー校との覚書の締結について - 愛知県)

 続きまして、2点目でございます。「カリフォルニア大学バークレー校との覚書の締結」について申し上げます。

 愛知県は、この度、アメリカ合衆国のカリフォルニア大学バークレー校と「スタートアップ支援における連携協力に関する覚書」を締結することになりました。

 このカリフォルニア大学は、1868年にカリフォルニア州によって創設された総合大学群でありまして、州内に、10か所に個々の総合大学や研究教育施設を持っております。

 中でも、バークレー校は最古の歴史を有しており、カリフォルニア大学の旗艦校に当たります。教育及び研究水準は極めて高く、イギリスの情報誌「タイムズ・ハイアー・エデュケーション」が発表した2025年版の世界大学ランキングでは第8位にランクしております。

 同校のアクセラレーターであるバークレー・スカイデックは、バークレー校が持つグローバルなネットワークを最大限に活用して、意欲あるスタートアップや事業化を目指す研究者を支援しており、アクセラレーターとして世界的に高い評価を得ております。

 今回の覚書締結の契機は、今年5月下旬に私がアメリカを訪問した際、世界最先端のスタートアップエコシステムを形成しているシリコンバレーを訪問させていただきました。その際にですね、カリフォルニア大学バークレー校のアクセラレーターであるバークレー・スカイデックとの連携を勧められたところでございます。

 これは具体的にいいますと、私がスタンフォード大学を訪問したときにね、日本語を、語学といいますかね、そういった日本をサポートしていただける、日本語に大変堪能な、また、こうしたイノベーションとかスタートアップを応援している教授さんで、ダッシャー教授っておられましてね。ダッシャーさんから、スタンフォードはなかなか、スタンフォードの前のパロアルトはシリコンバレーの頭脳そのものですから、そこは、そういう提携というのは特にやっていないけれども、バークレーがどうもそうしたところ、そういう気持ちがあるんじゃないかというようなことをちょっとサジェスチョンいただきましたので、早速ですね、6月に私どもの方からUCB、バークレーにね、お話しさせていただいたところですね、私どもの方からの具体的な提案をね、いろいろさせていただき、STATION Aiというのができますよと。こういったところでいろいろ提携したいんだと、バークレーのスカイデックとね、STATION Aiと。規模的にはこちらの方がずっと大きいので、どうですかと言ったところですね、日本には非常に関心があると。日本とは提携したいが、こうした具体的な提案があったのは初めてだということでありまして、もう直ちにですね、それは大変関心があるということで検討いただいて、11月ですから、5か月で協定を結ぶと、提携をするということに相なりまして、来週その責任者の方が日本に来られ、この名古屋、県庁に来られて協定にサインするという運びになりました。非常に速い動きだなというふうに思っております。

 バークレー・スカイデックとの連携につきまして協議を開始し、この度、「スタートアップ支援における連携協力に関する覚書」を締結する運びとなりましたと。バークレー・スカイデックが日本の自治体と連携するのは、これが初めてだと聞いております。

 この覚書締結に当たりまして、来月3日、バークレー・スカイデックの代表でありますキャロライン・ウィンネット氏が来県され、愛知県公館、知事公館でね、締結式を行う予定でございます。

 今回の覚書締結により、本県が連携しているスタートアップ支援機関や大学等は、これで9か国、22機関となります。

 この覚書締結を機に、本県のスタートアップのアメリカ進出や、バークレー・スカイデックが支援するスタートアップのSTATION Aiへの入居など、STATION Aiを核とした本県のスタートアップエコシステムの更なる発展につなげてまいります。

 ということで、資料がございます。

 カリフォルニア大学バークレー校。あっちはUC校。UCB、UCLA、UCSDとかですね、そうしたUCとつけて。一つ一つは大きいですけどね、一つ一つはやっぱり5万人ぐらいの大きな大学群でございますね。ということでございます。このバークレーのアクセラレーターということでございます。

