新城設楽の地形・地質
四谷の土石流地形
千枚田のある四谷地区は鞍掛山(標高883メートル)の南西斜面に広がる山間集落です。石積みの棚田は、標高220メートル付近から鞍掛山頂に向かって標高420メートル付近まで広がっていて、その標高差は約200メートルにもなります。1904年7月10日に鞍掛山の麓で土石流(山津波)が起こり、死者11名、家屋流失10戸という大惨事が発生しました。しかしその後、近隣の人々の努力によってわずか5年ほどで堅牢な石積みの棚田に蘇り、現在に至っています。土石流によって運ばれた松脂岩やデイサイトは石垣として組まれ、利用されています。

項目 | データ |
---|---|
種類 | 地形 |
事象 | 新生代第四紀完新世堆積物 |
文化財など | - |
所在地 | 新城市四谷 |
緯度・経度 | 北緯 35°02’58.0" 東経 137°34’01.0" |
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