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2025年9月24日(水曜日)午後2時

ページID:0617340 掲載日:2025年12月4日更新 印刷ページ表示

 

1 知事発言

  それではですね、今日はちょっと、午前中にですね、ちょっと行事が立て込んでおりましてね。第4回ドローンサミットでいいのかな。第4回のドローンサミット、ちょっと今日ポートメッセでありましたのでですね、午後ということにさせていただきました。

 また、3時過ぎはあれか、カンボジアの観光大臣さんが3時過ぎにここで会見しますので。すみません、ちょっとそれまでに済ませて。さすがにちょっと着替えないけませんので、着替えさせていただきたいと。

(1)愛知県農業総合試験場が京都大学と共同で発表した「シマウマ模様の塗装による牛の吸血昆虫対策」に関する研究のイグノーベル賞受賞について

 さて、今日の定例記者会見始めさせていただきますが、先週の続きでございます。

 先週、9月19日の金曜日に、イグ・ノーベル賞でですね、シマウマならぬ、シマウマ模様の牛、シマウシで吸血昆虫が減るという内容をですね、研究でイグ・ノーベル賞を受賞されました、愛知県農業総合試験場におられましたこの兒嶋朋貴さん、研究員。今、国立の農研機構のね、研究員でございます。それと愛知県農業総合試験場、また京都大学で研究に携わられた皆さんにね、お祝いのコメントを申し上げましたが、その折に、たしかどなたか記者さんから、こういうシマウマに関するものはありますかと言われたので、俺はゼブラスーツを昔作ったぞと申し上げたんで、早速、週末家捜しして探してきますねというふうに申し上げて、土日探したんですけど、ありました。あって、すぐ見つかったので、あるなと。あるじゃないかと思ったので、御披露するときがなかったので、今日はちょっと会見ぐらい着たろうかなと思って、今日は来て、今着替えてきましたけどもね。

 また、この兒嶋さん始め皆さんにね、一度ちょっとお招きして、このイグ・ノーベル賞の受賞感想なんかをお聞きしたいなというふうに思いますが、その折にはこれを着てお出迎えをしたいなというふうに思っております。

 ほぼ20年前に作ったやつでございますけどね。ちゃんとこういうマフラー代わりのシマウマまであるという芸の細かいやつでありますしね、ちゃんとここに私の「大村」ってネームまで入ってるんでですね。

 これ、あれですね、だからあれだな。私、哀川翔さんと非常に親しくさせていただいておりますが、哀川翔さんがVシネマのですね、100回記念で、2004年に「ゼブラーマン」という映画を、劇場公開用の映画を作られたんですね。それを称してですね、じゃあ我々もゼブラになるかと言ってですね、こんなことで何人かでちょっと盛り上がってたときがあったときに作ったものということでございます。ゼブラーマンね、その後、2010年に2回目もあったんだね、劇場公開ね。私も2つとも楽しく拝見いたしましたが、ということでございます。

 そのときの、「ゼブラーマン」の最初の映画のときの決めぜりふが、「白黒つけるぜ」ということでありまして、ちょうど2005年に郵政解散の選挙がすぐなったんで、私はそのときは、夏だったんでさすがにこれはあんまり着れませんでしたけれども、決めぜりふは、そのときは「白黒つけるぜ」ということで選挙をやらせていただいたというのが懐かしい思い出でございます。ということでございました。ありがとうございました。

 すみません。今日は3つぐらい発表事項ありますので、やらせていただきます。

 さて、このままでいい、取った方がいい、どっちでもいい。いかんかね。どっちがいいかね。これ、しかし、みんなぎょっとするか、これ見たら。そうすると上だけ取るか、発表のときはね。一応御披露したということで。まだ着れたな、20年前のが。ありがとうございました。

(2)新型コロナウイルス感染者の状況について

 それではですね、まずは、発表の前にですね、新型コロナウイルス感染者の状況について申し上げます。

 もう既に公表済みでございますが、18日の木曜日に公表済みでございますが、今年の第37週の新型コロナ感染状況は、お手元の資料のとおりであります。

 定点医療機関当たりの報告数10.41人でございます。定点当たりの報告数は、前週から0.13人増えて、伸び率1.01倍となりましてね。ずっと下がってきておりましたが、ちょっと横ばいかちょっと増えたということでございます。でもって、入院患者数もですね、入院患者数は69人となりまして、前週の80人から11人の減少ということでございます。

 ということでございますのでですね、資料の1ページがね、その数字でありますが、まあほぼ横ばいということなので。もうちょっと落ちていくかなと思いましたが、ほぼ横ばい。ただ、入院患者はぐっと減ってきておりますので、参考の1の資料にありますように、今年の冬よりはちょっと多いんですが、それでも、ほぼ横ばいでありますから、1年前のような第11波という形にはなっていない。だから、第12波は今回はまだ来ていないということを申し上げたいと思います。

 参考の2は、入院患者さんは、この半年前のね、冬よりもぐっと減っているということでございます。

 いずれにしてもですね、県民・事業者の皆様には引き続き、場面に応じて、換気、手洗い、手指消毒を行っていただきますとともにですね、熱中症などにも注意をしていただいてですね、このコロナ対策、感染防止対策を引き続きですね、これをしっかりとやっていただきますようによろしくお願いを申し上げたいと思います。ありがとうございました。