 ちょうどサンフランシスコから橋を渡った向こう側、サンフランシスコ湾の向こう側がバークレーでございます。私も行ったことありますけど、大変きれいなキャンパスで、これがあの「いちご白書」のモデルかと思いまして。ちょっと古いけどね、ということでございます。

 内容はですね、2ページにありますが、愛知県のスタートアップのアメリカ合衆国進出に向けたプログラムの実施において連携をしていく。両者、アメリカ合衆国のスタートアップに愛知県のスタートアップエコシステムを紹介・周知するために連携をしていく。両者は、その他スタートアップエコシステム形成に関する事業で連携をしていくということでございます。

 ということで、下にカリフォルニア大学バークレー校の概要。タイムズ・ハイアー・エデュケーションで世界大学ランキング第8位ということでございます。

 それからですね、バークレー・スカイデックにつきましては、このビルの上の方ですね、この中にあるということでございます。ということで、しっかりと連携を進めていきたいというふうに思っております。

 これでアメリカの関係で、テキサス・オースティンのですね、テキサス大学オースティン校とはずーっとやって、もうこれで5年やっておりますが、さらにここにUCバークレーがですね加わっていただくということで、有り難いことでございます。

 既にSTATION Aiにはシンガポール国立大学のBLOCK71が入居しておりますし、清華大学とも連携しておりますが、清華大学もスタートアップをどんどん送り込んでいきたいと言っておりますので、これも楽しみにいたしております。

 ちなみにですね、これは調べていただければいいんでありますけれども、タイムズ・ハイアー・エデュケーションの世界大学ランキングでいくと、イギリスですが、1位がオックスフォードで、2位がMITで、3位がハーバード、(4位)プリンストン、(5位)ケンブリッジで、6位がスタンフォード、7位がカリフォルニア工科大学、8位がバークレーということになりますが、清華大学が12位で、NUSが17位で、東大が28位と。浙江(せっこう)大学は47位と、名古屋大学は201位から250位と、こういうふうになっております。まさに世界トップと言って過言ではないというふうに思います。

 彼らも、だてにといいますか、ただやみくもに、申し込まれたから提携するなんてことはするわけないのでですね、彼らもきちっと調べた上でですね、私どもSTATION Aiであればですね、日本の拠点として、アジアの拠点としてですね、提携するメリットがあるというふうに御判断いただいたんだろうと思っております。ですから、お互いにスタートアップを行き来しながらですね、お互いにレベルアップを図っていきたいというふうに思っておるところでございます。

 ということでございまして、具体的にはこれからさらに進めていきますが、2025年の新年度でですね、様々な事業展開、共同の事業展開をやっていければというふうに思っております。ということでございます。

 このキャロライン・ウィンネットさんというのは、2015年にですね、バークレー・スカイデックのエグゼクティブディレクターに就任をされておられます。自身も、スタートアップでのそうしたキャリアも持っており、連続起業家であり、エンジェル投資家であり、テクノロジー系スタートアップの顧問・取締役を務めておられる。自身もそういうまさに起業家であるということでありますし、元々は音楽家であり、プロのコンサートバイオリニストと。ですから、多彩な才能を持たれた方なんだなと思いますけどもね。来週ですね、3日にお会いするのを大変楽しみにいたしております。

(7)愛知県のインフルエンザの流行入りについて

 発表事項でございますが、さらに追加でですね、申し上げたいと思います。

 お手元に資料ありますが、これも先週の木曜日に発表済みでございますが、今日会見でありますので、改めてですね、インフルエンザについて申し上げたいと思います。

 先週11月21日木曜日、愛知県でインフルエンザが流行入りしたことを発表いたしました。改めて、私からも県民の皆様に注意喚起をさせていただきます。

 今年11月11日から17日までの第46週における県内のインフルエンザ患者の定点医療機関当たりの報告者数が4週連続で増加をし、1.49となって、流行入りの指標である1を上回ったことから、愛知県においてもインフルエンザの流行入りとなりました。

