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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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ハウスイチジクのコンテナ栽培における全量基肥施肥法

鬼頭郁代・成田秋義・高瀬輔久
摘要:ハウスイチジクのコンテナ栽培において施肥の省力化を図るため、窒素肥料として被覆尿素肥料を用いた配合肥料による全量基肥栽培を検討した。
 窒素肥料としてLP50とLPS100を2:3の割合で混合した地植えのハウスイチジク用配合肥料(N:P2O5:K2O=14:7:7)を、全量基肥として加温時に1回施用した。1樹当たりの施用量を窒素成分で40gとすることで、IB化成の分施による慣行栽培と同等の結果枝の生育及び果実収量が得られた。これにより、窒素施肥量は慣行栽培の3分の2に削減でき、施肥回数は7回から1回となった。また、この施肥管理を3年間継続したが、極端な樹勢の低下や果実収量の低下はみられなかった。
 以上のことから、地植えのハウスイチジク用の全量基肥肥料はコンテナ栽培にも適応可能であると判断され、本施肥法は窒素施肥量及び労力の削減につながる。

キーワード:ハウスイチジク、コンテナ栽培、全量基肥施肥、被覆尿素肥料、省力化
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