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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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樹冠下点滴施肥方式による茶園からの亜酸化窒素の排出削減

糟谷真宏・辻 正樹・樋江井清孝・木下忠孝
摘要:
 茶園における樹冠下点滴施肥方式の亜酸化窒素排出量削減効果を明らかにした。

 土壌表層の無機態窒素量は、有機質肥料を主体とした施肥窒素量725 kg-N ha-1 y-1の慣行茶園では、特に施肥後、うね間で硝酸態窒素の蓄積が認められたが、樹冠下点滴施肥茶園(施肥窒素量570 kg-N ha-1 y-1)では、無機態窒素は高濃度に蓄積することはなく、慣行茶園に比べて低いレベルで安定して推移した。その結果、茶園土壌からの亜酸化窒素フラックスは、慣行茶園では春から夏にうね間で高まるが、樹冠下点滴施肥茶園では樹冠下で夏季にやや高まる程度で、年間を通して2 mg-N m-2 hr-1以下であり、慣行茶園より低いレベルで推移した。

 年間の亜酸化窒素の排出量は、慣行茶園では、茶園の1/4の面積に相当するうね間からの排出量が茶園全体からの排出量の7割を占め、逆に、樹冠下点滴施肥茶園では樹冠下からの排出量が8割を占めた。合計では、慣行茶園の55.4 kg-N ha-1 y-1に対し樹冠下点滴施肥茶園では23.8 kg-N ha-1 y-1であり、亜酸化窒素排出量は樹冠下点滴施肥方式により慣行の半分以下となった。

キーワード:亜酸化窒素排出、硝酸態窒素、茶園、樹冠下点滴施肥
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