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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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生菌剤を添加した無投薬飼育が名古屋種の
生産性及び免疫能に及ぼす影響

美濃口直和・石代正義・安藤 学・近藤 一
摘要:消費者の安全安心志向の高まりや抗菌性飼料添加物、動物用医薬品の使用による薬剤耐性菌の出現等から、抗生物質に依存しない鶏肉の生産技術が求められている。そこで、成長促進を目的とする抗菌性飼料添加物の代替として生菌剤(枯草菌製剤 Bacillus subtilis  C-3102株)0.01%の飼料中添加が、名古屋種の生産性及び免疫能に及ぼす影響等について検討した。
  1. 生産性の経済的指標である生産指数は、生菌区が抗菌区(慣行区)とほぼ同等であった。
  2. 正肉歩留り及び可食内臓割合は、生菌区が抗菌区(慣行区)とほぼ同等であった。
  3. 免疫能は、液性免疫の指標である羊赤血球凝集抗体価(T細胞依存性液性免疫)、Brucella abortus 凝集抗体価(T細胞非依存性液性免疫)及び細胞性免疫の指標である遅延型過敏反応は、生菌区が抗菌区及び対照区に比べ有意に高かった。
  4. 腸内細菌叢(大腸菌群数、乳酸菌)は、各試験区ほぼ同等で差は認められなかった。
 以上のことから、抗菌性飼料添加物の代替として生菌剤(枯草菌製剤 Bacillus subtilis  C-3102株)を0.01%飼料中添加した無投薬飼育は、名古屋種に対して抗菌区と同等の生産性を示すと共に、抗菌区に優る免疫増強効果が確認された。また、粗利益も慣行区と比べ28%高くなったことから、名古屋種における抗菌性飼料添加物の代替として実用性価値の高いことが示唆された。

キーワード:無投薬飼育、生菌剤、生産性、免疫能、名古屋種
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