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2025年4月22日(火曜日)午前10時
1 知事発言
おはようございます。本日はですね、4月の22日火曜日でございます。午前10時、定例会見を始めさせていただきます。
(1)知事の米国渡航の成果について
それではですね、資料でございますが、まずはですね、発表事項の前に、今回、4月の7日から17日までの、先週木曜日の夜帰ってきましたが、アメリカ渡航につきまして御報告をさせていただきます。
毎日、時差の関係がありますから翌日になっておりますけれども、その日その日のですね、それぞれの日の活動報告をですね、随時させていただいておりますが、改めてまとめてさせていただきます。ちょっとネットでも流しておりますので、ちょっとお付き合いのほど、よろしくお願いを申し上げます。
まずはですね、日にちを追ってお手元の資料を整理しておりますので、その日にちを追って、順を追ってお話をいたします。
まず、ワシントンDCは、4月の7・8・9、月火水行ってまいりました。
まず、7日月曜日からですけれども、私からは、共和党の上院議員、下院議員、補佐官、そしてテキサス州アボット知事など16名と面談をし、アメリカにとっても自由貿易が重要であるということ。そして、日本企業が対米投資や雇用創出によりアメリカ経済に世界で最も貢献をしており、本県企業を始め日本企業は米国経済の発展に大きく貢献していることを強く申し上げてまいりました。その上で、こうした良好な日米経済関係をですね、日米同盟とともにですね、将来、未来に向かって発展をさせていこうという話を申し上げたということでございます。
まずは、ミズーリ州選出のエリック・シュミット上院議員の補佐官からは、これからも対話を続け、今後、この関税措置がどう展開していくかを考えていく必要があるという発言をいただきました。
続いて、アラバマ州選出のトミー・タバービル上院議員からは、こうした会談ができたことは非常に良いことであり、大統領やホワイトハウスにも情報共有したいということでございまして。
この写真、一番右の上が、これ順番になっておりましてね、右左、真ん中、下と。これ、上院議員、下院議員に、本人にお会いした6人の方でございます。一番左上(記者席から見て左上)がタバービル議員でございます。
それから、その左側(記者席から見て右側)がケンタッキー選出のミッチ・マコーネル上院議員でございまして、私は、これで実に3度目の面談、会談ということでございます。「関税措置に関しては大村知事と同じであり、私自身も関税措置の支持者であったことは一度もない。」と。「大統領には、立法府を通さずに関税措置を決める裁量はあるけれども、こうした関税措置は米国内の海外からの多くの投資には逆効果だ。」ということで賛同いただきまして。マコーネル議員は、「はっきりと反対だ。」と、「今回の関税措置は反対である。」と。「私どもは真っ先に反対だと言った。」と。「それについて、段々そうした、私の意見の賛同者が増えてきている。」と。「今はなかなか表に立っては言いにくい面々も多いだろうとは思うけれども、増えてきている。」という発言をいただきました。「これからもそれは言っていく。」ということを言っていただきました。
続いてですね、その日はですね。7日月曜日夜、アメリカ大リーグ、ワシントン・ナショナルズが日本文化を祝うために、ちょうどワシントン桜まつりの時なんでね、祝うために開催したJapanese Heritage Day(ジャパニーズ ヘリテージ デイ)に参加をし、ナショナルズとロサンゼルス・ドジャースとの公式試合で始球式を務めさせていただきました。
こちらに展示しているボールが、その時に始球式で私が投げたボールでございまして、その時にキャッチャー役をやっていただいたセンターのレギュラーのですね、ジェイコブ・ヤング選手のですね、サインもいただく。そういう流儀ということでございます。ということで、いただいてまいりました、ということでございます。
それからですね、これが、その時に球団からいただいたユニフォームでございます。
ちょっと前へ出た方が。
これ、ナショナルズ、ユニフォームは差し上げますよということで、背番号何番がいいですかという話で、11番と。11番をね、いただきました。
これはですね、ナショナルズはドラゴンズの小笠原投手がね、所属している球団でありまして、小笠原投手がドラゴンズ時代に11番をつけていたので、11をという。今、ナショナルズでは16番をつけていますけどね。本当は、Japanese Heritage Dayなので、本当は始球式で投げた後で小笠原投手に頑張ってねと言って握手をする予定でしたが、残念ながらマイナーで、この時にはおられなかったので、それが心残りでございますが。ということでございまして、ちゃんといい球がいって良かったなと思っておりますけど、有り難いことでございます。
続きましてですね、4月の8日火曜日ですが、テネシー選出のウィリアム・ハガティ上院議員と面談をいたしました。
ここ、6度目って、違うんだけどね、これ。もっともっといっぱい会っているのでですね、ちょっと回数が違っていますが、駐日大使をね、3年間やっておられましたので、私何回行ったかな。だから、もう都合10回ぐらい会っていると思いますけれども、ハガティさんとね、今回もお会いさせていただきました。上院議員になってからは2回目ということでございます。「こうした協議の一番手には日本がおり、協議が前進していくことを期待している。」との発言がありまして、「協力を惜しまない。」という発言もありました。
それから、この真ん中の左(記者席から見て右側)が、ノースカロライナ選出のテッド・バッド上院議員からは、「日米関係は第一の優先事項である。」と。「トランプ大統領もルビオ国務長官も日米同盟の重要性に言及している。」というふうに発言をしております。
そして、テキサス選出のテッド・クルーズ上院議員の補佐官からは、「クルーズ上院議員はホワイトハウスに対して、相互関税は理解できるが、包括的に一律の関税をかけることは適切ではないとの考えを伝え、関税が下がり、自由貿易ができるように関与している。」というふうに発言をしております。
また、ケンタッキー選出のアンディ・バー下院議員の補佐官からは、「関税措置に対して協議をするに当たり、日本は最も優先順位が高い。」と。「バー議員もケンタッキーと日本との関係は非常に重要であると認識をしており、ホワイトハウスも同じような認識を持っている。我々もできる限りの支援をしたいと考えており、ホワイトハウス、立法府に対して働き掛けをしていきたい。」という発言をいただきました。
水曜日、9日ですが、ウエストバージニア選出のシェリー・ムーア・キャピト上院議員の補佐官からは、「トヨタ自動車の工場があることでウエストバージニアの経済への貢献は理解している。」という発言がありました。
続いて、インディアナのですねマーク・メスマー下院議員からは、「大村知事の懸念を共有している。アメリカは日本からの大きな投資を受けており、特に愛知県企業は素晴らしいパートナーで、このような関係を失うことは望んでいない。アメリカ政府と懸念を共有したい。大村知事のリーダーシップに感謝するとともに、これからも両国がコラボレーションを続けられるように支援をしたい。」という賛同をいただいた。これ、メスマー議員はこちらの右下(記者席から見て左下)でございますね。
山田重夫(やまだ しげお)駐米日本国大使との面談も行いました。私からも同様の発言をさせていただいたところですね、山田大使からは、米国政府の動向を中心に現地情勢について説明があったということです。