(3)「ジブリのなりきり名場面展」のリニューアル及び「ロタンダ 風ヶ丘」における「サボイアS-21」の展示について

  (【知事会見】ジブリパーク「ジブリの大倉庫」内の企画展示「ジブリのなりきり名場面展」をリニューアルします! - 愛知県

 (【知事会見】映画『紅の豚』に登場する飛行艇「サボイアS-21」が愛・地球博記念公園にやって来ます! - 愛知県

 それでは、発表事項にまいります。

 まずは、ジブリパークの関係でございます。お手元の資料を御覧をいただき、お聞きをいただきたいと思います。2点申し上げます。

 まずはですね、「ジブリのなりきり名場面展」のリニューアル及び「ロタンダ風ヶ丘」における「サボイアS-21」の展示についてであります。

 ジブリパークの「ジブリの大倉庫」では、スタジオジブリ作品の名場面に入り込んで楽しめる企画展示「ジブリのなりきり名場面展」を2022年の開園後初めてリニューアルし、12月17日水曜日より、全14コーナーのうち半分の7コーナーを入れ替えて展示をいたします。

 現行の「海がきこえる」「風立ちぬ」「思い出のマーニー」の名場面に代わりまして、新たに「On Your Mark(オン ユア マーク)」「ホーホケキョとなりの山田くん」「ギブリーズepisode2」「君たちはどう生きるか」の4作品の名場面が新たに登場いたします。

 そのうち「On Your Mark」というのはですね、今からちょうど30年前の1995年の作品で、CHAGE and ASKA(チャゲ アンド アスカ)さんのコンサートツアー用プロモーションフィルムをきっかけとして制作されて、映画「耳をすませば」と同時上映で劇場公開もされた、宮﨑駿監督の1995年の作品でありまして、ジブリファンの中では非常に人気の高い作品というふうにお聞きをいたしております。

 この「On Your Mark」、私もショートムービーのものでといいますかね、ショートムービーなんですね。実際は7分。

【政策企画局長】 まあそうですね。6分7分くらいです。

【知事】 6分7分ぐらいなんですね。でも、なかなかね、翼の生えた女の子のね、少女のあれと、いかにもチャゲアスの2人とおぼしき人たちがね、オープンカーで最後去っていくね、そういう何かエンディングも含め、近未来的なものであって、非常に宮﨑駿監督の映画そのものだなと思う作品でありましてね。

 多分、皆さん、あんまり見たことないでしょ、これ。劇場映画じゃないのでですね。私もDVD取り寄せて拝見しましたけどね。ファンには本当に人気なんで、このなりきり名場面来たら、そこが多分また行列できるんじゃないかというのが、ジブリさんね、そういうふうに言っておりましたということが一つ。

 それからですね、「ホーホケキョとなりの山田くん」は、いしいひさいち氏原作の4コマ漫画を、故・高畑勲監督が水彩画のような表現を用いて映画化した1999年の作品です。山田一家の平凡ながらもユーモア溢れる日常を描いた内容で、海外でも高く評価されており、ニューヨーク近代美術館MoMA(モマ)のですね、永久収蔵品になっている作品だということでありましてね、そういった非常に評価の高いものということで、これも大変人気になるというか、楽しみではないかなと思います。

 それから、「ギブリーズepisode2」は、「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」の絵コンテ作画などを担当された百瀬義行(ももせ よしゆき)氏が監督した2002年の作品です。架空のアニメーション制作会社「スタジオギブリ」のスタッフの日常を描いた内容でありまして、鈴木敏夫プロデューサーをモデルにした「カレーショップトシちゃん」のマスターも登場する、楽しい作品でございます。

 今ちょうど、明日までですが、「カレーショップトシちゃん」はこれをモデルにして作ったということでございます。これも大変楽しいね、ショートムービーをいくつか集めたという感じかな。ということですね、その中で出てきます。

 それから、「君たちはどう生きるか」は、宮﨑駿監督が約7年という歳月をかけて制作し、2023年に公開されたスタジオジブリの最新作で、第96回アメリカアカデミー賞長編アニメーション映画部門賞に輝いた作品であります。

 この「君たちはどう生きるか」のコーナーでは、資料1ページ下の画像にありますように、主人公の眞人(まひと)になりきって、ヒミと共に大叔父と向かい合う場面に入り込めるということですので、是非、楽しみにしてください。

 こちらの資料のね、下の図面です。ここの眞人のところに立って写真を撮ってもらえると、こういうことでございまして、出来上がりが楽しみです。

 このほか、現在のなりきり名場面展のうち、「おもひでぽろぽろ」「紅の豚」「かぐや姫の物語」の3作品の名場面は別のシーンに変更となりまして、「天空の城ラピュタ」の名場面は2つから1つということになります。

 なお、現在のなりきり名場面展は12月1日の月曜日までとなります。12月2日から16日までのですね、この2週間というか15日間は、メンテナンス等のためジブリパークを休園をいたします。毎年、12月に2週間ぐらい、6月に10日ぐらいかな、半年に一回メンテナンス休暇を取って、そのときにこう切り替えるということでありますので、新しいこのなりきり名場面展は12月17日水曜日からのスタートでございます。

 ジブリパークのチケットにつきましては、資料3ページの2025年12月入場分のチケット販売スケジュールを御覧ください。

 11月までのチケットは既に販売中で、「ジブリの大倉庫」に入場可能なチケットはまだ購入可能と聞いておりますが、12月入場分のチケットは10月10日の金曜日の14時から販売を開始し、12月27日土曜日の県民デーチケットの抽選申込は明日、9月25日10時から受付を開始をいたします。ということで、もうチケット販売するので、12月のこのこういう名場面を替えますよということを今日アナウンスをさせていただくということでございます。

