新城設楽の地形・地質
津具鉱山の鉱脈
鉱山の開坑は古く、武田信玄が三河に勢力を伸ばした時代(1572年頃)に大量の砂金が発見されたことがきっかけで開発されました。本格的な開発は1934年からで、1955年までに金鉱、アンチモン精鉱が採掘されました。金・銀の鉱石の他、水銀を含む辰砂や輝安鉱など多くの有用鉱物を産出しましたが、現在は廃坑となっています。 周辺の地質は設楽層群を貫く安山岩類で、浅熱水鉱床(マグマ起源の熱水溶液から地下1km以内でかつ低温条件下(100~200℃)で生じた鉱床)と呼ばれています。 鉱山に関連する資料は、津具民俗資料館・津具文化資料展示センターに展示してありますが、見学をする際には必ず事前に設楽町教育委員会へ連絡を取る必要があります。


項目 | データ |
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種類 | 火成岩 |
事象 | 新生代新第三紀堆積岩を貫く火山岩(安山岩)の岩脈 |
文化財など | - |
所在地 | 北設楽郡設楽町津具 |
緯度・経度 | 北緯 35°10’15.8" 東経 137°36’38.5" |
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