それからさらにですね、連邦議会議員、ケンタッキー選出のハル・ロジャース下院議員からは、「トヨタ自動車のような企業が州内にあることはとても恵まれており、企業も慈善活動に熱心である。」と。「労働環境も良く、州経済の強化にも貢献してくれている。大村知事と相互に協力することにより、愛知県とケンタッキー州が更に成長し、繁栄することを願っている。」という発言がありました。この一番左下(記者席から見て右下)ということでございます。
以上、ワシントンでございまして。
その後ですね、テキサスに参りまして、オースティンで、4月10日木曜日はソニア・ファイゲンバウム テキサス大学オースティン校副学長との面談を行いました。ファイゲンバウム副学長とは5回目の面談になります。私からは、STATION Aiのオープニングセレモニーへの御出席の感謝を伝え、2018年以降連携してきたことについて、引き続き協力を依頼をいたしました。また、2024年10月の面談時に、テキサス大学オースティン校のスタートアップ支援担当者がSTATION Aiに滞在し、入居スタートアップへ知見を有するオフィスアワーについて提案がありました。私から、来年開催予定のTechGALA Japan(テックガラ ジャパン)のタイミングでオフィスアワーの実施、講演への御登壇を提案いたしました。ファイゲンバウム副学長からは、「TechGALA Japanのタイミングに合わせて、STATION Aiでのオフィスアワー、講演での登壇を是非実現したい。」という回答がありましたと。
続いてですね、テキサスで一番大事な会談でございますが、グレッグ・アボット テキサス州知事と面談をいたしました。この左の一番上(記者席から見て左上)ですね。これはテキサス州知事のガバナンスマンション、公邸ですね、で会談を行いました。自身、これで6度目の会談と。2016年4月が初めてですが、9年で6度目の会談ということになります。
私から、「テキサスにはトヨタを始め31社の愛知県企業が進出をし、地域の雇用に貢献している。」と。そういう中でですね、「自動車と自動車部品の関税については、日米の経済関係に大きな影響を及ぼすおそれがある。」という発言をいたしました。アボット知事からは、「テキサス州政府による引き続きのサポートについては安心をしてもらいたい。愛知県の企業は国際的な貿易パートナーの重要な相手方であり、愛知県を始め日本の企業が活発に米国で投資を行っている。私はアメリカにとって自由貿易は極めて重要であると考えており、アメリカ政府は公平な貿易を求めていると考えている。テキサス州知事として、大村知事が行っている全ての取組に感謝し、これからも是非協力をしていきたい。」と感謝の意を伝えられました。私から、「共和党のリーダーであるアボット知事からも、大統領やホワイトハウスに対し、日米が良好な経済関係を構築し、ひいては日米同盟が更に発展するようアドバイスをお願いをしたい。」と発言をいたしました。アボット知事からは、「トランプ政権と緊密なつながりを持つ連邦議員に働き掛けを行う大村知事の戦略は適切である。現在のアメリカ政府の目標の一つとして、アメリカに製造業を取り戻すことが挙げられる。愛知県を始め日本の企業が取り組んでいるプロジェクトはトランプ大統領が求めていることに合致する。」という賛同をいただきました。
アボット知事は、アメリカ共和党の大重鎮でありますから、トランプ大統領本人に直接物が言える数少ないアメリカの政治家の一人でありますので、そうした面でのですね、アドバイス、発言をですね、お願いをしたということでございます。
そして続いてですね、ヒュー・フォレスト SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)社の社長との面談ということで、もうこれで3回目の面談になりますが、毎年毎年です。これはSTATION Aiのオープニングセレモニーにですね、フォレスト社長からビデオメッセージをいただいたことに対する謝意を申し上げ、また、2月のTechGALA Japanについてもですね、説明をさせていただいて、是非来年開催予定のTechGALA Japan 2026に来ていただきたいということもですね、そして、基調講演などのセッションの登壇もお願いをいたしました。フォレスト社長からは、「是非実現をしたいというふうに思う。」という心強い発言をいただいたということでございます。
それから、テキサス大学システム総長等との面談でございますが、愛知県と連携するUTオースティン始めですね、その傘下に9つの大学があり、MDアンダーソン始め、そうした医療センターも持っている巨大な連合体がテキサス大学システムでございます。そのトップであるミリケン総長始め、副総長、また、スタートアップ支援機関の代表、起業家の皆さんと面談をさせていただきました。
STATION Ai等についての発言をさせていただき、ミリケン総長からもですね、「MDアンダーソンがんセンターとの連携も素晴らしい。」と。また、UTサンアントニオにも医学部があって、医療分野でも優れた研究が行われているという紹介もいただきました。私からも、「さらにSTATION Aiはアジアのハブを目指している。」と。「引き続きテキサス大学システムとの交流、連携を進めていきたい。」ということを申し上げさせていただきました。
そして、サンアントニオに参りまして、11日金曜日、ニーレンバーグ サンアントニオ市長と面談をいたしました。実に、これで5回目の面談ということでございます。同じように、テキサスに31の愛知県企業の進出、雇用への貢献といったこと、日米経済関係の関税措置への懸念、そうしたことについてのお話もさせていただきました。この写真でいくと、一番左の上ですね。左上(記者席から見て右上)でございます。
ニーレンバーグ市長からもですね、「知事が訪米し、連邦議員に働き掛けを行うことは重要である。」と。「私自身も関税の問題については懸念を抱いており、自由貿易の重要性について声を上げてきた。」と。「今後とも愛知県との良好な関係を継続したい。」という発言とともに、サンアントニオ市の名誉市長の証書もいただいたということでございます。
続いて、トヨタサンアントニオ工場の訪問もいたしました。これは、9年前、2016年年に視察をいたしておりますので、それ以来ということでございます。
それからですね、真ん中の右(記者席から見て左)でありますが、日系の方ですけどね、ピーター・サカイベアー郡長官と面談をいたしました。これはアメリカの制度なので、幾つかの地域が、あの地域はベアー郡といいますが、その中に、一つにサンアントニオ市とかそういったものがあるということでございます。
私からはこれまでの両県州の交流事業について説明をし、先月、3月にね、愛知県の高校生訪問団をベアー郡庁の方が温かく迎え入れてくれたことに感謝の意を伝えたということでございます。サカイ長官からはですね、「愛知県との間には強い絆がある。」と。「高校生の相互派遣について意見交換を行ったが、引き続きこうした青少年育成、教育、文化交流を進めていきたい。」ということでございました。また、サカイ長官から、ベアー郡の名誉長官に任命する証書もいただいたということでございます。
続いてですね、ヘンリー・シスネロス 白根直子(しらね なおこ)記念財団会長と面談をいたしました。テキサス州との交流事業について私から説明をいたしました。また、この記念財団、3月、高校生が訪問した時に記念財団の皆さんに大変お世話になったことにお礼を申し上げました。また、同じように日米の経済関係の話もさせていただきました。シスネロスさんというのは、かつて、もう大分前、30年前ですかね、クリントン政権で住宅都市庁の長官、閣僚をやられた方、その前にサンアントニオの市長をやられていた。彼は民主党でありますけれども、当時、ホープと言われた方でございまして、大変ね、親日の方でございます。ということでですね、シスネロスさんからは、「日本はあらゆるリソースと時間を使い我々と友好関係を深めており、今後協議をする上で友好関係が安定した基盤になる。」という発言をいただいたということでございます。