 インフルエンザは、一般的な風邪の症状に加え、突然38度以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛など、全身の症状が現れます。また、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんや脳症などを併発して重症化することもあるため、高齢者や小児では特に注意が必要であります。

 県民・事業者の皆様には、今後の流行に注意をしていただいて、手洗いや咳エチケットなど、基本的な感染対策を心掛けていただくようにお願いをいたします。

 また、ワクチンの接種を希望される方は、早めの接種をお願いいたします。

 愛知県では、今後も発生状況を注視し、定点医療機関当たりの報告数が10を上回った場合は注意報、30を上回った場合は警報を発令をして注意喚起をするなど、適時適切な情報提供に努めてまいります。

 また、新型コロナウイルスにつきましても、定点医療機関当たりの報告数が2.09人で、現在感染状況は落ち着いてはおりますが、今後、感染拡大が予想されます。本格的な冬のシーズンを迎えまして、インフルエンザと合わせて十分御注意をいただきますようにお願いをいたします。

 去年もそうですが、両方とも流行るということがちょっと危惧されますので、発熱等があった場合はですね、病院を訪問していただいてね、そして診療していただきたいということをお願いをさせていただきたいというふうに思っております。ということで、よろしくお願いをいたします。

 また資料等も改めてつけさせていただいております。

 コロナについては、もう本当に完全に第11波、夏の7月8月のは落ち着きましたが、昨年の状況を見ますと、昨年もね、11月の下旬ぐらいからぐっぐっぐっと上がってきておりまして、今年はまだ上がっておりませんので、でございますが、多分ですね、12月、年末年始でまた人が動きますので、そこから感染が拡大をするおそれがありますので、十分ですねお気をつけをいただきますようにお願いをしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは、とりあえず、まずは以上でございます。

2 質疑応答

(1)未処理のサバフグの販売について

【質問】 未処理のサバフグの販売についてお尋ねしたいんですが。

 知事も極めて悪質だとおっしゃっていますけれど、一部報道で、無許可で販売していたという話もあります。もちろん、その流通ルートを調べることが一番だと思うんですけれど、今後、この事業者、販売者への対応についてどのような感じで進めていきますか。

【知事】 これは、まず事実関係をねしっかり押さえた上でですね、当然、今言われたような、そういうフグの調理は免許がね、県の許可、免許が要ります。販売場所もそうだな、たしか。

【生活衛生部長】 魚介類販売業の許可が食品衛生法上。

【知事】 そちらの方か。

【生活衛生部長】 該当するかどうかです。

【知事】 それは事実関係をまず押さえた上で、そこは事実関係を押さえた上で、そこはやはりきちんとね、厳正に対処したいというふうに思っております。

 まずは、そのこととあわせて、これを買われた方に食べないようにという注意喚起を広くしたいと思います。

 内臓、触らなきゃですけど、魚をあれするのに、内臓をこう取りますわな、あれ。当然さばくときに。だから、そこが非常に心配ですね。なので、そこはもう手つけずにですね、すぐスーパーなり保健所、警察でも結構ですから、それは市役所でも、結構ですから、どこでも、とにかくお申出をいただきたい。そのことをまずお願いしたいと思います。

 あわせて、先ほど申し上げましたように、その事実関係ね、どういうルートで来たのか、それからまたそのお店は、そうした販売関係の販売者の方がそういった法令にのっとってちゃんとした許可、手続を経ていたのか。それはしっかりとね、事実関係を押さえていきたいと思っております。

【質問】 先ほどの未処理のフグの関係なんですけれども、県の聴取に対してはですね、販売した店舗の方は、これが販売してはいけないもの、危険なものということを認識した上で販売していたと言っているんでしょうか。それとも、分からずに売ってしまったのでしょうか。

