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愛知県農業総合試験場

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イチゴランナー挿し苗のアブシジン酸による高温下での発根促進

齋藤弥生子・ナンシー バントグ・森本玲奈・堀部貴則・山田邦夫・山木昭平

日本園芸学会誌78(3):314-319
摘要:イチゴの促成高設ベンチ栽培システムでは、夏期の高温下で採苗するために常時発根させることが重要である。イチゴランナー挿し苗のクラウン部分へのアブシジン酸(ABA)処理により、低温処理(2日間5℃での貯蔵)した場合と同程度に高温(30℃)下における発根を促進した。しかし,ナフタレン酢酸、ジベレリン、ベンジルアデニンの投与は発根を余り促進しなかった。スクロース合成酵素活性はABA処理では1日後に、5℃処理では2日後に増加した。ABA処理区での活性は対照区(ABA無処理で30℃)よりも常に高かった。低温処理区での可溶性酸性インベルターゼ活性は、対照区と比べて1日で増加したが、ABA処理区での活性は、対照区と比べて変わらなかった。結合型酸性インベルターゼ活性は、ABA処理区、低温処理区、対照区の間で明瞭な差は無かった。低温処理した挿し苗のクラウン部分でのABA量と対照区とを比較したが、両者にほとんど差は無かった。イチゴランナーの挿し苗を低温処理せずに、ABA処理によって高温下における発根を促進することが出来た。

キーワード:イチゴ、アブシジン酸、酸性インベルターゼ、スークロース合成酵素
PDFファイル未掲載


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