新城設楽の地形・地質
乳岩の鍾乳石
乳岩のある乳岩峡一帯は流理構造や自破砕構造を持つ流紋岩からできています。ここでは乳岩洞窟の天井部分に半球状の形になった鍾乳石が見られます。この鍾乳石は炭酸カルシウムが流紋岩の岩体にできた亀裂に沿ってしみ出し、乳房状の形に見えることから「乳岩」の名称がつけられました。乳岩洞窟のすぐ下には、乳岩洞窟よりも規模の小さい目薬岩洞窟があります。1934年に新城市の天然記念物に指定されました。乳岩峡一帯の岩場では、ホソバシャクナゲやミカワショウマ等の植物が生息しています。


項目 | データ |
---|---|
種類 | 地形 |
事象 | 新生代新第三紀火山岩(流紋岩)にできた鍾乳石 |
文化財など | 国指定天然記念物、名勝(地質・鉱物) 1934年1月22日指定 |
所在地 | 新城市川合 |
緯度・経度 | 北緯 35°01’32.0" 東経 137°39’45.5" |
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