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干潟・浅場や藻場を守る、漁業者の活動(1)

ページID:0232857 掲載日:2019年4月1日更新 印刷ページ表示

海の守り手として

漁業者は、自分たちが支え支えられてきた恵みの海を守るため、残された干潟を守り、また、藻場を増やすために、様々な活動を行っています。まさに、海に暮らす人たちによる、里海を守る活動と言えます。近年では、地元住民や小学生など、漁業者以外の人たちにも、干潟や藻場を守る活動の輪が広がってきています。

県では、このような干潟や藻場を守る漁業者や地域住民の活動に対して、国や地元市町と連携して支援しています。

干潟・浅場を守る活動

有害生物の駆除

干潟・浅場に棲む二枚貝は、水質浄化機能の中心的役割を果たしていますが、近年は、二枚貝にとって有害な生物が増えています。漁業者は、二枚貝に有害な生物を除去する活動を行っています。

有害生物の駆除 画像

有害生物の駆除
アサリを食べるツメタガイやヒトデなどを駆除しています。

干潟の耕うん

干潟が固まると水の通りが悪くなり、酸素が減少して有害な硫化水素が発生することもあります。陸上の畑などと同じように、干潟も、人の手により定期的に耕してやることで、良好な状態を保つことができます。漁業者はトラクターなどを使い、干潟の耕うんを行っています。

干潟の耕うん 画像

干潟の耕うん
トラクターで干潟を耕し、生き物が住みやすくしています。

砂の移動防止

干潟の中には、砂が移動することにより生き物がすみにくい場所もあります。そんな場所には漁業者が竹を打ち込んだり土のうを設置したりすることにより、砂の移動を防ぐことができます。

砂の移動防止 画像

砂の移動防止
竹を打ったり土のうを置いたりして、砂が動くのを防ぐことで、良好な環境を保っています。

干潟の清掃

干潟には流れ着いたゴミがたまりやすく、生き物の成育にも支障が生じることがあります。特に大都市圏が隣接する伊勢湾・三河湾では、海のゴミは深刻な問題です。漁業者は干潟の清掃活動も行っています。

干潟の清掃 画像

干潟の清掃
台風などにより漂着したゴミを回収しています。