 スタジオジブリ作品にはまだまだ数え切れないほどの名場面がありますので、是非、別の名場面もお届けしたいということで、今回、ジブリパーク開園から満3年となるタイミングで初めてリニューアルを行うことになりました。是非、リニューアルする「ジブリのなりきり名場面展」を楽しみにお待ちいただきたいというふうに思っております。

 ということで、資料の裏面2ページは、こういうふうに替わりますよということでございますね。お楽しみにしていただきたいというふうに思っております。

 4ページは、この料金体系、こういうふうになっておりますということでございます。

 続いて、もう一つの資料でございます。「ロタンダ風ヶ丘」における「サボイアS-21」の展示でございます。

 これがね、サボイアがですね、愛・地球博記念公園にやってきますということでございます。

 スタジオジブリ作品「紅の豚」の主人公ポルコ・ロッソが愛用する真っ赤な飛行艇「サボイアS-21」が、愛・地球博記念公園の北口広場にあるロタンダ風ヶ丘のカフェテリアにやってまいります。

 この「サボイアS-21」は、ポルコ・ロッソが映画で乗る飛行艇ですね、飛行機ですが、これはですね、昨日まで、昨日23日まで、東京の品川の寺田倉庫で開催されておりました「ジブリの立体造型物展」において展示されていた木製アート作品でありまして、この展覧会の終了に伴いまして、新たにジブリパークのある愛・地球博記念公園において展示することになりました。

 私も今年の、この7月の9日にこの寺田倉庫、東京出張の際、行ってまいりまして、そのときにはもうこれ、実はこれはこちらに来るよという話だったんで、どんなもんだいということで見に行ったんですけれども、映画に出てくる実物大と言うと変ですけどね、そのぐらいの大きさ感があって、あれを丸い、今カレーショップになっているあそこのところにね、あの中に、真ん中にどーんと入れてカフェテリアを改装するということでございます。

 この「サボイアS-21」は、映画に登場する架空の木製飛行艇でありまして、今回の作品は宮﨑駿監督の設定資料を基に制作され、1920年代のイタリアの航空機職人の作り方を参考に、細部まで徹底的にこだわりながら、手作業で、劇中で描かれた美しいフォルムを表現したと聞いております。

 この「サボイアS-21」の展示に当たり、展示場所となる「ロタンダ風ヶ丘」のカフェテリアは、店内改装のため、明日までが愛・地球博20祭なので、明日をもって一旦閉じてですね、9月の26日金曜日、あさってから休業いたしまして改装をして、これを持ち込んで、もう一回レストランを改装するということでございます。こちらのレストランはですね、カフェテリアは11月1日の土曜日に新装オープンをする予定でございます。

 改装後は、サボイアのイメージに合わせまして、ナポリタンなどのフードメニューを提供する計画と聞いておりますので、こちらも是非、楽しみにお待ちいただきたいと思います。

 なお、本日御紹介した画像のデータは、報道機関の皆様に提供させていただきますので、後ほど担当者に御連絡をいただきたいというふうに思っております。

 ということで、いろいろと、企画をいろいろやっていくということでございましてね。今のなりきり名場面展はまだもつんじゃないかと思いますけれども、こういうふうに、今回の「サボイアS-21」もそうなんですが、ジブリの展覧会というのは全国にいろいろなものがこうぐるぐる回っておりまして。スタジオジブリさんってその都度その都度、やってる間にね、増やしちゃうんだね。これが欲しいとかね、これ作りたいとか。増えてきたやつ、だから、終わると今度、終わった後の倉庫どうしようというので、うちが大倉庫作ってあれですけれども、こういう形でですね、また活用させていただけるということはありがたいことだなというふうに思っております。

 この「サボイアS-21」でございますが、カフェテリアを、これはジブリパークの外ですから、どなたでも入って、注文して御飯といいますかね、食べられますけれども、カフェテリアの利用者はこの写真撮影も可能でございます。なので、注文して写真撮るのか。そうでしょうね。最初に席あったら、ですから、席待ってる間に、写真撮って待ってるのかもしれませんが、写真撮影可能でございますが、安全性の観点から、触ったり操縦席に座ったりすることはちょっと御遠慮いただくと。さすがにその荷重はちょっとね、耐えられません。アート作品ですから、そういう形で見ていただければと思います。

 メニューはですね、ナポリタンは提供予定と聞いておりますが、その他メニューは検討中だということで、後日ですね、ジブリパーク公式Webサイトで御案内をするということでございます。ということで、ジブリパークのなりきり名場面展のリニューアルと「ロタンダ風ヶ丘」、カフェテリアでの「サボイアS-21」の展示ということでございます。よろしくお願いいたします。

(4)愛知芸術文化センターの建物管理及び芸術劇場の運営(愛知県芸術劇場等運営等事業)優先交渉権者の選定について

 (【知事会見】愛知芸術文化センターの建物管理及び芸術劇場の運営 (愛知県芸術劇場等運営等事業)優先交渉権者の選定について - 愛知県

 続きまして2つ目の発表でございます。愛知芸術文化センターの建物管理及び芸術劇場の運営についてのPFIコンセッションのですね、公募を行っておりましたが、その優先交渉権者が決定いたしましたので、発表いたします。

 愛知県では、愛知芸文センターの建物管理と芸術劇場の運営について、PFI法に基づくコンセッション方式の導入を進めておりまして、この度、公募型プロポーザル方式により優先交渉権者を選定しましたので、公表します。

 優先交渉権者は、発表資料1ページの1、優先交渉権者のとおり、株式会社中日新聞社を代表企業とする愛知県芸術劇場等運営等事業中日アライアンスグループです。また、運営会社に出資することとなる構成企業と、運営会社から業務を受託する協力企業は記載のとおりであります。