【生活衛生部長】 フグを販売しているって認識しています。

【知事】 認識はしているんだね。

【記者】 つまり、本来は売ってはいけないものだということは認識しているということなんですね。

【生活衛生部長】 はい。毒性が低いフグっていうのは分かっているので、まあそういうところだと思います。

【記者】 つまり、その毒性が低いので、重大なことにはならないだろうということですか。

【生活衛生部長】 そこも含めて調査中。

【知事】 はい。ということです。

【記者】 ありがとうございます。

(2)名古屋市長選挙の結果について

【質問】 先だっての日曜日の選挙ですけど、名古屋市長選挙。知事コメントの方いただきましてありがとうございます。

 今回知事は、大塚さんを支援していらっしゃるということは前からおっしゃっていました。その敗因、ないしは広沢さんの裏返せば勝因、また、この名古屋市長選全般を見て知事の御所感等ありましたら、教えていただければと思います。

【知事】 所感というのは特にありませんが、昨日ですね、午後。日曜日の夜中の選挙でしたからね、投開票の結果が出た選挙でありましたのでですね、というのと、昨日は、先ほど申し上げたように午前10時から(午後)1時までずっと、技能五輪全国大会の閉会式でおりましたので、それでようやくこちらに帰ってきたのが2時という感じでありましたから、コメントを用意して、午後2時だったかな、コメントを出させていただきました。

 お配りしたコメントのとおりでありますが、まず、広沢さんの当選をお喜び申し上げます。おめでとうございます。というふうに申し上げた上でね、選挙で掲げられた公約や訴えられた政策の実現に向けてしっかりと取り組んでいただくことを期待をいたします。名古屋市政の発展と住民福祉の向上に向けて頑張ってください、ということを申し上げました。

 今後ともね、名古屋市とは、2026年の愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会始め、社会インフラの整備、リニアもやってきますしね。インフラ整備や教育、医療、福祉などね、様々な行政課題に、これまでも連携して取り組んできましたが、これからも連携をしてそこは取り組んでいきたいということを申し上げたところでございます。そこはしっかりとやっていければというふうに思っております。行政についてはね、ということでございますし。

 それと、選挙戦につきましてはね、私は大塚さんをね一生懸命応援させていただきました。私を支援していただいている様々な団体、そしてまた各政党と一緒にね取り組ませていただきましたが、残念ながらね、大塚さんは当選ということにはなりませんでした。ただ、応援していただいた皆様には心から感謝を申し上げたいというふうに思っております。

 なお、この選挙戦がどうだったかということについてはですね、済んだことをね言っても仕方ありませんので、そこは、コメントは特にありません。控えるというよりは、特にありませんということかなと思っております。

 なお、投票率は、前回よりも2.5パーセント下がっているんですかね。だから、そんな盛り上がった選挙ではなかったかなという感じはいたしますけれどもね。それの1週間前の兵庫の選挙が非常に劇場型で大盛り上がりだったので、何か気が抜けたような感じがあったのかもしれませんけれどもね。そういうネットの世界などもね。なかなか毎週毎週やれっていうのはみんな疲れちゃうんでしょうなやっぱり。何となしに、この投票率見ればね、そこは明らかではないかなという感じはしますね。

 だから、一方で、同じ日に行われた、規模は大分小っちゃいですけどね、知立の市長選挙は、前回よりも投票率が10ポイント上がったんですかな。確かに、ああいう小っちゃい町では確かに結構激戦だったので、そうなると投票率がぐっと上がるということかなというふうに思いますね。

 名古屋は39.63でありますから、40パーセントを切ったと。あれだけね、メディアの皆さんがあれだけわーっと書いて40パーセントいかなかったということなので、結果、市民・有権者の皆さんは結構冷めとったということなのかなという感じはしましたですね。ということでございます。

