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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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栽培時の遮光処理がキク切り花の日持ちと
植物体内中の糖含量に及ぼす影響

石川高史・西尾讓一・市村一雄
摘要:キク切り花の日持ちと糖との関連を明らかにするため、生殖成長期の遮光処理がキク切り花の日持ちと植物体中の糖含量に及ぼす影響を調査した。
  秋ギク‘神馬’の電照栽培において、電照打ち切り後22日目と32日目以降を遮光率45%の条件下で栽培した切り花の日持ち期間は、無処理区の38日に対し、それぞれ25日及び29日となり、生殖生長期の遮光により日持ち期間が短くなることが明らかとなった。日持ち調査開始前の糖含量は、舌状花では遮光処理による差はみられなかったが、葉と茎では遮光により大きく減少した。以上のことより、キク切り花の日持ち期間は、葉と茎に蓄積される糖含量が多いほど長くなることが推定された。

キーワード:キク、遮光、日持ち、糖含量
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