 なので、代表企業、構成企業までが株式出資をして会社を作って、いわゆるSPC(エスピーシー)ですね、特定目的会社を作って、その協力企業さんは出資はしませんけれども、その発注を受けて仕事をするということでございます。

 2、事業者選定までの経緯ですが、募集期間の7月31日までに3者から提案書類が提出されました。続いて、有識者等で構成する事業者選定委員会による審査により最優秀提案者が選定され、同委員会からの報告を受け、本日、優先交渉権者を選定をいたしました。

 スケジュールは、この2の表にあるとおりでございます。こういう形で、5月に受付、それから7月31日提出期限、それから選定委員会の開催が8月22日。9月22日に審査報告受領、今日決定・公表ということでございます。

 そしてですね、提案の内容ですが、具体的な提案概要は、資料1、2ページ4のですね、資料の1、2ページの4、提案の概要に記載をしております。

 資料の1の1ページは、今申し上げたことをちょっと詳しめに書いてあるものでございます。

 対象施設は、劇場全体管理と芸術劇場大ホール、2,500人の大ホール、1,800人のコンサートホール、下のあれか、300人弱か、あの小ホールはね、の小ホールと附属施設ということでございまして、美術館はですね、美術館ギャラリーともに、美術館部分は瀬戸の陶磁美術館と一体となりまして、地方独立行政法人になるということでございます。

 その次の2ページを御覧ください。の4ですね。4を御覧ください。

 例えば、ですから、ここにあるように計画全体、それから維持管理業務、それから愛知県芸術劇場の運営業務ということでございますが、例えば劇場の運営におきましては、事業者の国内外のネットワークを活用し、積極的に公演を誘致するとのことであります。

 協力企業の一つであります東宝エージェンシーが、東宝グループが持つミュージカルなどの演劇コンテンツを招聘するとの提案をいただいておりまして、愛知県芸術劇場において、これまで以上に多彩な公演をお楽しみいただけるようになると考えております。ほかにも、新たな音楽イベントの開催や、建物のライトアップによる演出など、様々な取組について提案がありました。

 また、県負担額の提案金額につきましては、16年間で201億7,292万6,000円ということでございました。これは私どもが事前に、このくらい、こういう形で、ここが限度としてお支払いをいたしますと、管理経費をね、ということでお示しをしているものの範囲というか、そのものか、そのものだな。同額ということでありました。続いて、その範囲の中なのでクリアしているということでございます。

 続いて、4、今後のスケジュールでございますが、11月頃に基本協定を締結した上で、コンセッション事業の遂行を目的とするSPC(特別目的会社)を事業者が設立します。そのSPCに運営権を設定するための議案を令和8年2月議会へ提出をし、議決をいただけました後、実施契約を締結する予定としております。そして、運営権者であるSPCに、2026年4月から運営事業開始準備業務を、2027年4月から運営・維持管理業務を開始をしていただく予定としております。

 ということで、これで決定して、準備業務を進めていって、これからSPCを作っていただいて、それでもって、協定を結んだ上でSPCを作って、そしてコンセッションを作るのにですね、議会の議決が要りますので、それは来年2月議会に出して、来年の4月から運営開始準備業務をやり、1年間かけて準備を進めていって、そして順次引き渡しを受けて、27年4月から運営・維持管理業務を開始をするということでございます。

 今の県のやつは1年前から予約受けるんだな。ということなんで、来年のやつがもう入ってますのでね。なので、それを2027年4月からは完全に切り替えるという形で移行準備はやっていかないかんということでございます。

 最後に、大規模なホールを複数設置する文化施設として、全国に先駆けてコンセッション方式を導入する本事業について、中日アライアンスグループから提案された民間のノウハウと創意工夫を生かした取組により、文化芸術の発信拠点として更なる飛躍を遂げるとともに、愛知・名古屋のシンボルとして、近隣施設と一体となって都心のにぎわいを創出する拠点施設となることを大いに期待をするものでございます。

 ということで、どんどんどんどんこうした自主事業の、提案にあるようにいろんな事業をね、どんどん持ってきていただけるようなことを大いに期待をしているところでございます。ということです。

 資料の1がそういうことでございます。

 資料の2はですね、この審査報告でございますので、審査委員さんの名前は1ページにあります。で、あとこうした形での審査報告を受け付けております。

 配点等については、資料のこの2の6ページに、A、B、Cと書いてありまして、Cグループの中日アライアンスグループが一番高かったということでございます。

 7ページが、最優秀提案者と次点、そこまで示すということになっております。それから、様々な総括で御意見をいただいているところでございます。

 ということでございまして、これは、ですから、資料の2が選定委員会、資料の3がこれは、受けて、愛知県の資料としてこれは作り直したものということでございまして、これまでのPFIでもこういう形で発表をさせていただいているところでございます。

 補足して申し上げますと、事業者選定委員会からの報告によりますと、中日アライアンスグループの提案は、文化芸術を軸としながらも、文化芸術の枠を超えた、教育・産業・観光・福祉など多様な分野と連携して持続的に価値を創出することを目指す意欲的な内容であるとの評価を受けております。

 例えばですね、劇場運営でその特色を最大限に生かすとして、例えば世界的なオペラ、バレエ公演を積極的に誘致するといった提案に対し、評価委員からは、本事業の全要目的である劇場のブランドイメージやプレゼンスの向上が見込まれると評価をされております。また、メディアとしての発信力を駆使したにぎわい創出や、エリアマネジメントの観点から、栄地域全体の人流の活性化に資する具体的な提案も非常に評価が高かったということでございます。