【質問】 今のところと重なってしまうんですけれども、告示日などに知事、県と市が一緒にやるには大塚さんしかいないというようなことをおっしゃっていたと思うんですが、今回の広沢さんになったことを受けて、ちょっと改めてコメントをお願いしたいです。

【知事】 いや、それは変わりません。先ほど申し上げたとおりでございます。

【記者】 広沢さんになったことで、県と市の関係は今後どのようになっていくとお考えですか。

【知事】 いや、別に変わらないと思う。行政ですからね。行政の課題はやっていくということではないでしょうか。と思っております。

 河村氏の時もですね、河村氏の場合は、ああいう署名の偽造・捏造を仕掛けた方ですからね。でもって、10人逮捕されて、3人懲役刑で、先週確定しましたね。田中被告の懲役刑もね。それを説明をしない。だから、高須(たかす)クリニックの高須克弥(かつや)院長さんもね、自分で頼むと言っておいてね、おまえが勝手にやったと、こういううそをつくやつは許せないと、絶交だと、こういうふうに高須さんも言っておられますね。

 ですから、そういう意味では、そういう方とはちょっと。反省もないということですから、そういう方とちょっと話は私はちょっとできませんのでね、あれですけど。それでも、名古屋市とはね、名古屋市議会は私の仲間が大半でありますから、そういう意味では、これまでもね、行政としての名古屋市さんには大変いろんなことで協力をしていただいてきましたね。そこに河村さんが関与したのかどうか、それは知りませんけれども。

 例えば、STATION Aiを建設することについてもね、大変名古屋市には応援をしていただいたと。様々な許認可等ありますからね。ということもありますし、ジブリパークをオープンしても、名古屋市から是非使わせてくれと、ジブリパークと名古屋城が一枚セットになった観光ポスターもね、上にジブリパークがあって下に名古屋城もあるよと、一緒に来てねというポスターを作りたいと言うから、いいよいいよ、どうぞどうぞと。そこはしっかりね、PRしましょうということとかね、ずっとやっておりますし。来年もうできます、日本一、アジアナンバーワンのIGアリーナもね、あれも名城公園の中ですからね。もちろん、今の愛知県体育館も、あれは二の丸なんで、あれを移転するということもありましたけれども、大変そこは協力をいただいておりますから、そういう意味ではね、行政レベルでは、基本、今までも何ら不都合も感じておりませんでしたので、それは引き続き淡々と、粛々とやっていくということかなというふうに思いますね。

 ただ、そういう意味からいたしますとね、私ども県との関係はそういうことで、淡々、粛々と、これまでもねやってきました。河村氏自体があんまり行政に興味なかったっていうのもありましたけどね。あんまり興味なかったっていうのもありましたけれども、そこは淡々、粛々とやってきたということだと思います。

 ただ、名古屋市が本来やらなきゃいけない仕事ね、等々についてはですよ、私は、やっぱりリニアがやってきますから、名古屋駅界隈のね、やはり再開発とかまちづくり。それと、そちらをやるんであれば、あわせてというか、もっと、もっと先に進めてね、この栄のね、栄地区の再開発なり、まちづくり、にぎわいづくりというのは、やっぱりこれは名古屋市さんの仕事なんで、それはやはりもっともっとしっかりとやっていただきたいなというふうには思いますね。

 なので、そこはどなたも言われることかと思いますが、体制が変わったことを機にね、そこはやっぱりしっかりとやっていただかなきゃいかんのじゃないかなというふうには思いますね。そこがどうなるかは、それは分かりません。市長が変わったからといって、すぐ変われるようなもんじゃありませんからね、それは市役所全体でどういうふうに取り組んでいくか。そこのところは、むしろしっかりやってほしいなというふうには思っております。

