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愛知県農業総合試験場

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温暖地中山間における水稲の葉いもち圃場抵抗性基準品種の選定

杉浦和彦・坂 紀邦・大竹敏也・工藤 悟

東海作物研究 132・133:1ー6(2002)
摘要:温暖地中山間における葉いもち圃場抵抗性検定では、これまで穂いもちの検定に用いてきた基準品種を適用してきた。しかし、一部品種では葉いもちと穂いもちに対する抵抗性が異なるため、葉いもち圃場抵抗性の検定には不都合な点が指摘されていた。そこで、葉いもち圃場抵抗性検定の効率及び精度を高める目的で畑晩播法により抵抗性評価試験を行った。その結果、いもち病真性抵抗性遺伝子型+、Pia、Pii、そしてPia及びPiiを合わせ持つ品種群、さらにPik又はPik-mを持つ5つの品種群に分け、各品種群について葉いもち圃場抵抗性の基準となる品種を次のとおり選定した。+品種群では「強」は東北糯161号と中部32号、「中」は黄金錦、「弱」は陸奥光;Pia品種群では「強」は奥羽320号、「中」はキヨニシキ、アキヒカリと夢山水、「弱」は愛知旭;Pii品種群では「強」は中部109号、「中」はたかねみのり、「弱」はひとめぼれと若水;Pia/Pii品種群では「強」は中部105号、「中」はホウレイ、そしてPik又はPik-m品種群では「強」は中部19号、「中」はタツミモチ、「弱」はび系91号とふ系69号の各品種である。

キーワード:基準品種、圃場抵抗性、葉いもち、水稲、真性抵抗性
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