 3グループの中で最も現状分析が的確に行われ、実現可能性の観点から最も説得力があったと認められており、提案に対する評価の全ての項目において、3グループ中最も高い点数を獲得をしているところでございます。ということでございます。

 選定結果に対する所感と今後期待することでございますが、こうした文化施設にコンセッション方式を導入する、16年間のコンセッション、運営権を買っていただいてですね、運営していただくということでありますので、前例のない事業であったにもかかわらず、3つのグループから各々の、それぞれの知識や経験、ノウハウを生かした魅力的な企画提案をいただいたことに感謝を申し上げます。

 本事業は、開館30年を過ぎた愛知芸術文化センターについて、施設の立地や機能を最大限に生かし、利用者の拡大、にぎわいの創出を図るとともに、劇場としてのブランドイメージやプレゼンスを一層向上させることを目的としております。魅力的な提案をいただきましたので、県としても可能な限りのサポートを行ってまいりたいと、そして事業目的の達成をしてまいりたいと思います。

 また、この中日アライアンスグループさんは、栄エリアを熟知している事業者が中心となって構成されておりますので、エリアマネジメントの観点からも栄エリア全体の活性化を図るとの提案をいただいておりまして、芸術文化センターの中にとどまらない、センターを核としたにぎわいづくりに大いに貢献されることを期待をするものでございます。

 なおですね、この県負担額の16年間で201億7,000万ということでありますが、これにつきましてはですね、2024年12月ですね、去年の12月の補正予算にこの枠組みを発表したときに、この16年間でのですね、コンセッション方式を導入した場合、県が直営にすることに比べてバリュー・フォー・マネー、事業費削減効果として、県がこれまで直営でやってたのと比べますと約10パーセント、額として約23億円の削減を見込んでいるところでございます。当時のもちろん、2024年12月の予算発表時点での物価でありますけどね、10パーセント、約23億円の事業費削減効果を見込まれるということでございます。ということでございます。

 またですね、コンセッション事業による運営になった場合でも、公共劇場としての性格は変わりません。したがいまして、文化団体や学校などの、いわゆるアマチュア団体の皆様が劇場を引き続き利用していただけるようにですね、これは配慮が必要だというふうに考えておりますので、その点はしっかりとですね、協議をしていきたいということで、コンセッション事業者による運営開始後も引き続き、現在と同程度の日数はですね、こうしたアマチュア団体ですね、文化団体とか学校などのアマチュア団体の皆さんが利用している、現行と同じぐらいの日数は確保をしていくことが必要ではないかなというふうに思っております。

 現在ですね、現時点ではですね、現在、営利を目的としない文化団体が利用できるように、この県から要求水準書で示した劇場運営の条件として、大ホールについては年間15日程度、コンサートホールについては年間60日程度確保することを求めております。これは大体実績なんだな。ということなんで、それはまあやってね、ということなので、それは、はい分かりましたよということでございます。

 ということでですね、この学校関係の利用が比較的多いコンサートホールについては、中日アライアンスグループさんからは、アマチュア利用確保のための具体的な提案もなされておりますので、確実な実施を求めていきたいというふうに思っているところでございます。

 この点については、私からは以上でございます。

 今申し上げたいろんな所見等は、この報告書の、審査委員会の報告書のあれだね、8ページ、9ページに、10ページか、8ページ、9ページ、10ページに書いてあるんだな。ということなので、また御覧をいただきたいと思っております。

 これが芸術劇場と運営事業のコンセッションの優先交渉権者の発表ということでございました。ということでございます。

(5)名古屋市中心部での自動運転車両の定期運行について

 (【知事会見】名古屋市中心部での自動運転車両の定期運行について - 自動運転の推進 - 愛知県

 それでは、最後にまいります。自動運転ですね。

 名古屋市中心部での自動運転車両の定期運行について申し上げます。

 愛知県では、全国に先駆けて2016年度から自動運転の実証実験を積み重ね、ビジネスモデルの構築や社会的受容性の醸成に向けた取組を進めてまいりました。本日発表する名古屋市中心部での定期運行は、ロボットタクシーを念頭に、複雑な交通環境の車速に沿った自動運転走行の社会実装に向けた取組です。

 今年度は、昨年度実施したSTATION Aiと名古屋駅を結ぶルートに、新たに栄を加えた3地点をつなぐ周回ルートを設定し、2台の自動運転車両による運行を行います。運行期間は10月14日から2026年3月19日までの平日で、1日約10周の運行を予定しております。

 今回の運行では、錦通や若宮大通など交通量が多く複雑な道路環境を周囲の車速に沿って走行し、自動運転で走行するための技術課題の検証を行います。また、将来的なロボットタクシーの実用化を見据え、複数台運行におけるオペレーションの検証や車内無人を見据えた旅客サービスの受容性調査を行います。

 今年度は、タクシーのように貸切で運行を行います。乗車定員は最大5名で、STATION Ai又は愛知芸術文化センターを利用する中学生以上の方、又は保護者が同伴する小学生に乗車いただけます。

 11月13日乗車分までの予約受付を本日から開始します。是非、乗車をいただいて、先端自動運転モビリティを体験をしていただきたいと思います。

 自動車産業の一大集積地である愛知が、日本、そして世界をリードする存在であり続けられるよう、引き続き自動運転の更なる高度化や社会実装を目指した取組を加速をしてまいります。

 ということで、資料にありますように、1ページね。期間は10月から3月ですから、運行ダイヤが作ってあり、1日10周なんで、こういう形でですね、STATION Aiと名古屋駅のスパイラルタワーズと栄芸文センターをぐるぐるぐるっと回っていくということでございますので、また是非、皆さんね、御予約をいただいて、御登録いただいて、御乗車をいただければ有り難いというふうに思っております。