 あと、いろいろ争点になって、減税の話は、それはこれから議会とよく議論されるんだろうと思いますが。名古屋城の話も、もう論点は出尽くしていますからね。何でこの5年も6年も名古屋城の話が一切進んでいないか。それはもう論点は出尽くしているので、やっぱり法律のね、やっぱり文化財としての許可が必要ということであれば、文化庁とやっぱりしっかりと、その法令にのっとってですよ、専門家の皆さんのね議論に耐えられる議論をしなきゃいけませんわな。いわゆる国の特別史跡になっているのは石垣ですからね。あの石垣が国宝なので、あの石垣をどう保存するかということについて文化財の専門家が納得していないということなので、動かない。そこは納得してもらえるように、調査をしてやらなきゃいけませんねという話と、あとはバリアフリーですからね。障害者団体の皆さんの合意がなければ、それは、何年いっても動かないと。ましてや、去年ね、ああいう差別発言事案があったわけでね、その検証がまだやっているところですよね。とりあえず報告書は出ても、まだ引き続きまたパワハラ云々ね、河村さんが市長のときのパワハラがあったんじゃないかっていうやつを今調査はしているわけでしょ。そういったことも含め、それととにかくそのバリアフリーをどう実現する、そこが話がつかなければ、それは、日本は法治国家なのでですよ、法律に基づいた手順を踏んでいかなければ、それは許可は出ないという、ただそれだけのことですよね。

 そこは、我々がね、端でとやかく言う話じゃないでしょうけど、事業主体者である名古屋市がね、誠実に事実関係を述べて、そして話をしていくということに尽きるのではないかなというふうに思いますね。

 ですから、そういったもろもろのことは、もう市長選挙というよりも、その前からもう論点は出尽くしているので、そこは論点をずらすとかそらすとかいうことではなくてね、ずらしてもそらしても、だからそんなことやっていると進まないだけですよ。進まないだけですよ、別に物事自体は変わらないのでね、物事そのものは。

 なので、そこをしっかり、論点をずらす、そらすんじゃない、真正面から捉えて、しっかりとそれを解決していくことをやらなければ動かないということだけかなと思いますけど、そこはしっかりとやっていただければいいんじゃないでしょうか。

 なので、私何年か、もう5年前ですよね、指摘しましたけど、もう木材買っちゃったんですよね。100億円でね。保管料1億円といいますけど、その間、どんどん木材は劣化していきますからね。どうするんでしょうかね、というふうに思いますけどもね。そういう事実関係はやはり私申し上げているつもりだけどな。しっかりと事実関係を押さえた上でね、やっていかなければいけないことですよね、ということは申し上げたいなと思いますね。

 以上です。

【質問】 先ほど知事のお話で、今、名古屋市議会では、知事と良好な関係な市議会議員の方が大半を占めているというお話ありましたが、その中で、広沢新市長と議会の向き合いとして、広沢さんに何か要望することはありますか。議会に対して、このように向き合ってほしいというような知事からの要望というのはありますでしょうか。

【知事】 特にありません。

 議会も、日本の場合はね、国の場合は議員内閣制ですからね。衆議院で多数を取ったところが内閣を組織をして、行政と一体となって、政治、行政を運営していくということですけれども。地方自治体は、こちらは二元代表制ですから。やはり首長と別の選挙で選ばれた議会とがやはり常に緊張関係を持って議論をしてやっていくということでありますので、その議論をね、議論をやはり真摯にやっていただくということではないでしょうか。

 なので、名古屋市議会の場合は、非常に会派が多いのでですよ、非常に多様な意見が出てこられるんだろうと思いますので、より、やはりそこは、何ていいますかね、丁寧なね、様々な観点、論点からの丁寧な議論はね、やっぱり必要ではないか。それはどこの議会でも一緒ですけどね。なので、そこはきっちりやっていただきたい。