それからですね、その後ヒューストンに参りまして、MDアンダーソンがんセンターを訪問し、引き続き連携を進めていくことを話をさせていただきました。
その後、15日ダラスに参りまして、リチャード・ベンソン テキサス大学ダラス校学長と面談をさせていただきました。ベンソン学長からは、UTダラスの概要について説明を受け、私からは、STATION Aiについて報告をさせていただきました。この4月の上旬にですね、このUTダラスと名城大学が連携協定を結んでおります。そんなことも申し上げさせていただいたということでございます。
それから、ジョン・マンズ プレイノ市長と面談をいたしまして、3度目の面談。この真ん中の左(記者席から見て右側)ですね、真ん中の、私の隣の方がマンズ・プレイノ市長でございます。トヨタの北米本社があるところでございます。
市長さんからは、「プレイノ市は愛知県企業に対して成功するための全面的な支援を提供したい。」と。「これからも継続したサポートを行っていく。」ということを言っていただきました。
プレイノは、ダラス北方の近郊のところでありますが、トヨタ北米本社があり、NTTデータの北米本社があり、また、あとですね、いろんな企業の本社がつながっている。ピザハットの本社があり、最近では、ケンタッキーフライドチキンの本社がケンタッキー州からこちらに、このプレイノに移ってきたということで、現地では、これ、名前がテキサスフライドチキンに変わるんではないかという話もありましたけれどもですね、大変盛り上がっていると。そこにまた、すぐ目の前にですね、トヨタ北米本社の前に都ホテルが今度できるということで、今建設中と。近鉄さんですよね。「楽しみだ。」とかいってみんな言っていましたね。何か、日本風の和風庭園を作ってどうのこうのといろいろ説明していただきましたが、「今度できたら、来て泊まってね。」と言われましたけども、多分そういう日本のビジネスマンの需要がたくさんあるんでしょうね。と思います。
それからですね、続いて、アダム・バザルドゥア ダラス臨時副市長さんと市会議員の皆さんとも面談をいたしました。去年11月に御訪問されて、この県庁で会っておりますので、2回目の面談になりましたが、バザルドゥアさんからはですね、「アメリカン航空、ダラス・フォートワース空港、中部国際空港株式会社等と議論をし、ダラスと中部空港の直行便をできたらいいですよね。」ということで、「しっかりサポートします。」という発言もいただきました。また、感謝状もいただいたということでございます。
それから、これがこの右の下(記者席から見て右下)ですね。
最後にですね、ジム・ロス アーリントン市長と面談をいたしました。今回の訪米の活動について申し上げ、ロス市長からは、「今後、更に愛知県との交流を深めていきたい。今年9月に日本を訪問する予定であり、是非訪問したい。」ということを言っていただきました。
このアーリントン市というところにですね、ダラス・カウボーイズの本拠地であるAT&T(エーティーアンドティー)スタジアムがありまして。8万人のドームスタジアムでね、その視察といいますかね、もさせていただきましたが、これは2009年にできたので、もう16年かな。まあすさまじいですね、やっぱりダラス・カウボーイズ。
今度、来年のサッカーワールドカップではですね、ここで9試合やると、準決勝までやるということで、一番たくさん。
ナゴヤドームと一緒かな。だからコンクリで、普段は人工芝でアメフトやっていますけれども、とかコンサートやりますが、サッカーはそういうわけにいかないので、天然芝を張ると。でやるということでございます。
あれですね、ラグビーワールドカップの時もそうですし、オリンピックもそうですし、FIFAのワールドカップもそうですが、こういうネーミングライツは駄目なので、その時は名前はダラススタジアムになるということで。要は、企業名入れちゃいけないわけだね。オフィシャルスポンサーがいるからね、それぞれ。ということでございました。
その隣に、同じエリアにですよ、このフットボールのAT&Tスタジアムがあり、ちょうどその時テキサスレンジャーズの試合、テキサスレンジャーズのその球場もですね、同じところにあるということでございます。すぐ隣でしたけどね、ということでございます。
最後、まとめとしてはですよ、今回、これはあれだね、あと写真は、これは御覧をいただいたということでございますので、始球式のやつ。
あとはね、こうした形で、山田大使と一緒に、ミャクミャクも連れてですね、万博のPRも行わせていただいたということでございます。
以上です。
ということで、以上ですね、結構ハードなスケジュールでありましたが、無事行ってまいりましたということで、ありがとうございました。また引き続きですね、しっかりやっていきたいと思います。
なお、こうしたこともありまして、今日午後ですね、3時45分、総理官邸に参りまして、東京都の小池都知事とともにですね、石破総理のところに、米国関税問題の対策の提言、働き掛けをですね、要請をさせていただきたいというふうに思っております。総理を訪問し、その後、赤澤経済担当大臣のところにも4時20分参りまして、そのことを申し上げたいと。今回、こういう形でアメリカ訪問して、面談やってきましたということは報告をし、是非とも、引き続きですね、しっかりと協議をやっていただきたい、日米政府間協議をやっていただきたいということを申し上げたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
(2)県民の皆様への特殊詐欺の被害防止に向けたお願いについて
続きましてですね、県民の皆様への特殊詐欺の被害防止に向けたお願いについて申し上げます。
本県では、特殊詐欺、侵入盗、自動車盗などの犯罪の被害防止に向けて、4月15から24日までの10日間、県、県民、事業者、団体、市町村が一体となって、春の安全なまちづくり県民運動を展開しております。
特殊詐欺につきましては、巧妙化する手口で、昨年の被害額が41億5,000万を超えるなど、厳しい情勢です。
ということで、こちらかな。これね。
という形で、元々ですね、2020年13億、20・21年で13億円ぐらいだったのが、20億になり、28億、そして41億ということで、急増をいたしております。
このグラフは、過去5年間での特殊詐欺被害の年別の集計でございます。
ここ3年、特にこの3年で増えております。この傾向は今年も続いておりまして、今年もですね、1月から3月まで3か月で13億6,000万円ということでございますので、4を掛けると50億を超えちゃうということで、増加傾向ということでございます。
こうした被害を一件でも減らすため、私から県民の皆様に、被害防止に向けた呼び掛けをさせていただくことといたします。
「県民の皆様へ 特殊詐欺の被害防止に向けたお願い」の3段落目を御覧をください。
特に県民の皆様に気を付けていただきたいのは、警察官をかたる手口であります。この手口は昨年から増え始め、現在は特殊詐欺の主な手口となっております。その内容は、警察官を名乗って電話をかけ、事件の容疑者として逮捕状が出ているなどと言って不安をあおります。その後、LINEなどのメッセージアプリのやり取りで、偽物の警察手帳や逮捕状を見せた上で相手を信用させ、資金調査の名目でお金をだまし取ろうというものでございます。また、今年に入り、実在する警察本部や警察署の電話番号を表示させて電話をかける、新たな手口が発生をしております。
