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看護部

毎日、優しい笑顔で看護を行っています。

看護部の理念

1.専門性を生かした質の高い看護を実践します。
  • 専門職としての誇りと責任をもって、求められている役割を果たします。
2.ひとりひとりに真心のこもった看護を実践します。
  • 人としての尊厳を守り、患者さん・家族の意思決定を支援します。
3.安心、安全を第一に考えた看護を実践します。
  • 医療事故を防止し、患者さん・家族との信頼関係の向上に努めます。

看護部長挨拶

小児から成人の幅広い方を対象に患者の発達に応じた支援や良質な看護の提供を行っています。
中央病院の理念に基づき、病気や障害を持ち、成長発達する子どもたちや医療機器を使用しながら在宅療養をしている患者さんが安心・安全に地域で生活できるように、医療的ケアの指導や在宅移行など家族支援を行っています。自分で訴えることができない患者、そのご家族の目線に立ち、やさしい思いやりのある看護を目指して実践しています。
そのために看護師一人ひとりが専門職として必要な倫理感と知識を自主的に学習する人材を育て、職員がいきいきとやりがいを持って働ける環境作りを実践していきます。

看護の特徴

  • 患者、利用者は精神的身体的に発達途上であるため、常に成長発達への援助が必要です。
  • 患者、利用者は抵抗力が弱いため、感染防止に留意します。
  • 患者、利用者は病状の変化が著しく、自分で意思表示できない場合が多いため、十分な観察が必要です。
  • 患者、利用者は理解力、判断力が乏しいため、安全に十分配慮した援助が必要です。
  • 心身の発達に重大な影響を及ぼす重複した疾患を持つ患者、利用者とその家族に対して、家族全体を含めた家族看護が必要です。
  • 入退院を繰り返す患者、予後不良な患者、退院後フォローアップが必要な患者が多いため、家庭、学校、訪問看護ステーション、保健所等と密接な連携をとり、患者個々のニードにあった継続看護が必要です。
  • 発達期の患者、利用者に対しては、遊びを通して発達を促す援助を心がけ集団療育を行っています。
  • 学齢期に長期入院が必要な場合は、施設内学級への通学または訪問指導を導入し、学習が継続できるよう支援しています。
  • 在宅に向けての指導と地域との連携という大きな役割を担っています。
  • レスパイト、短期入所を受け入れています。
  • 注) レスパイト:在宅人工呼吸器を必要とする患者
       短期入所:呼吸器を使用しない重心患者・自閉症の人で短期契約をしている患者

看護単位の紹介

5つの病棟(外科混合・内科混合・HCU・小児心療科・児童精神科)、3つの重症心身障害児者棟(こばと棟)、外来、手術室の看護単位で構成されています。一つ一つの看護単位は、それぞれ専門性を有しており、看護実践においては病棟の特性に応じた専門的知識、技術が求められています。

外科混合病棟(整形外科・小児外科・脳外科) 本館棟4階

    主に呼吸・消化器・運動器疾患に対する手術を含む外科的治療を受ける患者さんに対して、身体的な苦痛の緩和や機能回復の促進を図ります。同時にその患者さんの発達を促すための支援をするほか、患者さんと家族の心理的、社会的な支援にも力を入れています。
東4病棟(小児外科) 東4病棟(小児外科) 東4病棟(小児外科)

内科混合病棟 本館棟4階

主に脳性麻痺の患者さんや神経・筋疾患の患者さんが入院されています。人工呼吸器を必要とする方が多く、安楽な呼吸を目指し呼吸ケアに力を入れています。患者さんだけではなく家族の声を聴くことで「家族全体を支える」看護を目指しています。レスパイト入院や在宅生活での困りごとなどについて、地域支援課と連携し家族も含め支援をしています。
西4病棟(小児内科) 西4病棟(小児内科)      西4病棟(小児内科)
 保育士による絵本の読み聞かせや製作など、患者さんに合わせた療育活動を行っています。

HCU病棟 本館棟4階

HCU病棟
    脳性麻痺、筋ジストロフィー症などにより人工呼吸器を装着している小児から成人期の患者さんで呼吸状態の悪化された方が入院しています。吸引や排痰補助などの看護を丁寧に行い、患者さんの回復を助けるようにしています。また、手術後の患者さんの看護も行っています。

子どものこころ1病棟(小児心療科)本館棟3階

    発達障害の特性に合わせて、視覚化などの環境を調整したうえで看護を提供し、規則的な生活、適切なコミュニケーション方法の獲得、感情のコントロールの援助に取組んでいます。被虐待児の愛着形成、情緒の安定を目指した援助を行っています。学校や多職種職員と連携し、登校支援や退院後に安定した生活が送れるよう支援しています。

