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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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卵用名古屋種における換羽飼料の制限給餌日数が
その後の産卵成績及び卵質に及ぼす影響

安藤 学・石代正義・美濃口直和・近藤 一
摘要:卵用名古屋種(以下、名古屋種)へのふすま主体換羽飼料の制限給餌日数が誘導換羽後の産卵成績及び卵質に及ぼす影響について検討した。53週齢の名古屋種288羽を用い、対照として成鶏用飼料を不断給餌した区(以下、無処理区)、試験区として換羽飼料を14日間、21日間、28日間制限給餌(30g/日・羽)した区、の4処理区を設け、90週齢まで試験を実施した。
  1. 産卵成績では、産卵率及び飼料要求率で、全ての試験区が無処理区を上回り、制限給餌日数が長い区ほど優れる傾向にあった。
  2. 卵質でも、ハウユニット、卵殻強度、卵殻厚、卵殻色色相(b/a 値)で、全ての試験区が無処理区を有意に上回り(p<0.05)、その効果は28日区が最も優れていた。
 以上のことから、名古屋種に53週齢で換羽飼料の制限給餌(30g/日・羽)を28日間行うことにより誘導換羽の効果を十分に得ることができ、90週齢まで高い生産性が維持できることが明らかになった。

キーワード:卵用名古屋種、換羽飼料、制限給餌、誘導換羽
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