このような詐欺にだまされないために重要なことは、警察本部や警察署の電話番号が表示されてもすぐに信用しないこと、焦らず一旦電話を切り、自身で電話番号を確認してかけ直すこと、また、もし警察官を名乗る者がLINEなどのメッセージアプリでのやり取りを案内してきた場合は、直接警察署に相談に行く、公表されている代表電話番号に自分から電話をかけるなどの対応により、早めに警察に御相談をいただいて、被害防止に努めていただくようお願いをいたします。
ということでございまして、最後に、私から被害防止に向けたポイントを呼び掛けさせていただきます。
まずですね、県民へのお願いでございます。
LINEで「逮捕状、警察手帳」というのはサギであると。そんなことはありません。電話で「お金を振り込んで」というのも、これもサギであります。そして、表示番号が警察本部、警察署(0110)でも「サギかも?」、この3つを意識をしていただいて、「何か変?」と思ったら、電話を切ってすぐ通報ということでお願いをしたいというふうに思っております。よろしくお願いをいたします。
特殊詐欺の手口は、簡単には見破れないほど巧妙化をしております。年齢を問わず、誰もがターゲットになる可能性があります。自分や家族がだまされるかもしれないという警戒意識を持ち、被害防止に努めていただくようにお願いをいたします。よろしくお願いいたします。
(3)第1回燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域への申請について
それではですね、発表事項にまいります。
第1回燃料電池商用車の導入促進に関する重点地域への申請についてです。
愛知県では、水素、アンモニアのサプライチェーン構築、利活用の促進に向けた取組を進めており、モビリティ分野で、燃料電池自動車(FCV)の普及やインフラである水素ステーションの整備・運営支援などに取り組んでまいりました。
そのような中で、経済産業省は、水素を燃料とする燃料電池商用車の普及を促進するために、相当程度の需要が見込まれ、自治体の意欲的な活動がある地域を集中的に支援する重点地域を選定する公募を4月15日まで実施をいたしました。
本県は、この重点地域の公募へ、4月14日に申請をいたしました。
本県では、2030年度までに、全国のFC商用車導入目標2万8,000台の4分の1である7,000台、小型トラック5,800、大型トラック1,020、バス180という野心的な目標を設定をいたしました。
これを実現するためには、自動車メーカーや水素ステーションの事業者、運送事業者、荷主の皆さんと一緒になって取り組んでいく必要がありますので、3月20日に、関係事業者の皆様にお集まりをいただいて総決起集会を開催をいたしました。
本県としては、重点地域の選定を獲得し、車両の導入や水素ステーションの整備を始め一層の支援を講じ、目標達成に向けて強力に取り組んでまいります。
なお、選定結果は4月下旬頃に発表されるとのことですので、その結果は改めてお知らせをさせていただきます。
ということでございまして、お手元資料にありますように、こういった形でですね申請をさせていただきました。
申請の概要ですが、別添についておりますね。ということだね。ということで、また御覧をいただければというふうに思っております。
しっかり取り組んでね、これまた選定をいただいた上で、水素社会の実現に向けてですね、しっかりとやっていきたいと思っております。
なおですね、現時点でFC商用車導入目標を公表している都道府県は1都1府6県。うち以外は、北から福島、東京、神奈川、静岡、大阪、兵庫、福岡と、私ども愛知県。
私ども愛知県が一番たくさんですね、7,000台。次が東京都の5,000台、その次が大阪府の4,000台と、こうなっております。しっかりと申し上げてね、説明をして、この指定を勝ち取っていきたいと、そして、水素社会の実証を更に進めていきたいと、実装を進めていきたいと思っております。
(4)「鈴木敏夫とジブリ展」のチケット販売開始及び県内小中学生の無料招待について
(【知事会見】「鈴木敏夫とジブリ展」のチケット販売が5月10日から始まります! - 愛知県)
(【知事会見】夏休みに「鈴木敏夫とジブリ展」へ県内の小中学生2,000人を御招待します! - 愛知県)
続きましてですね、2つ目です。「鈴木敏夫(すずき としお)とジブリ展」のチケット販売開始及び県内小中学生の無料招待です。
「鈴木敏夫とジブリ展」のチケット販売です。
愛・地球博20祭の一環として、今年の7月12日から9月25日まで、この「鈴木敏夫とジブリ展」を開催し、5月10日からそのチケット販売を開始いたします。
「鈴木敏夫とジブリ展」は、2019年4月の東京展を皮切りに、展示内容を充実させながら、4月の25日に開会する長野展も含めて、これまで全国10か所、10か所を巡回をしてきたものでありまして、今回、愛知県が最終会場となります。
ジブリパークとジブリ展もね、ぐるぐるぐるっと巡回をして、最後、うちで締めたということもありますけれども、そういった形でですね。
段々段々、ジブリの展覧会というのは段々段々物が増えていくんだね。これもやろう、これもやろうといって段々段々増えてきて。だから置く場所がなくなってきたので、私どものね、ジブリの大倉庫という形で置いて、また見てもらおうという形になったということでございます。
なので、今いっぱい巡回しているのでですね、この後どうなっていくかというのは、今、ジブリパークとジブリ展もあれば、金曜ロードショーとジブリ展もあれば、何だ、あと何があったっけな。「鈴木敏夫とジブリ展」があって。そんなもんかな。3つ、3つ回っているのかな、今。
【ジブリパーク推進監】 立体造型物展がまた始まります。
【知事】 4つか。ということで、それが段々段々増えていくのよね、巡回する度に。なので、今回これが一区切りになると、またうちのあの大倉庫で最後受けて、また次の、多分ジブリさんが展覧会を企画したらそこに、好評だったものはまたそこに回してということになるんだろうと思いますが、ぐるぐるぐるぐる回っていくということに相なります。
資料の1ページのですね中段、「1『鈴木敏夫とジブリ展』の開催概要」を御覧ください。
高畑勲(たかはた いさお)・宮﨑駿(みやざき はやお)両監督とともに、世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出したスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが、戦後、名古屋で生まれ育ち、昭和、平成、令和の時代を駆け抜ける中で出会った、映画・書籍・音楽と、それを通して見えてくる時代背景に注目をし、それらの作品や作家からどんな影響を受けて自身の思考術へとつなげていったのか。そして、どのように作り手と向き合い、編集者・プロデューサーとしてスタジオジブリの映画を確立していったのか、その秘密に迫る展覧会であります。
7月12日から9月25日まででございまして、要は、愛・地球博20祭の最終日までということですね。夏休みを含めて最終日まででございます。毎週火曜が休館日。開館時間は9時から6時ですから、ジブリパークより1時間長いということですね。ということでございます。それから、会場は、愛・地球博記念公園の、あの丸いドームの体育館でございまして、主催は、スタジオジブリ、中日新聞、愛知万博20周年記念事業の実行委員会の三者でやります。
