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県民環境委員会審査状況(令和7年7月31日)
県民環境委員会
委員会
日時 令和7年7月31日(木曜日) 午前10時13分~
会場 第6委員会室
出席者
鳴海やすひろ、柳沢英希 正副委員長
神戸洋美、石井芳樹、山本浩史、成田 修、佐藤英俊、
村瀬正臣、高木ひろし、福田喜夫、永田敦史 各委員
県民文化局長、県民生活部長、関係各課長等
委員会審査風景
議題
愛知・名古屋 戦争に関する資料館について
会議の概要
- 開会
- 議題について理事者の説明
- 質疑
- 閉会
主な質疑
【委員】
1階の展示スペースは143平方メートルだが、現在の展示スペースは開館当時と比べて増えているのか。
【理事者】
展示スペースについては、開館当時から同じである。
【委員】
展示スペースを増やす話がなかったか。今のスペースで限界なのか。
【理事者】
県庁大津橋分室は3階建ての建物だが、バリアフリー対応ができておらず、1階のみを展示スペースとしている。2階、3階は国際芸術祭あいちが運営するアートラボあいちが入居しており、当面の間は1階で対応したい。
【委員】
展示スペースを増やす予定は今のところないのか。
【理事者】
展示スペースを増やす予定は今のところないが、展示内容を年に3回変えることで多くの資料を展示するように工夫している。
【委員】
収蔵点数が約2万点とのことだが、開館時点では約7,000点ほどであった。だんだん資料は失われていくため、失われる前に収集することが重要だと思う。
ここ10年間の収蔵点数の推移を教えてほしい。
【理事者】
2024年度は、762点の資料提供があり、2022年度には、2,383点と大きく伸びたが、その後は年間700点程度の増加で推移している。
【委員】
ぜひ、積極的に収集を行ってほしい。
資料は収集だけでなく、整理が重要だと思うが、どれぐらい整理できているのか。
【理事者】
資料は大きく分類分けし、それぞれリスト化して整理している。
【委員】
収蔵スペースには余裕があるのか。
【理事者】
2階にも倉庫があるため、まだ受入れ可能である。
【委員】
事業費は年間約2,000万円とのことだが、このうち施設の維持管理はどの程度か。
【理事者】
今年度の事業費1,923万円のうち、人件費が約880万円である。また、今年度は設立10周年記念事業として、約620万円を計上している。資料の収集、整理、保管に係る費用としては約25万円を計上している。
【委員】
修繕等施設自体の維持費は幾らなのか。
【理事者】
事務費として69万円を計上しており、その中から電気代、水道代等を支払っている。
【委員】
収蔵物は劣化していくことが考えられるが、デジタルとしての保存、保管を進める計画はあるのか。
【理事者】
資料保存のデジタル化は必要と考えている。
収集した資料はデジタルカメラで撮影し、台帳とともにデータベースで管理している。
今後も、戦争体験を伝える貴重な資料が散逸、劣化しないよう、資料の収集、管理に努める。