新城設楽の地形・地質
東栄町下田の侵食地形
下川橋から河床や河岸を見てみましょう。白っぽい褐色の岩石が露出しています。蔦の渕周辺に露出している泥岩よりも下位の砂岩です。河床には小さなポットホール(甌穴)や、両岸の河岸には横方向に伸びた凹み(波食窪やノッチと言います)が、現在の河床面よりも随分高いところにいくつも見られます。これらは大千瀬川の河床が現在よりもずっと高かった頃に、当時の流れで削られて(側方侵食で)できたものです。したがって、大千瀬川の河床は現在までに下向きに侵食されて、随分下がってきたことがわかります。

項目 | データ |
---|---|
種類 | 地形 |
事象 | 新生代新第三紀堆積岩にできた侵食地形 |
文化財など | - |
所在地 | 北設楽郡東栄町大字下田 |
緯度・経度 | 北緯 35°04’20.4" 東経 137°43’38.9" |
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