資料の2ページ、「チケット(1)種類・料金」を御覧ください。
今回の愛知展では、ジブリパークと連携をし、通常の前売券とは別に、ジブリの大倉庫や魔女の谷・もののけの里とのお得なセット券。ちょっと安い、100円安いのか、ということで、セット券ね、と一緒に販売をさせていただきます。前売券のAチケットはこういうことです。
それから、「(2)ジブリパークとのセット券」はこういうことでございます。100円安いということでございます。
なお、Aの通常の前売券では未就学児無料ですが、ジブリパークは4歳以上が有料であるため、BとCの2種類のセット券とも、4歳以上の未就学児が1,000円、3歳以下が無料であります。
「(3)当日券」のDのチケットは、入場日当日に会場で販売するもので、料金はこういうことになっております。
なお、これらのチケットのうち、Aのチケットは「鈴木敏夫とジブリ展」の入場時間枠として午前・午後を、BとCのチケットは、ジブリパークの各エリアの入場時間枠として午前・午後を購入時に指定していただく必要があります。
資料の3ページの「(2)販売方法」です。
「(1)前売券」、「(2)ジブリパークとのセット券」は、Boo-Wooチケットの他、ローソン、ミニストップに設置されたLoppi(ロッピー)、ローチケWebサイトから購入できます。
「鈴木敏夫とジブリ展」の入場には紙チケットが必要になるため、オンラインでチケットを購入した方は、ローソン又はミニストップの店頭で紙チケットを発券をし、御持参ください。「(3)当日券」は、入場日当日に会場で購入できますが、枚数に限りはあります。
この他、チケット販売方法の詳細につきましては、公式Webサイトで御案内をいたします。
(3)を御覧ください。スケジュールですね。
AからCまでの7月入場分のチケットは、5月10日14時から販売を開始をいたします。要は、2か月前にジブリパークの、ですから、ジブリパークのチケットの販売と同じ、あれも5月10日から、その月の10日から、2か月先を販売しますので、合わせてあるということでございます。
次に、「3 愛知展で加わる新たな展示」でございます。
愛知展では、鈴木敏夫プロデューサーの血肉となった8,800冊の「本」、1万作品の「映画」を紹介する従来からのコーナーに加えて、第3弾となる「音楽」編を展示します。鈴木さんが初めて買ったレコードや毎日聞いていた夜のラジオ番組、友人とギターを持って歌った曲などの音楽コレクションを、レコードジャケットとともに展示をいたします。懐かしいものが出てくるということですね。
それから、4ページを御覧ください。
愛知展では、約3メートルの巨大な湯婆婆(ゆばーば)、銭婆(ぜにーば)の口に手を入れて引く恋愛・開運おみくじや、トトロたちがお出迎えしてくれる従来のコーナー、これは今までありましたが、新たに、「千と千尋の神隠し」に出てきた油屋と不思議の町を感じられる空間が登場をいたしますので、御期待ください。
時間が進むにつれて、日中の光から夜の怪しい照明へと変化していく巨大な建物を背景に写真を撮ることができ、映画の舞台を体感できる展示となります。お楽しみにしていただきたいと思います。
そして、県内小中学生の無料招待について申し上げます。
もう1つの資料ですね、でございます。夏休みに「鈴木敏夫とジブリ展」へ県内の小中学生2,000人を御招待いたします。この夏休み期間の平日、愛知県内の小中学生2,000人を無料で御招待をいたします。
資料1ページの中段、1を御覧ください。
県内在住の小学生、中学生が対象であります。保護者の同伴が必要です。
なお、同伴される保護者の方は、有料のチケットを御購入いただく必要があります。
無料招待対象期間は、夏休み期間の7月23から8月29まででありまして、お盆期間の8月13~15は除きます。
無料招待者数は2,000人。申込受付は5月の10日14時から。先着順で受付を開始し、申込者が2,000人に到達次第、受付を終了いたします。
トラブルを避けるため、お申込みは、同伴される保護者の方にお願いをいたします。
申込方法は、オンラインチケット販売サービス、Boo-Wooチケットにて、お一人につき1回まで、最大6人分までお申込みいただけます。
なお、今回の無料招待では、ジブリパークのセット券はありません。
また、チケット1枚につき110円のシステム利用料が必要です。
この機会を活用して、夏休みには県内の小中学生の皆さんに是非、「鈴木敏夫とジブリ展」を楽しんでいただきたいと思います。
資料の説明は以上ですが、この県内小中学生の御招待ということで夏の話題になりましたので、ここでもう一つ、この夏のジブリパークの運営について、追加で1点お知らせをいたします。
ジブリパークもののけの里にある体験学習施設タタラ場では、来園者の皆様に五平餅炭火焼体験をお楽しみをいただいておりますが、今年の夏は、「きな粉づくり 石臼挽き体験(わらび餅付き)」ということで、来園者の皆様に、岡崎市産の石臼で大豆を挽いてきな粉を作っていただいて、その挽きたてのきな粉をわらび餅にかけて召し上がっていただく、夏季限定の新しい企画を準備をしております。
この五平餅炭火焼体験はですね、県外や海外からの来園者の皆さんを中心に大変好評でありまして、運営会社のジブリパーク社では今後もこれらを継続してまいりますが、いかんせん、夏場はですね非常に暑いと。建物の中で火を焚きますのでね、ちょっと暑いなということでありまして、季節に沿った体験内容に変えるということで、来園者の皆様の満足度を更に高めたいということでございます。
実施時期は、6月25日から9月29日まででありまして、10月1日からは、また五平餅炭火焼体験を再開する予定でございます。詳細は、固まり次第、ジブリパークの公式Webサイトでお知らせをいたします。
「鈴木敏夫とジブリ展」の準備と並行いたしまして、ジブリパークの方でも夏に向けた楽しい企画が進行中ですので、そちらも是非楽しみにしていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
ということでございまして、何で今日発表したかといいますとね、毎月この27日を県民デーとして、県民の皆様が一般販売より一足早くチケットを購入できるようにしておりまして、7月27日の日曜日分入場分の申込みを4月25日から開始をいたしますので、これはジブリパークのチケットか。
4月25日から、この7月27日分をもう売っちゃうので、県民向けに。なので今日発表させていただいたということでございます。
(5)「モリコロパークde大規模婚活2025」の参加者募集について
(※募集は終了しました【知事会見】「モリコロパークde大規模婚活2025」の参加者を募集します - 愛知県)
続きまして、2つ目です。「モリコロパークde大規模婚活2025」の参加者募集です。
少子化が進行する中、大きな要因の一つと考えられる未婚化・晩婚化への対策として、愛知県では、結婚を希望する方に出会いの場を創出するため、6月に定員400人の大規模婚活イベントを実施いたします。
本日、4月22日から参加者を募集開始いたします。
今回は、愛・地球博20祭連携イベントとして開催をし、愛知万博20周年記念事業に関するプログラムを通じて交流を深めていただきます。
発表資料の1ページ目を御覧ください。イベントタイトルは、「モリコロパーク de 大規模婚活2025」であります。
日時は、6月14日の午後1時5分から午後4時45分までで、会場は、長久手市の愛・地球博記念公園です。参加対象は、20歳から39歳までの独身の方で、イベント当日に県内在住、在勤又は在学の方であります。募集定員400名で、事前申込制、申込多数の場合は抽選により参加者を決定いたします。参加費は無料であります。
