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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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畜産浄化槽処理水に対する各種資材の吸着能力調査

鈴木良地・増田達明・中谷 洋・勝野伸吾・近藤 一
摘要:畜産浄化槽処理水の脱窒素、脱リン、脱色等の高度処理を目的として、10種類の資材の粉砕物について、三角フラスコを用いた吸着試験を行った。
1 赤玉土及び鹿沼土は、全リン(以下、T-P)及び色度の吸着能力が非常に高く、さらにCODMnを低下させたが、全窒素(以下、T-N)の吸着効果は確認されなかった。
2 活性炭はT-Nをある程度吸着したが、その効果は低かった。また、T-Pの吸着能力も低かったが、色度及びCODMnの吸着能力は供試資材中で最も高かった。
3 浄水ケーキはT-P及び色度の吸着能力が高かったが、T-Nは吸着せず、CODMnの濃度を逆に増加させた。また、使用後の安全性の確認が必要と思われた。
 以上のことから、資材としての有効性を総合的に評価したところ、赤玉土が最も優れており、鹿沼土もそれに準じた。

キーワード:資材、吸着、高度処理、鹿沼土、赤玉土
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