ページの先頭です
メニューの終端です。
農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

TEL:0561-62-0085
FAX:0561-63-0815


研究報告37号の目次へ戻る

イチゴ新品種「ゆめのか」の育成

番 喜宏・矢部和則
摘要:「ゆめのか」は、食味が良く果皮が強く流通性の高い促成栽培用品種として、2004年3月に愛知県農業総合試験場で育成を完了し、2005年3月に品種登録申請を行った。本品種の子房親は、九州沖縄農業研究センター育成の「久留米55号」、花粉親は、「女峰」×「ピーストロ」に「アイストロ」を交配した系531である。その特性は次のとおりである。草姿はやや立性、草勢は強、果実は円錐形で揃いが良く、2月までの平均果重が20gに達する大果である。果皮は鮮紅色、果肉は淡紅色、果心の色は淡赤色である。完熟果の糖度は「とちおとめ」並に高く、多汁質で食味は良好であり、日持ちがよい。連続出らい性で「章姫」並みの多収であり、「とちおとめ」及び「章姫」に比べて炭そ病及びうどんこ病の発生が少ない。花芽分化は、「とちおとめ」及び「章姫」より約1週間遅い。

キーワード:イチゴ、新品種、促成栽培、ゆめのか
全文ダウンロード PDFファイル
61kb


試験場のトップへ
試験場のトップページへ戻る