新城設楽の地形・地質
鳳来寺山の鏡岩
鏡岩は鳳来寺山の象徴ともいえる岸壁で、高さ70m、幅200~250mほどはあります。鏡岩基部はガラス質のデイサイト、本体は主に松脂岩化した塊状の流紋岩からできています。鳳来寺山は1931年に国の名勝天然記念物に指定され、2007年に日本の地質100選に選定されました。また、鳳来寺山から棚山にかけて広く分布している松脂岩は2010年に「新城市の石」に、2016年に日本地質学会によって「愛知県の石」にそれぞれ選定されています。流紋岩質の岩石の中でも、断面が松やにのような樹脂状光沢をもつガラス質火山岩を特に松脂岩と呼んでいます。鳳来寺山周辺の岩場では、ホソバシャクナゲやクロバナキハギ等の岩崖性・渓岸性植物が生息しています。


項目 | データ |
---|---|
種類 | 地形 |
事象 | 新生代新第三紀火山岩 (流紋岩・松脂岩) |
文化財など | 国指定天然記念物、名勝 1931年7月31日指定 |
所在地 | 新城市門谷 |
緯度・経度 | 北緯 34°58’44.5" 東経 137°35’05.9" |
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