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愛知県農業総合試験場

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カーネーションとイセナデシコ間の正逆交雑による種間雑種の作出

二村幹雄・加藤淳太郎・三位正洋

Journal of Horticultural Science & Biotechnology 81(6): 995-1001 (2006)
摘要:イセナデシコが持つ極早生でユニークな花形の形質をカーネーションに導入するため、カーネーション7系統とイセナデシコ1系統との間で正逆種間交雑を行った。カーネーションを母本にしたときは、カーネーション4系統との交雑のみから79個体の後代が獲得され、それらはフローサイトメトリー分析で二倍体雑種30個体および種子親的な二倍体49個体であることが判明した。イセナデシコを母本にしたときは、カーネーション2系統との交雑のみから二倍体雑種3個体、三倍体雑種1個体、および種子親的な1個体を含む5個体の後代が獲得された。これら雑種の倍数性は、根端細胞の染色体数を計数して確認した。フローサイトメトリー分析は、三倍体雑種がイセナデシコの2ゲノムおよびカーネーションの1ゲノムを持つことをも明らかにし、イセナデシコにおける非還元雌性配偶子形成が示唆された。二倍体の種間雑種は可稔で、早生性、ユニークな花形などイセナデシコの有利な形質を備えているので、今後のカーネーション育種への利用が期待される。

キーワード:イセナデシコ、カーネーション、三倍体雑種、種間雑種、非還元配偶子
PDFファイル未掲載


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