 でもってですね、昨年度の事業ですね、2024年度はですね、11月7日から3月19日までの5か月間にわたりまして、STATION Aiと名古屋駅前のスパイラルタワーズの2地点を結ぶ経路におきましてやりました。定期運行をやりましたと。今年度同様に、MayMobility(メイ モビリティ)社のシステムを搭載したシエナ、トヨタのシエナを活用してやりましたと。去年からの変更点は、車両の台数を1台から2台に増やしまして、乗降地点に栄エリアを追加した3地点間を周回で運行することということでございます。

 昨年度でも課題になりましたが、名古屋市内に多い路上駐停車に関する様々なケースの抽出と対応策。路上駐車、片側一車線のところ路上駐車されてる方が結構あるので、それをこう避けていくという、そういう自動運転ですね。ということ。それから、今年度は、道路の途中で2車線から1車線となる複雑な道路環境への対応なども行っていくと、検証をするということでございます。

 また、車内タブレットを活用した旅客サービスに関する調査、それから複数台の運行によるオペレーションの検証。2台ありますから、2台を1人でオペレーションするということもやっていくということでございます。

 台数とエリアを増やすことで、より多くの方に次世代モビリティである自動運転車両を体験していただくことが可能となるため、社会受容性の更なる向上にもつながるというふうに考えていることでございます。

 ということでですね、2016年度から自動運転実証実験、愛知県としてやっておりますが、更に更に更にですね、これを進化をさせていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

 今年は、まずはですね、この名古屋都心部において、名古屋駅、栄、そしてSTATION Aiと、大体こう、一番こう利用される方が多いところだと思いますが、ここを実証実験をやるということでございます。

 なおですね、やっぱりこのこうしたドライバーのいないロボットタクシーの実現に向けた動きが活発となっているのは、アメリカ、中国はこのロボットタクシー。日本だと、やはり過疎地等を中心にですね、ドライバーレスのバスの自動運転ですかね、路線バス型の車両の実証実験もいろいろ行われていると。アメリカ、中国ではタクシー型の自動運転が主流ということでございますので。私どもは、常滑、中部空港島でバスの方もやってますから、両方やりながらですね、しっかりとこの実用化に向けて、毎年毎年これは進化をさせていきたいというふうに思っているところでございます。ということでございますね。

 ちなみにですね、この車両のラッピングでございますが、これも御披露せないかんな、これでね。これ、2台ありますけどね、上の方は、これが、学生の皆さんから計49作品の提案がありましてね。その中から、コンセプトやデザイン、自動運転のイメージを踏まえて2点、2作品を選定し、ラッピングデザインとして採用させていただきました。

 1つ目のこの上のデザインはですね、これはHAL名古屋のですね、カーデザイン学科3年生の大石歩輝(おおいし あゆき)さんによるデザインでありまして、コンセプトは「人と街の未来をつなぐクルマ」ということね。これ、HAL名古屋の大石歩輝さんの作品をラッピングさせていただきました。

 こっちの下ですね、この2つ目のデザインは、名古屋国際工科専門職大学デジタルエンタテイメント学科CGアニメーションコース2年生の河村采佳(こうむら あやか)さん、立松千明(たてまつ ちあき)さん、坂奈月(ばん なつき)さんによるデザインでありまして、コンセプトは「つながりと未来への希望」と。何かいろいろつながっておりますね、コンピュータがいろいろつながってると、こんな形のデザイン、この2点を採用させていただき、ラッピングでさせていただいたということでございます。

 これ、2つともですね、スパイラルタワーズにあるHAL名古屋と名古屋国際工科専門職大学さんがラッピングデザインの学内コンペを行って、それぞれに1作品ずつ採用させていただいたというものでございますので、よろしくお願いをいたします。

 私からは以上です。

2 質疑応答

(1)「ジブリのなりきり名場面展」のリニューアルについて

【質問】 ジブリパークのリニューアルの件で、2点確認させてください。

 まず、1点目なんですが、「君たちはどう生きるか」のコーナーは説明いただいたんですけども、そのほかの作品っていうのは、どういった名場面が使用されているかというのはお答えいただけますでしょうか。

【知事】 これってまだ言っちゃいけないのね。言っちゃいけない。スタジオジブリさんはもういろいろ考えて、デザイン取り掛かっていただいておりますけれども、今日御披露するのはこのいっちょで、あとはですね、お楽しみということにしてくださいということでございました。

 ありがとうございます。

【記者】 2点目なんですけれども、入れ替わりと対象になった元々今展示されている作品というのは、どちらかに移転されるのか、何か違う場所で披露されることがあるのか、確認できればと思います。

【知事】 まあ捨てちゃうことはないでしょうけどね。ただ、単なるラッピングだけだとあれかな、それはちょっとあれかもしれんね。あれなんですけど、立体造形物という形で作ったものは、それは残しておくのでしょうね。だから、うちのジブリの大倉庫の中に入るのか、それとも、ほかのいろんな展覧会、巡回展覧会やっておられますから、そちらの方に使われるのか。それは、あそこは企画展示のところなんで、我々県じゃないんだな、あれ。企画展示だからね。ジブリパーク社のものでありますし、版権は、それは、著作権はジブリさんが持ってますからね。なので、多分有効活用されるんだろうというふうに思います。ちょっとまだ、これどうされるかはちょっと我々はまだ聞いておりません。