 その際に、先ほども私申し上げましたよね。論点はもう決まっているわけだから、その論点をそらしたりずらしたりするんじゃなくて、論点を真正面から捉えてきちっと。何か、ああ言ったからこう言うとか、言葉尻をとらまえたからこう言うとかね、何か論点をそらしたりずらしたり、そんなことしてもね、物事は変わらないわけですよ。変わらない。名古屋城の石垣は変わらないわけですよ、どんな議論したところで。もう400年前からあって、空襲受けて、被害を受けていて大分劣化していると。そうしたものをどういうふうに保存していくのかと。あのケーソン(基礎)の中というか、ケーソンのところにある穴蔵石垣をね、中のやつが、本当に調査していないわけですよ。そうしたことをどうしていくのかと、それは文化庁から言われているわけですね。それをちゃんと調査して、保存計画出してねと。それの調査をしていないわけですよ。それでやるやるって言ったって、それはできませんわな。

 だから、もう論点をそらす、ずらすんじゃなくて、しっかりと真正面からとらまえて、きちっとキャッチボールをしてね、やっていただきたいなというふうに思いますね。

 だから何て言うんでしょうね、やっぱりお互いを悪く言ったり、あれがこうで何とかとか、そういうことはもうあれじゃないでしょうか。市民・有権者の皆さんはちょっと辟易としているんじゃないでしょうかね。だから、そこはもう紳士にね、シンシというのは、紳士的にという意味ですけどね。紳士にやはり大人の対応でね、やはりきっちり冷静な議論をね積み重ねて、しっかりキャッチボールをしてね、その上で、いいものはいい、正すものは正す、という形でやっていかれるべきではないかなというふうに思います。

 議会の皆さんはそういうことだと思いますよ。議会の皆さんはね、各会派、名古屋市会は基本5会派ですか。ですから、自民、公明、民主の会派と共産党さんと、そして減税日本の会派、5会派ですけど。基本、広沢氏にとっての与党会派って減税の会派で、今何人だ、9人でしたかな。10人いないわけですよね。なので、そうなると、その残りの会派の4会派の皆さんと話がつかなかったら物事は通りませんのでね。そこはしっかりと、論点をそらす、ずらす、そらしたりずらすんではなくて、しっかりと真正面からとらまえてね、冷静にね、そしてまたしっかりした議論をしていただいて、話合いの中でね、市民のために有益な解決方策を見つけてほしいというふうに思っています。

【質問】 今回の名古屋市長選では、大塚さんの政策に対するデマがネット上に出ていたことで、大塚さんやその関係者が火消しに追われた場面も多々あったかと思います。

 他の地域の選挙でもそういうような問題が起きていて、こういったことに対する知事の今の御所感というかお考えだったりとか、あるいは何か対策等を考えていらっしゃることがありましたら、教えてください。

【知事】 その状況、私もね、何ていいますかね、大塚さんの陣営がそうした形での対応に追われているというのは拝見してましたので、いや、ひどいもんだなというふうに思っておりましてね。正直、憤りを感じましたね。

 選挙戦でね、民主主義の基本である選挙戦において、そういう嘘とかデマがね、どんどんばらまかれるというのは、これは何とかしなきゃいけないというふうに思いますね。

 ああいう形で、SNSでたくさんのフォロワーが来た方はあれですよね、特典があるわけですよね。だから、嘘とかデマを流してバズったもん勝ちというのは、やっぱり何とかしなきゃいかんのじゃないでしょうかね、これは。

 だから、今年になって頻発していますよね。今年4月の東京15区の衆議院補欠選挙ですか。あれは3人逮捕されちゃいましたけどね、あの方々もそれですよね。候補者の街宣車を追いまくったやつをライブ中継してですよ、フォロワーを稼いでいたわけでしょ。これはとんでもないことですよね。

 それと7月の東京都知事選挙ね。そして、またこの秋の衆議院選挙、そしてまた兵庫が典型でしょうけど。そういった形っていうのは、僕はやっぱり選挙の期間どう考えるんですかね、というのは、やっぱりこれは法律の話になりますからね、やっぱり国会で国会議員さんで十分、各政党でね、議論をしていただかないといかんのじゃないかなというふうに思います。

