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1(3)摘発事例
★半田密造工場事件(平成18年度)

[2008年6月5日]

(事件概要)

 半田密造工場事件は、平成17年において愛知県半田市内のA運輸(株)倉庫内の軽油密造施設(以下「半田工場」という。)で、(株)B石油が半田工場で製造された不正軽油を、一旦、自社が所有する中継油槽所に持ち込み、各需要家に対する販売単価に見合うよう、元売業者から出荷された軽油と混和し、ダミー法人の名前を巧みに使用することで、不正軽油を密造・販売することにより軽油引取税を脱税していた事件である。

(半田工場の状況)
                                   
 県税の度重なる内偵調査により、半田工場では@LSA重油と灯油を不正軽油の原料油としていたことAアルミン酸ナトリウム系の薬剤活性白土活性炭を不正軽油製造過程の薬品類として使用していたことB原料油及び密造軽油を運搬するローリーの運搬会社などが特定された。(工場内部については写真のとおり。)

(事件の販売形態)

 
 (株)B石油は、代表取締役Cを中心に、同社油槽所並びに庸車ローリーの管理、不正軽油のオーダーの受注と原料の発注及び経理事務を組織的に行っていた。
 不正軽油の販売形態は、(株)B石油の名前は表に出さず、原料油の供給から不正軽油の販売まで多数のダミー法人を介在させ、それらのダミー法人の役員(D,E,F)をCが管理・指示していた。
 Dは不正軽油の原料油の供給並びに密造施設との調整、Eは販売ダミー法人の形式的な代表者で需要家への集金や取次ぎ、Fは需要家への営業をそれぞれ担当し、主に本県の需要家等に不正軽油の販売を繰り返していた。

(強制調査)

 平成18年1月、本県と県警で関係場所へ強制調査に入り、証拠品を押収したが、証拠品が少なかったため、その後半田工場に出入りしていたローリーの運搬事実を基に、追加の強制調査(追いガサ)を行い、(株)B石油の代表取締役Cを黒幕と割り出し、告発・起訴にこぎつけたものであった。