医薬品化学のページ
衛生化学部医薬食品研究室では県内に出回っている医薬品などについて定期的に試験及び調査研究を行ない、愛知県内におけるそれらの品質、安全性を点検しています。
また、知事承認医薬品の製造承認審査に関して、医薬品の規格及び試験方法について専門的な指導を行なっています。
医薬品、医薬部外品(人体に対する作用が緩和なもの、染毛剤、浴用剤など)、化粧品、医療用具は県内の製造所あるいは卸会社から収去して成分試験、規格試験を行ない、医薬品などの安全性と品質の確保を図っています。



検査の種類 | 試験品 | 試験項目 |
---|---|---|
医薬品 | 錠剤、散剤、カプセル剤、ドリンク剤、 漢方製剤 |
有効成分定量試験 溶出試験、崩壊試験 |
医薬部外品 | パーマネントウェーブ用剤、染毛剤、 生理処理用品、浴用剤 |
規格基準試験 (pH、アルカリ、重金属、タール色素) 有効成分定量試験 |
化粧品 | クリーム、口紅、ローション | 重金属、タール色素、保存料 |
医療用具 | ディスポーザブル注射筒、 輸液セット、カテーテル、コンドーム |
規格基準試験、溶出物試験 (pH、重金属、過マンガン酸カリウム還元性物質) ピンホール試験 |
- ● 第十八改正日本薬局方第一追補について −一般試験法及び医薬品各条等の改正がありました−
- ● 医薬部外品原料規格2021について −医薬部外品の成分規格が統合されました−
- ● 第十八改正日本薬局方について −医薬品の元素不純物に係る規定が設けられました−
- ● 危険ドラッグについて
- ● 第十七改正日本薬局方について −収載医薬品に係る残留溶媒の規定が変わりました−
- ● 強壮成分を含む「健康食品」にご注意!
- ● 第十六改正日本薬局方について −医薬品の新しい剤形が大幅に追加されました−
- ● ネット(個人輸入)で流通!!「偽造医薬品」にご注意ください
- ● 医薬品成分(シブトラミン・甲状腺末)が検出された健康食品(美秀堂)について
- ● 医薬品成分が検出された違法「健康食品」について
―平成18年4月1日から平成19年3月31日までの検出状況― - ● 医薬品成分(エスタゾラム,グリベンクラミド)が検出されたハーブ製品,漢方薬
―外国製健康食品に関する注意情報― - ● パナマにおける謎の疾病〜原因はジエチレングリコール
- ● 強壮用「健康食品」にご用心! −新たにシルデナフィル類似成分などが検出されました−
- ● 第十五改正日本薬局方が出ました −高峰譲吉発見・命名の「アドレナリン」を日本名として採用!−
- ● 医薬品成分が検出された違法健康食品について
(平成17年10月1日から平成18年3月31日までの検出状況) - ● 医薬品成分(プソイドバルデナフィル)を含有するいわゆる健康食品(無承認無許可医薬品)の発見について
- ● 医薬品成分が検出された健康食品について(平成17年4月1日から8月31日までの検出状況)
- ● 医薬品成分が検出された健康食品について (天天素について)
- ● 医薬品成分が検出された健康食品について
医薬品に関するミニ知識 −くすりを使用する時の注意点−

医師・薬剤師を信頼する
治療を受けるときには、まず、医療担当者の指示によく従う素直さと、自分で治そうとする意欲を持つことが必要です。
自己判断をさけ、よく相談する
医療や薬に関する疑問点は、たくさん出てくると思います。わからないことは、医師・薬剤師に積極的に相談することです。かってな自己判断は、かえって治療を長引かせるだけでなく、副作用の危険も大きくなります。
これだけは守ってください
- 薬を処方してもらう前に(あらかじめ医師に伝える事項)
- 1 これまで、薬を使用したときにアレルギ−反応をおこしたことがある。
- 2 持病がある。
- 3 現在、妊娠中か、妊娠する可能性がある、または妊娠を希望している。
- 4 赤ちゃんを母乳で育てている。
- 5 使用中か、最近まで使用していた薬がある。
- 2 持病がある。
- 薬をもらったら
- 1 自分に処方された薬だけを飲む。
- 2 薬は、指示通り、正しく使用する。
- 3 薬は、指示された使用期限内に使う。
- 4 薬は、そのままの形で使い、錠剤をとかしたり、複数のものを混ぜたりしないこと。
- 5 一度に2回分以上の薬を飲まない。
- 6 何種類もの薬を飲んでいる場合は、服用ごとに、薬を確認してから飲む。
- 7 ようすがおかしいときは、医師や薬剤師に相談する。
- 8 薬は、きちんと保管する。
使用後は、高温や湿気を避け、光の当たらない場所に保管するのが原則です。 - 2 薬は、指示通り、正しく使用する。