(2)愛知芸術文化センターの建物管理及び芸術劇場の運営(愛知県芸術劇場等運営等事業)優先交渉権者の選定について

【質問】 芸文センターについて伺えればと思います。

 基本計画が昨年4月に発表された際もですね、立地がいいのにもかかわらず、存在感がなかなか発揮できていない等々のですね、御指摘されていたかと思うんですが、改めてこの立地ですとか人流の面からですね、今どのような現状にあるのか、課題認識みたいなところと、それを踏まえた上でのその芸文センター等がですね、進むべき方向性、未来像みたいなところ。現状認識、課題認識等、未来像みたいなところを御所感伺えればと思います。よろしくお願いいたします。

【知事】 この芸文センターのですね、活性化ですね、劇場と美術館、両方含めた、こうしたセンターの活性化につきましては、何年かにわたってですね、研究会を開催をし、専門家の皆様に御意見をいただいてですね、東京とか大阪・関西にあるような、そういった美術館や劇場等々とのですね、比較検証をやってですね、やった上で、改めてですね、この立地は非常にいいけれどもですね、やはりアピールといいますかね、プレゼンがちょっと足らないのではないかと。やはり利用者のお客さんも少し少ないのではないかと。やはり相当レベルのいいことをやって、ハイレベルのいいことをやっていながら、それが十分ね、生かされていないんじゃないかというような御指摘をね、いただいて、それを更によくしていこうということでですね、基本計画を作らせていただいて、それを全国では初めてとなる公設の劇場のコンセッション、運営権を設定をして、民間事業者さんにそれでやっていただくという形で、今回取り組ませていただきました。

 丁寧に議論をね、重ねてきたつもりでございますが、そういう中でですね、今回、3つの事業グループさんが大変難しい、初めてのケースにもかかわらず、3つの事業グループさんが大変、何といいますかね、力のこもった、そうした提案をいただいたわけであります。その中で、今回ね、第三者委員会、専門家の有識者委員会の皆さんにおきまして、この中日アライアンスグループさんが優先交渉権者ということで決定を見ることができたということ、大変うれしく思っております。

 是非ですね、これを機に、これから準備期間1年半ありますので、しっかりと準備をしていただいて、そして、この立地とこの施設ですね、グレード的には、特に劇場の部分はですね、日本にあるどこの劇場と比較してもですね、引けを取らないレベルのものだというふうに評価をいただいております。東京以外でこれだけのレベルのものはここが一番だと言われておりますので、それを生かした内容のですね、そうしたコンテンツをですね、誘致をいただいて、そして多くの皆さんにね、楽しんでいただければ有り難いなというふうに思っております。

 それともう一つはですね、やはり栄エリアの活性化という御提案もいただいておりますのでね。テレビ塔を含めた久屋大通公園、栄エリア全体をですね、この劇場を核として、そこに人を呼び込んで、その人たちがまた栄エリアを周遊していただけるようなね、形のそういったものでですね、大いににぎわいづくりをしてですね、盛り上げていければというふうに思っております。

 それとですね、元々もう一回、この劇場、それからまたコンサートホールのコンセッションのところに戻りますけれども、やはり今、もう時代はネット配信の時代に大きく動いているのは御案内のとおりでございます。なので、いろんなメディアの皆さんもですね、やはりコンテンツをできるだけたくさん作って、それをですね、配信して、それを自らの新聞媒体なり、また放送媒体なり、いろんなネット、そういったメディア媒体と相乗効果を上げてですね、視聴者を増やす、配信を受ける方を増やす、またコマーシャルをですね、増やす。そういったことの時代になってますから、そういう意味で、こういう非常にレベルの高い劇場、コンサートホールをですね、確保して、いろんな自前のイベントをですね、イベント、コンサートをですね、どんどんやっていただくということは、そうした事業者の皆さんにとっても非常に、今後の事業展開としてもですね、非常に有意義なことではないかなというふうに思いますので、私どもとしてもですね、やはり一体となってですね、まず、我々県ですから、県営施設である芸文センターの劇場部分のですね、劇場、コンサートホールの大いな活性化をしたい。それから、それを核として栄エリアのね、まちづくりをしっかりやっていきたい。これは名古屋市さんともよくよく協力しながらね、連携しながら、その栄エリアの活性化ね、にぎわいづくりをやっていきたい。そういうふうに考えているところでございます。

 それと、さっきも申し上げた栄エリアの、あそこに各、この中の、今回の中日アライアンスグループに入っておられる事業者さんの中には、あのエリアに本拠地を構えておられるテレビ局さんね、メディアの皆さん、たくさんおられますので、そういった皆さんともしっかり連携しながらね、盛り上げていければありがたいなというふうに思っております。

(3)ツーリズムEXPOジャパン2025 愛知・中部北陸の開催について

【質問】 明日から始まるツーリズムEXPO(エキスポ)ジャパンの関係でお伺いさせてください。

 初の県内開催ということもありますが、県内の観光の現状の課題とですね、今回のイベントを通して期待される効果など、お考えがありましたらお伺いさせてください。

【知事】 明日からですね、ツーリズムEXPOジャパンが4日間で始まります。最初はですね、BtoB(ビー トゥ ビー)の様々な商談会等々を中心にやりですね、土日の後半2日間は一般の方にお越しをいただくという形でございます。

 東京、大阪。沖縄がコロナでオンライン併用だったんでありますが、これまでずーっと東京でやってこられ、そして大阪で2回やられてですね、コロナ前、コロナ後。だけなんで、今回、それ以外のところでは初めてになります。これは大いに期待をしたいというふうに思っております。

