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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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スプレーギクの日持ちと蒸散の関係及びアブシジン酸の効果

犬伏加恵・大石一史
摘要:スプレーギクにおける観賞時の葉の萎れに伴う日持ち性低下について、気孔開閉や蒸散量が及ぼす影響と、蒸散を抑制するアブシジン酸(ABA)の効果について調査した。
 1.栽培時に、チャンバーを用いて無風下で管理すると、風通しがよい管理に比べて、気孔開度指数が高くなり、蒸散量が多くなり、日持ち日数が2〜4日短縮した。この結果から、風通しが悪く気孔開閉があまり行われないような栽培環境では、気孔を閉じる能力が低下し、蒸散過多となりやすくなり、葉が早く萎れることがわかった。
 2.収穫後、水あげまで長時間放置すると、放置しない場合に比べて、気孔開度指数の高 い品種において日持ち日数が2.4日短縮した。この結果から、気泡や細菌増殖により導管閉塞が起こるような管理をした場合、特に気孔を閉じる能力の低い品種において葉が萎れやすくなることがわかった。
 3.気孔開閉に関わる植物ホルモンであるABAを生け水に添加すると、蒸散量が減少し、品種によっては日持ち日数が2倍以上に延長した。1及び2の結果に加え、この結果からもスプレーギクの葉の萎れに伴う日持ち性低下において、蒸散の影響は甚大であることが再確認され、またABAの生け水への添加はスプレーギクの日持ち日数延長に対しても効果があることが明らかとなった。

キーワード:スプレーギク、気孔開閉、蒸散量、栽培管理、収穫後管理、アブシジン酸
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