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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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三河種を利用した肉用交雑鶏の性能調査

長尾健二・小川直哉・多田 実・近藤 一
摘要:
 三河種(MK)を利用した肉用交雑鶏の生産において、肉用種である赤色コーニッシュ種(RC)と交配した二元交雑鶏(RM)の種鶏としての繁殖性能や生産される肉用交雑鶏(RM×RM)の生産性及び斉一性について検討した。

 種鶏については、自由摂取させた対照区と比べ、1日おきに飼料を給餌しない日を設けた隔日給餌区や対照区に対する体重比が85%と70%となるように飼料の給餌量を制限した体重制限15%区と30%区では、飼料摂取量が有意に低下したが、産卵率の改善は認められなかった。

 肉用交雑鶏では、体重、育成率、生産指数など優れた成績が得られたが、羽装と体重にバラツキがあり、変動係数が大きいことが示された。

 以上のことから、三河種と赤色コーニッシュ種を交配した二元交雑鶏を種鶏として利用する場合、生産される肉用交雑鶏は生産性に優れるが、体重のバラツキが大きいことが認められた。また、種鶏としては産卵率が低く実用的な繁殖性能を有していないことから、種鶏に利用するには適していないと考えられた。

キーワード:三河種、肉用交雑鶏、制限給餌、変動係数
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