当日のプログラムとしては、まず、コミュニケーションセミナーを受講し、婚活のコツを学んだりグループワークを通して緊張をほぐしていただきます。交流会当日にセミナーを実施するのは、今年度が初めての試みであります。その後、愛知万博20周年記念事業として配信されているデジタルスタンプラリーをグループで楽しみながら園内を散策したり、ミニゲームなどで交流を深めていただきます。
続いて、発表資料の2ページを御覧ください。
参加される方は、オンラインによる事前セミナーを受講をしていただきます。内容は、自分の魅力を伝えるコツや身だしなみなどを学べる、全4講座でございます。
参加希望者は、案内ちらしに記載の公式サイトの登録フォームに必要事項を御入力の上、5月25日までにお申込みをいただきたいと思います。
定員400名と、大規模なイベントでありますが、できる限り多くの方とじっくりお話しできるようにスタッフがサポートいたしますので、是非お申込みをいただいて、素敵な出会いの機会としていただきたいと思います。
ということでございまして、今まで大体10月にね、やっておりましたが、今回はですね、この愛・地球博20祭の期間中でやりたいということで、6月14日ということで、に開催ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
なおですね、こうした、この大規模婚活イベントはですね、やはり出会いの機会の提供ということと、やはり社会全体で結婚したい若者を応援するという気運醸成ということでね、PR効果も兼ねてということにいたしております。
なおですね、2023年度と24年度は市町村の婚活イベント、23年度はこの大規模婚活に加えて、30人40人単位のものを県が10回やりましたが、24年度は市町村が10幾つやって、それを2分の1補助するということにいたしましたが、市町村の婚活イベントは今年度からは国の交付金の対象になったということで、そちらの方でやっていただくということで、私どもは、この大規模婚活イベントと、2024年11月に開設したオンライン型のあいち結婚サポートセンター、あいマリですね、ということで、AIマッチングシステムを活用した出会いの機会の提供、伴走型の相談支援を行うオンライン型のサポートセンターを開設をするということで、若い方々のですね、結婚を支援をするということでやっておりますので、よろしくお願いをいたします。
(6)「あいち外国人材受入サポートセンター」の開設について
(【知事会見】「あいち外国人材受入サポートセンター」を開設します! - 愛知県)
最後でございます。「あいち外国人材受入サポートセンター」の開設についてであります。
愛知県内で働く外国人労働者は、東京都に次いで全国で2番目に多く、製造業を中心に活躍しております。少子高齢化が進む中、県内産業の持続的な発展には、これまで以上に外国人材の活躍が期待をされております。
深刻な人手不足の状況下では、中小企業においても外国人材の雇用ニーズが高まる一方で、複雑な受入れ手続等の負担が大きいことから、中小企業に対する外国人材の受入れから定着までの支援が重要です。
このため、本県では、外国人雇用に関する支援をワンストップで実施する「あいち外国人材受入サポートセンター」を新たに開設をいたします。
なお、センター開設日である4月30日には、午後2時55分から、私も参加して開所式を開催いたします。
本センターは、JRセントラルタワーズ内に開設し、企業・外国人双方からの雇用や就労に関する様々な相談に、多言語で対応いたします。また、外国人材の受入れに不安や課題を抱えている中小企業を対象に、行政書士等の専門家による伴走型支援やセミナーを実施をいたします。
さらに、国内在住の外国人求職者と県内中小企業とのマッチングを図るため、合同企業説明会を名古屋市と刈谷市で開催いたします。外国人材の受入れを検討している企業の方や県内企業への就職を希望する外国人の方は是非御利用をください。
次に、資料の裏面の「(6)その他」概要図を御覧ください。
この他にも、外国人従業員の定着を支援するため、働く上で必要な日本語研修を実施をいたします。
海外の高度人材を本県に呼び込むため、今年度新たに、ベトナムとインドネシアの人材を対象としたオンライン合同企業説明会を開催するとともに、説明会参加者を対象に、県内中小企業でのインターンシップをモデル事業として実施してまいります。
今後も、こうした取組を通じて外国人材の確保に積極的に取り組む中小企業を支援をし、本県産業の更なる発展につなげてまいります。
ということで、外国人サポートセンターを開設をするということでございますので、よろしくお願いをいたします。
これはですね、利用時間は平日の午前9時から5時で、利用対象者は、県内中小企業、そして県内企業に就職を希望する外国人といたします。
センターには、相談員を常時1~2名、常時配置をし、実際の面談での対面相談、またWebでのオンラインでの対面相談、電話、メールでの相談対応などですねやりますし、在留資格等の高度な相談については行政書士等の専門家が対応させていただきます。そうした形でワンストップで。実際は、民間事業者さんに委託をしてやらせていただきます。
対応言語は、英語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語、ネパール語、インドネシア語、ウクライナ語などということでございますので、よろしくお願いいたします。
もちろん、これはスペイン語が入ってないけど、スペイン語もあるわな。ということでございますので、よろしくお願いをいたします。
なおですね、海外オンライン合同企業説明会は、ベトナムはですね、やはり専門的・技術的分野の在留資格を持つ外国人労働者が愛知県で最も多い国でございます。それからインドネシアは、近年、こうした専門的・技術的分野の在留資格を持つ外国人労働者が急速に増えているところということなので、この2か国ということにさせていただきましたということでございます。
私からは以上です。
2 質疑応答
(1)知事の米国渡航の成果について
【質問】 アメリカ、渡米の関係で幾つか、お伺いします。トランプ大統領の近い方たちともお会いになったのかなと思うんですけれども、大統領に伝わる期待というか、その辺はどうですか。
【知事】 それは、こういう経過をたどっておりますのでね。
じゃあ何か、そういったところから、議員さんからアドバイスというか、があったとしてですね、すぐじゃあ、すぐそれが効くかとね、即効薬になるかと、そういうことはないと思いますがですよ、やはり日米関係の重要性と日米経済関係の重要性、それから良好な関係、それから、もう既にこれだけ投資があり、何といったって、外国企業の中で日本企業が一番たくさん投資をし、雇用もですね一番たくさん。この直近の5年間はずっと日本企業は第1位の投資でありますし。それから、雇用の創出はですね、イギリス企業に次いで2番目に多いということですから、もう明らかにですね、外国の経済関係ではですね、日本が一番アメリカ経済に貢献しているということを繰り返し繰り返し言っていくということだと思います。
そうしたことが、トランプ大統領に、ホワイトハウスのスタッフやですね、今回交渉窓口であるベッセント財務長官、彼は非常に親日的な、知日派でありますからそれはよく分かっていると思いますが。さらにやはりこういうのは繰り返し言っておかな、言わないといけませんしね。
