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愛知県農業総合試験場

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カーネーションとハマナデシコ間の種間交雑における
一側的な交雑和合性と遺伝子型の差異

二村幹雄・加藤淳太郎・三位正洋・森岡公一

Theoretical and Applied Genetics 106: 1164-1170 (2003)
摘要:カーネーション6系統とハマナデシコ1系統の正逆種間交配を行い,種間雑種作出を試みた.ハマナデシコを母本にしたときは,種子は全く得られず,未熟胚珠2,380個の胚救済法から6個体の実生が獲得された.しかし,これらの実生についてフローサイトメトリーとRAPDで雑種性を判定した結果,雑種性は見出されず種子親的であると判定された.カーネーションを母本としたときは,種間雑種はカーネーションの1系統を母本としたときにのみ得られた.この組合せで得られた実生25個体のうち12個体のみが核DNA含量およびRAPD分析からみて雑種であり,その他の13個体および他のカーネーション5系統を母本とした組合せで得た全167個体は,雑種性が確認できず種子親的であった.雑種と確認された個体の形態は,葉幅や花の大きさが両親の中間的で,花色はいずれも赤紫となった.一方,種子親的であると判定された個体の形態は,いずれも種子親に類似していた.今回得られた雑種は,ハマナデシコの持つ日本への適応性などの有利な形質が遺伝していると考えられ,今後のカーネーションの育種素材として期待される.

キーワード:カーネーション、ハマナデシコ、胚救済、種間雑種、一側的交雑不和合性
PDFファイル未掲載


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