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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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とげなし性ナスF1品種試交04(仮称)の育成経過と特性

恒川靖弘・堀田行敏・菅原眞治・矢部和則・今川正弘・長屋浩治
摘要:オランダのとげなし性品種FREIAと千両2号及び美男を素材に、とげなし性ナス品種試交04を育成した。
 1996年にとげなし性を有するFREIAに千両2号を交雑し、その後代から2000年にとげなし性系統ASL−1及びASL−2を育成した。同様に、FREIAに美男を交雑し、とげなし性系統ASL−3を育成した。
 2001年に、ASL−1、ASL−2及びASL−3を組合せ、とげなし性F1系統の試交01、試交02、試交03及び試交04を得た。場内で能力検定を、現地で促成栽培、半促成栽培及び夏秋栽培の各作型の適応性を調査した。その結果、とげなし性は各作型で安定しており、整枝、摘葉作業及び収穫作業の作業性と快適性が良いことが明らかとなった。
 とげなし性F1系統の試交04は、上物率、果皮のつや、障害果(特に日焼け果)の発生、果実の日持ち性、花粉稔性などで優れた形質を有しており、新品種として有望であることが明らかとなった。

キーワード:ナス、とげなし性、品種、交雑育種、作業性、快適性
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