やっぱり日本国内にあるように、言わんでも分かるだろうというのは、それはアメリカとか海外で通用しませんからね。やっぱり言わなきゃ分かりませんから、こういったことは機会を捉えてですよ、機会のある度に繰り返し繰り返し、何度でも言ってですね、アメリカにとって日本がいかに大事な国かと、アメリカにとって日本の企業はいかにアメリカ経済に貢献しているか。そしてこれからもね、これからもやはり引き続きアメリカに投資をし、アメリカの雇用を作り、アメリカ経済と日本の経済をしっかり連携をしてね、盛り上げていこうということを、繰り返し繰り返しやっぱり伝えていくことが大事ではないかというふうに思っております。
というのは、そう簡単にこれは、今回のアメリカとの、日本だけじゃなくて、各国の政府間協議、そう簡単に解決策が見つかるということではないと思いますのでね。そうであればですよ、やはりアメリカにとって一番大きな同盟国である日本とですね、そしてまた一番その経済関係が太いパイプで結ばれている日本と、やはりうまくやっていこうということは多くの方に認識してもらうということは大事じゃないかなというふうに思います。ですから、繰り返し繰り返し言っていくということだと思っております。
【質問】 会談の中でも、その逆効果とか、反対ということをおっしゃられる方もいらっしゃったというふうにおっしゃっていましたけど、やっぱそういう雰囲気というのはアメリカ国内でもお感じになりましたか。
【知事】 それはありますよ。ありますけども、だからそういう声も、やはり我々としては、やっぱり、何といいますかね、日米関係、日米経済関係がこんなにうまくいって、こんなにやっているんだということを申し上げていくことが、そういった皆さんの、何ていいますかね、声が広がっていくということにもつながっていくと思いますので、引き続きね、いろんな機会を捉えて私は、むしろ、私ももちろんですが、多くの方々がね、やっぱり多くの政治家又は多くの経済関係の方々、外交官の皆さんもね、含めて、繰り返し繰り返し言っていくということが必要ではないかなというふうに思います。
というのは、敵対国じゃなくて、同盟国なんですからね。同盟国なんですから、やっぱり我々としては引き続きですね、この同盟関係を大事にしていくと。そして、この経済関係をね、更に発展をしていくと。発展させていくということをね、やっぱり言っていくことが必要だというふうに思いますね。
ですから、いろんなチャネルを持った方がね、どんどんやっぱりアメリカに行ってどんどん発言をしてもらうということだと思いますね。
今こそ、私は、それは日本の国会議員の皆さんもね、国会開会中とはいいながらですよ、時間があれば行ってですよ、発言、発信をしていただくということが必要じゃないでしょうかね。と思います。
【質問】 続けて、始球式なんですけれども、ノーバウンドで投球されたとありましたけれども、練習はされたんですか。
【知事】 練習しましたよ。練習しましたけどね、練習、こちらでも3回ぐらい。毎日やると、この歳になると手が痛くなるので、硬式投げると。毎日はできませんでしたけど、やっぱ何回かやりましたけども、何回かやりましたけど、本番が一番うまくいったなと思いましたけど。
大リーグの公式戦の球場でね、ちゃんとプレートを踏ませていただいて、プレートを踏んで投げさせていただくというのは、本当に二度とない機会だと思いますので、大変光栄なことでありました。
何だろう、やっぱりその時によって違うらしいんだね。日本の山田大使、駐米大使はですね、前、何か始球式をどっかでやった時に、何かプレート踏むなと言われて、前の方から投げたと。確かに、そんな、あんな距離投げられないからって前から投げましたと言っていましたけども。今回、何も言わないけど、ここ踏んで、これで大丈夫、ここでいいなと言って確認したら、どうぞとかって言われたので、しっかりプレートを踏んで投げさせていただきました。
ただ、大リーグのマウンドというのは、あらかじめて聞いていたから、あれ、プラスチックなんだね、あれ。プラスチックの上に土のようなものを置いてやるから、削れてないのよ。だから、日本の、僕は何回でも始球式、ナゴヤドームでも高校野球でもやったことありますけれども、あれ、プレートのところ、だから、ピッチャーがちょっとやったらすぐあそこにひっかけるので、掘れるでしょ。足を踏み出すところが掘れるじゃないですか。ないんですよ。プレートのところ、全然掘れない。掘れていないの。だってプラスチックだもん。
このお椀型で、ある意味で、削れてなくて穴がないから、そういう意味では投げやすかったですけどね。投げやすかったです。
【質問】 大谷選手も試合いらっしゃったと思うんですけど。
【知事】 いたいたいた。
【記者】 何か、見たりとか会話とか雰囲気とか。
【知事】 大谷さんはね、あの球場がもう、それでもできて20年かな。球場の中というか、外もそうだし、球場のダッグアウトの中というかベンチの中とか、裏側にもモニターテレビが、至る部屋にぽこぽこぽこぽこついているわけだ。廊下にもね。ぽこぽこ。だから、当然見ていただいたと思いますけども。
ただ、あれですね。始球式終わった後に3塁側のドジャースのベンチの近くまで、入口のところまで行って、すぐそばまで行きましたけどね。さすがにベンチの中に入ると別の問題が起きるおそれがあったので、それはやめましたが、すぐそばまで行ってね、小っちゃい声で「頑張ってね」ってぐらいの声掛けはしましたけどね。
その後、山田大使と試合を見させていただきましたが、あの日は大活躍だったんでね。あと1本、2塁打が出たらサイクルヒットだったので、ホームランも、3塁打も見れたから、まあ良かったなと思いましたけどね。
(2)米国の関税措置への対応に関する要望について
【質問】 先ほど、今日これから石破さんとか赤澤さんにお会いされるっていうお話だったんですけど、具体的にですね、政府に対してどういうような要望をされるのか。この時点で言えることがあれば、教えていただきたいんですけど。
【知事】 基本的にはですね、やはりこの日米両国の政府間協議をですね、できるだけ早期に日本側のですね、主張をしっかり言って、未来に向かって日米経済関係がより発展をしていくように、そうした協議をしっかりやってほしいということを申し入れます。
それと合わせて、このことによってですね、新たな関税措置等によって影響を受ける、影響を受ける中小・中堅企業の関係の皆様、特に私ども愛知県は日本で最大の自動車産業の集積地でありますからね、そうした関係で、仮に影響を受けるそうした中小・中堅企業があるとすればね、やはりそうした企業対策、そうしたことをしっかりやってほしいということをね、申し入れていきたいというふうに思っております。
いずれにしてもですね、まず協議はしっかりやってほしいということと、合わせて、さっき申し上げましたように、協議は政府間協議でありますけれども、やはりこういう機会にね、やはり与野党の国会議員さん始め政治家の皆さんがね、やはりこういう時こそやっぱりアメリカに行って、ワシントンに行ってですよ、日米関係の重要性、そしてまた日米経済関係の重要性、そうしたことをですね、やっぱりしっかりと訴えていただく必要があると思いますね。なので、そのことも申し上げたいというふうに思っております。
国会開会中であってもね、与野党で話し合ってまとめれば、別にそんな、100人も200人も行けというわけではないんですから、5、6人とか7、8人をぽっとチーム組んでね行って、訪問団組んでアピールするというのは、それはそう難しくなくできますからね。そう難しくなくできますから。
