作手中間湿原群

新城市作手地区の中央部は平均標高が550mあり、平均気温は12.5℃と低く、年間降水量が2,300mmときわめて多いことから夏季低温多雨という特殊な気象条件となっています。
作手の湿原は地下水で涵養され植生が維持される低層湿原と、雨水のみによって植生が維持される高層湿原の部分を併せ持った典型的な中間湿原です。
また、長年の間に植物が堆積してできた泥炭層からなる泥炭湿原ともなっています。湿原そのものの存在がまれであり、貴重な動植物の生息場所となっています。
作手地区の中間湿原群は平成13年(2001年)10月11日に環境省の全国重要湿地500に選定されました。

長ノ山湿原

長ノ山湿原入口

標高550mの作手高原に広がる作手中間湿原郡を代表する湿原です。堆積層の中には多数の樹木が埋没しており、湿原の成立過程と東海地域の過去の気候変動を知る上で学術上貴重な資料となっています。

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清岳向山湿原

清岳向山湿原入口

水田化により消滅した大野原湿原の一部が残った湿原で、1~2mほどの泥炭が堆積し、植生はヌマガヤ‐ミカヅキグサ優先群落に属しています。

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作手の湿原で見られる動植物

サギソウ

作手の湿原で見られる動植物を紹介します。

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