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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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初期発育に優れた黒毛和種雄子牛の人工哺乳方法

森下忠・瀧澤秀明・石井憲一・松井誠
摘要:哺乳量を一定にして行われる一般的な黒毛和種の人工哺乳では、哺乳から育成期にかけての発育が劣るため、初期発育に優れた人工哺乳方法を検討した。当場で生産された黒毛和種雄子牛16頭を3区に分け、20週齢まで飼養した。対照1区の5頭は、20週齢まで母子同居で自由哺乳とした。対照2区の3頭は、代用乳量を600g/日で一定にした一般的な人工哺乳とした。試験区の8頭は、代用乳量を600g/日から始め、100g/週づつ増加させて最高で900g/日給与し、5週目以降は600g/日に減らした。離乳は、人工乳を3日間連続して、対照1区は1,000g/日、試験区は700g/日摂取した時とした。
1 対照1区、試験区では、体重は黒毛和種雄子牛の標準的な発育を示した。対照2区は、他区に比べ発育が劣った。
2 試験区の離乳は対照2区より10日早く、離乳後も順調に飼料摂取量が伸びた。そのため、対照1区<対照2区<試験区の順で飼料摂取量が多かった。
3 試験区は対照2区に比べやや下痢の多い傾向にあった。しかし、哺乳量の一時的な減量で速やかに改善された。
 以上の結果から、初期発育に優れた人工哺乳方法として、段階的に哺乳量を増加させ、その後減少させる試験区の方法が適当と考えられた。

キーワード:黒毛和種、子牛、人工哺乳
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