だってね、国会開会中だって、超党派のね、議員連盟の皆さんはね、外国へ行っていますからね。こういう時こそ行くべきじゃないでしょうか。別に東京で、東京で幾ら力んでおったって伝わりませんよ。やっぱり現地に行って、やっぱり直接どういう方、どういう形、誰がどういうチャネル、ルートを持っているか分かりませんが、そういったありとあらゆるチャネル、ルートでね、やっぱり日本は他の国と違うよと、日米関係はやっぱり、日米関係は、他の、他の国の同盟とはやっぱり一味も二味も違うよということはね、やっぱりそれは言ったって罰当たりませんわな、これ。言うべきだと思いますね、こういう時こそね。
それは、今日ちょっと申し上げたいなというふうに思いますね。
【質問】 先ほどから、国会議員の方も様々な機会を捉えて行くべきというふうにおっしゃっていますが、このように政府間の外交ルート以外にですね、今回のように知事という首長、トップが行くことの意義について、改めて意義をお聞かせいただければと思います。
【知事】 意義というかですよ、私たちは政治家でもありますからね。政治家として、やはりこれまで交流のあった方ね、もう何度もお会いしている方、上院議員さん、連邦議員さん、それとまたトヨタ自動車を始め愛知の企業が投資をしてそこで根付いているその地域の代表の連邦議員さんとはもうつながりがあるわけですから、そういった皆さんにやっぱりこれからもね、日米の経済関係をね、より良くしていこうと、もっと交流を深めていこう、もっと絆を強めていこう。そのためには、こうしたtariff barrier(タリフ バリア)のようなね形の、こういう施策についてはね、やはりそれを投資を円滑に進めていって、そして雇用を増やしていくことについてはね、やはりどうしてもそこはマイナス要因になるということなんで、そこのところの大変大きな影響、ディープインパクトだと、懸念していると。だから、そういったことは、より良い方向に持っていけるようにやっていこうじゃないかということを言うということは大事なことだと思いますね。
ですから、それは国会議員であろうが、我々知事であろうがね、やはりルートがあれば行って、やはりアピールをしていくということが必要ではないでしょうか。
さっきも申し上げましたが、それは言わなくても分かるだろうというのは、それは通用しませんよ。やっぱりアメリカ及び世界の常識ですけど、それは言わな分かりませんからね。伝わりませんから、言わなければ。発言をして、そして我々の思いや、実際の、実際これだけ投資をしてこれだけ深い経済的なつながりがあるということはやっぱりしっかり申し上げてね、その重要性をね、大事だということをね、改めて認識をしてもらうということは大事なことだというふうに思いますね。
というか、別に発言して、けんか売りにいくわけじゃないですからね。我々はこんなに仲よくやっているんだから、これからも仲よくやっていこうじゃないかと言うんですから、それは言っても言っても、言い過ぎはないんじゃないでしょうか。もっともっと言うべきだと思いますね。
(3)知事の米国渡航の成果について
【質問】 ダラスではエアポートセールスも行われたかと思います。
【知事】 それがね、この報告もありましたように、ちょっとエアポートセールスは残念ながらできませんでした。
【記者】 あっ、そうなんですか。
【知事】 そうなんです、そうなんです。日程が合わなかったということでね、残念ながら、アメリカン航空の本社にはちょっと訪問できませんでした、今回は。
【記者】 分かりました。大丈夫です。
【知事】 ですから、先ほど申し上げましたように、ダラスの臨時副市長さん、それからまたダラスの市会議員さんからはですね、前、去年11月に訪問していただいた時に、こうしたダラス―中部空港の直行便のね、フライトをお願いしているんだということは申し上げていますので、彼らからは、しっかりサポートしますよということは言っていただきましたが、今回、ちょっと残念ながらちょっと時間取れなかったということでございました。
【質問】 具体的に、例えば就航に向けて機運を盛り上げるようなイベントとか。小さなことでもいいので、何か決まったことって。
【知事】 いや、それはありません。今回は。
(4)米国の関税措置への対応に関する要望について
【質問】 今日の午後の日程に関してなんですけども、小池知事と同行することになった経緯と、狙いがあれば教えていただきたいのと、あと、石破総理と赤澤大臣の他、もし訪問先が他にあれば教えてください。
【知事】 いや、ありません。日程としては、急遽、私、元々今日は日程が。実は、岡崎のですね、基礎科学研究所かな、あれ分子研か。あれの50周年というのがあって、その式典があったので、私、そこに行く予定だったんですけれども、アメリカ渡航中にですね、小池都知事から、この今日の午後、総理官邸を訪問する時間を作ったので、一緒に行きませんかというお声掛けがあったので。こういう時期なのでね、その出席予定をしていたところの岡崎の研究所の皆さんには申し訳ありませんが、こういう緊急の時なので、今回は石破総理のところにね、小池都知事と一緒に施策要望、要請にね、行かせていただくということにさせていただいたということでございます。
小池さんの方からお声掛けをいただいて、同行することにいたしました。
(5)アジア・アジアパラ競技大会のボランティア募集について
【質問】 アジア・アジアパラ競技大会のボランティアについて、ちょっと1点伺わせてください。4月30日までがボランティア募集期間で、過日も知事の方から御所感をいただいているところですが、あと残り日数迫っている中で、現状と、そのことについての知事のお考えというか、受け止めをお聞かせください。
【知事】 今まだ募集中ということでありますから、実際あれじゃないでしょうか、今月末までのあれで、数字がある程度分かってくるのは連休明けじゃないでしょうかね。
なので、今お願いしているところですから、それをまた引き続き、多くの皆さんにね、お手伝いしていただけるように、お支えいただけるようにお願いをしていきたいというふうに思っております。
【質問】 確認で、もし、その目標人数を立てられているわけですけれども、そこ、前もお話しありましたけど、そこに達する達さないというところに関してはどういうふうに対応されていくんでしょう。
【知事】 いや、別にそう問題ないような気がしますけど。
というか、普通の行事、イベントでね、そんな1年半も前に募集するというのはあんまりないのでね。普通はそんな、何か月前ぐらいでという感じなんで、皆さん、あんまりまだぴんときていないのかもしれませんが、今回、国際大会なので、事前にいろいろ研修もしなきゃいけませんしね、いろいろやはりセキュリティの問題もあるので、そういう意味でですね、やはりできるだけボランティアさんの固有名詞というかね、どういう方がやっていただけるかというのを確定したいということなんですね。
なのでありますけれども、ある程度の人数といいますかね、大体そう、大体目安ぐらいのところはいくんじゃないかというような感じはしますけどね。
(6)アジア・アジアパラ競技大会に関する国への要請について
【質問】 関連でですね、近々あれでしょうか、国の方に、アジア・アジアパラの国会議員の方々と要請とかというのを行うというふうにちょっと伺っているんですが、その要請内容とか、教えていただけませんでしょうか。
【知事】 近々行うことを今予定をしておりますが。これまでと一緒です。特に新たなことはありません。
今まで、アジア大会、アジアパラ大会についてですね、私ども及びこの県議会、そして市議会の議員連盟の皆さんとの連盟の要請、それからまた国会議員の議員連盟の皆さんの要請、全部一緒でございますから、この大会のですね、支援、財政支援含めてですね、これをお願いしたいということで、同じ内容でしっかり要請をしていきたいというふうに思っております。
どうも今日はありがとうございました。