 大体ね、我々もいつも東京ビッグサイトでやるこのツーリズムEXPOジャパンについてはですね、いつもは12ブースだったっけ、12小間だったかな。今回は全部で44小間出しますからね、4倍ぐらいね。なので、そういう意味ではですね、ちょっと力はやっぱり、ちょっと力を入れたいというふうに思っております。

 いつもはだから、東京でやっても我々12小間も出すんですよ。だから、そういう意味ではね、あのイベントっていうのはもう日本全国で、海外からもいっぱい来ますので、そういう意味では、行っただけでね、世界旅行に行った気分になるようなね。確かにお金かかっとるなと思うんですけれども、すごい巨大な旅のイベントは、旅行とか旅のイベントとしては世界最大という銘打っていますのでね。

 そういう意味では、私はね、今回それをね、この愛知・中部地区でね、見れるということなので、本当に多くの皆さんがブース出して出展していただけると思いますし、海外で80を超える国・地域ですかね。なので、そういう意味では本当に世界旅行した気分になりますので。

 まずはやっぱりこの中部ね、愛知だけじゃなくて中部全体のね、愛知・中部・北陸ですから、この具体的なね、旅行の商談にね、つながっていただくことを大いに期待したいと思いますし。後半はね、一般の方に御来場いただけますので。

 改めてね、やっぱりコロナが明けて、海外からのインバウンドのお客さんは増えていますけれども、日本から行くアウトバウンドのお客さんがやっぱり減ってると、戻らないということなのでですね、特に日本の若い人がもう海外に行くのが本当に減っちゃったと、パスポートの取得率も低いと。そういうことになりますとね、やっぱり我々としては、やっぱりこのグローバルな時代ですから、こういうツーリズムEXPOジャパンのような、本当に巨大なね、旅のイベントを見ていただいてね、やっぱり旅行って、旅っていいなと。それからまた、世界はこんな広いんだなということを、いろんなところがあるんだ、こんな楽しみがあるんだということを見ていただいて、そうしたインバウンドの皆さんにも注目していただきたいし、アウトバウンドね、ここからの、日本から海外にツアーを行かれる方もね、また再びといいますかね、コロナの前に早くね、戻れるようにね、また、元気が出るようになっていただけたらありがたいなというふうに思います。

 なので、今回それは、そうしょっちゅうこんな大きなイベントやれないとは思いますが、今回やっぱり成功させていかないと、次につながらないので、何としてもこれ成功させてですね、またいずれ、いずれ、今回成功したらまたいずれ、ちょっと、そんなしょっちゅうはできませんけれども、またいずれね、いずれまた開催できればかなというふうに思いますね。

 なので、我々、もちろん行政としてもこれ一生懸命取り組んでいますが、経済界の皆さんもね、本当に中経連、また名商さんもね、本当に力こぶでね、取り組んでいただいていますので、また一緒になって連携してね、しっかり盛り上げていきたいというふうに思っています。

(4)教員の盗撮等不祥事防止について

【質問】 先々週になってしまいますが、愛知県教員さんの方で、11日に勤務先の学校で盗撮したとして、男性教員の方が懲戒処分にされるなど、5教員の方が懲戒免職等にされたかと思うんですが、全国でこうした盗撮事案みたいなところが、学校でですね、散見される中でですね、今後、県として必要な再発防止策等ございましたら、御所感ございましたら、伺えればと思います。

【知事】 もちろん、これはあってはならないことでありますのでね。これは、そうしたことを引き起こした関係の方々にはですね、事実関係を確認の上、これは厳正にですね、処断、対処していかなければならないということだと思っております。その上でですね、再発防止策をね、しっかりと講じていくということなので。

 まずはやっぱり、再発防止策ってやっぱり、その学校の先生方にね、ほとんどの方がですよ、子供たちのために一生懸命、毎日毎日ですよ、子供たちのためにどうしたらいいかっていうことを一生懸命考えて、そして実行に移していただいている、そういった先生方ばかりですけれども、中にね、こういったね、方々がおられるとね、本当に一遍に信頼が失われてしまいますので。まずはね、学校教育現場っていうのは、ハード施設じゃなくて、大事なのは人なんですよね。そこで働いている教員、職員、教職員の皆さんが子供たちのためにしっかり頑張ろうということでありますから、そういった皆さんのやっぱり自覚を促すということと、研修をしっかりやり自覚を促しですね、いま一度原点に返って、また子供たちのためにしっかりやっていこうということを、これはもう方々に周知徹底をね、していきたい、していきたいというふうに思っております。

 その上でですね、ですから、いろんな研修をしたり、いろんなこうした形あれしたり、またあと、学校管理をする皆さんにとってはですよ、ちょっとでも何かおかしな兆候があればね、それを早めに発見をして是正をしていく。そういったことをやれるようなね、そうした様々なツールですね、ソフトもあればハードもあると思いますが、そうしたことをですね、専門家の皆さんの知見もいただきながら、ソフト・ハード併せてですね、そうしたツールで再発防止をしっかりやっていきたいというふうに思っております。

 何といってもね、学校というのは子供たちにとってね、安心・安全な場でなければいけません。そして、安心・安全で、そして子供たちが信頼して、そこで、学校でね、楽しく学校生活を送れると、それで一生懸命勉強する、一生懸命活動に取り組む、一生懸命スポーツする、そういった活動に安心して取り組める安全な場所、それを確保することがまず最優先でありますから、それに向けて各市町村の教育委員会さん、また学校現場の皆さんとも、一体となって取り組んでいきたい、そのように思っております。

 それでは、今日は以上とさせていただきます。ありがとうございました。