 現にそういう事実が発生しているわけですから。ああいう形で大塚さんの陣営がね、嘘とかデマでね、どんどん拡散されて、それに対する対抗手段を講じるのに相当な精力を割かれるということについてはですよ、大変な憤りも感じますし、こうした形が続いていくというのは大変憂慮すべき事態だというふうに思いますね。だから、何らかの対策が必要じゃないでしょうかね。

 それはしかし、別にここだけの話じゃなくて。それは、東京とか兵庫で今年起こったことはもっとすさまじいことでしたから。そこをもっとやはり多くの皆さんにね、というのは、特に国会で、各政党でというか、国会でやっぱりしっかりそこは議論をしてね、やはり対策を講じていただきたいなと思いますね。

 ですから、東京で、7月、ある特定の方が、候補者を何人も立てておいてですよ、掲示版を何かコマーシャルに使っているわけでしょ。とても見るに堪えないようなポスターを貼った陣営だとかですよ、あんなことをやられるというのは、本当にあれですよね、選挙を本当に冒涜していますよね。

 だから、何らかのことをやるということは、早くやっていただかないと。年がら年中選挙ありますからね。年が明けたら、来年こそ、6月に東京都議会議員選挙、7月にね参議院選挙があるわけですので、そこはやっぱり何らかの対応というのは求められているんじゃないでしょうか。大変、私は、だからそういう意味では、憂慮すべき事態だと思っています。

【質問】 ちょっと最初の質問と重なってしまう部分もあるんですが、市長選に関して、13万票という大差がついたことについてどのようにお考えでしょうか。

【知事】 いや、それは特にコメントはありません。

【記者】 あと、先ほど、市と県の関係で、議会とはという話を伺ったんですけれども、トップ同士の話合いというのはしやすくなるんでしょうか。

【知事】 いや、それも特にコメントはありません。

 行政ですから、別に、名古屋市長さんでも豊橋の市長さんでも岡崎の市長さんでも知立の市長さんでも一宮の市長さんでも、それは、市長さんとは行政のね関係ですから。それは、何ていいますかね、そこはやはり対等にね、しっかりと話合いをしていくということではないでしょうか。それ以上でも以下でもないと思います。

【記者】 広沢さんは、以前県議をやられていたりとか、あと副市長もやられていたと思うんですが、最後に会ったとか会話をしたのって、いつぐらいのタイミングになるんでしょうか。

【知事】 最近はお話はあんまりしていないですね。副市長のときに、いろんなそういう、何でしょう、会合とかね、行事とかに出たときに、代理でね、来られたときに何回かお会いしますわね。それはね。そのときが最後ぐらいじゃないでしょうか。よもやま話しかしませんけどね、それは。

【記者】 もし、そのときの広沢さんの人柄としての印象とかが、何かもしあれば、ちょっと伺いできればと思うんですが。

【知事】 いや。それは皆さん取材しているから御案内のとおりじゃないでしょうか。

【記者】 市長に就任されて何か、御挨拶とか何か、そのあたり、今後お会いする予定とかって決まっているんでしょうか。

【知事】 はい。近々来られると思います。

3 知事発言

(1)愛知県のインフルエンザの流行入りについて

 すみませんね、インフルエンザの流行入りですので、お気をつけくださいということでございます。

 インフルエンザの流行入りです。感染防止対策の徹底を、と。症状がある場合は、マスクの着用を、石けん等の手洗いで、適度な湿度と換気。インフルエンザワクチンを希望の方は早めの接種をお願いをいたします。

 私もですね、インフルエンザワクチンの接種は2週間前に済ませております。

 ということで、よろしくお願いいたします。

 インフルエンザワクチン、コロナのワクチンより痛いよな、あれ。何か2日ぐらいこりこりっとするくらい。皆さんはお若いから、どうってことないのかもしらんけど。

 はい、ではどうもありがとうございました。