子どものこころ2病棟(児童精神科)本館棟3階

 2つのエリア(サンとレインボー)に別れています。
 サンエリアでは、強度行動障害のある患者さんのレスパイト入院や問題行動への介入を行っています。
 レインボーエリアでは、日常生活援助を通しながら、子どもの成長や登校を促すなど、家庭や学校で困っている事を解決
する手助けを行っています。
    西3病棟(児童精神科) 西3病棟(児童精神科)     西3病棟(児童精神科)

こばと棟 重症心身障害児者棟 1・2・3

    医療的ケアだけでなく、日常的な生活支援をしています。生活の場として、安全で楽しい日々が送れるよう多職種が協力して生活の質の向上に努めています。生活の中で季節を感じられるようなイベントや様々な活動を行っています。

    西3病棟(児童精神科) 西3病棟(児童精神科)     西3病棟(児童精神科)

    手術室

      小児から成人を対象とし小児外科手術や整形外科手術、歯科治療を行っています。手術前に訪問を行い、患者さんと家族が安心して手術を受けられるよう手術中の看護につなげています。
      手術室の様子

    外来

      幅広い年齢層の患者さんと家族が、安心・安全に診察や検査や診察が受けられるように配慮しています。また、患者さんの体調や生活での心配事に耳を傾け、在宅生活が安定しておくれるよう相談 に対応しています。
    外来棟の様子 外来看護の様子
    お気軽にお声掛けください。


    お子さんたちに参加してもらい、四季折々のかわいい壁面があります。ご覧ください。

    外来の様子

    保育士活動

    当院を利用される方々に「医療の場」だけでなく「生活の場」「育ちの場」が提供できるように活動しています。

    西3病棟(児童精神科) 西3病棟(児童精神科)
    暮らしの充実や成長発達を目標として、個別活動や集団療育、季節ごとのイベント等を実施しています。

    専門・認定看護師・特定行為研修終了看護師紹介

    当院には日本看護協会・日本精神科看護協会・日本重症心身障害福祉協会認定の資格を有した看護師が複数人在籍しています。各療育の専門性を活かし、質の高い看護を提供するだけでなく、指導・教育を行うなど院内外で活躍しています。

    家族支援専門看護師(日本看護協会認定)
    • 患者を含めた家族全体を対象として、入院および在宅生活における看護上の問題を解決するために家族およびスタッフの支援にあたっています。
    精神看護専門看護師(日本看護協会認定)
    • 子どものこころのケアを専門として活動しています。その他に、入院中のこころのサポートを医師・心理師とチームを組んで行っています。
    小児専門看護師(日本看護協会認定)
    • お子さんとご家族を中心に考え、スタッフと共に質の高い看護の提供に努めています。お子さんとご家族と共により良い療養生活について考えていきます。
    感染管理認定看護師(日本看護協会認定)
    • 院内の感染リスクを最小限にするために、医療関連感染の発生状況の把握、職員教育、院内ラウンド、マニュアルの整備、相談対応など、医療現場で適切に感染防止が実践されているように多職種で構成する感染対策チームと協働し活動しています。
    皮膚・排泄ケア(日本看護協会認定)
    • 創傷・オストミー・失禁管理の3つの分野から、健康な皮膚が維持できるようスキンケアをベースに活動をしています。傷があるときは、治療できる環境を整え治癒の促進を図ります。オストミーケアではストーマ造設術前からケアに加わり、術後のストーマ管理と日常生活への援助を行います。失禁ケアでは、尿・便失禁に伴う諸問題の改善を行っています。
    摂食嚥下障害看護認定看護師(日本看護協会認定)
    • 「食べる」ことを通して一人でも多くの患者さんのQOLが向上できるよう、「おいしく・楽しく・安全に」をモットーに多職種と連携し活動しています。たとえ経管栄養となっても一口でも食べられるように、食べ続けられるように…
    慢性呼吸器疾患看護認定看護師(日本看護協会認定)
    • 重症児(者)や神経筋疾患患者は呼吸障害を有することが多いですが、家庭や学校・地域で生活をする上で呼吸が安定していることは重要です。患者さんや家族が安心して生活できるような呼吸ケアにスタッフと共に取り組んでいます。
    精神科認定看護師(日本精神科看護協会認定)
    • 児童・思春期に起こる心の問題や、発達障害の特性を持つ子どもに成長・発達の助けになることを、家族と一緒に考えていきます。
    重症心身障害看護師(日本重症心身障害福祉協会認定)
    • 重症児(者)一人ひとりの人生を思いやりのある看護・心温まる療育の両面から支援し、更なる充実を目指しています。楽しく安全で安心な生活が送れるよう多岐にわたる専門性を活かして取り組んでいます。
    特定行為研修終了看護師
    • 特定行為研修終了看護師とは、国が定めた研修を終了し、医師の指示のもと一部の専門的な処置を実施できる看護師です。現在は、主に気管カニューレ、胃瘻ボタンの交換を実施するとともに病院全体で気管切開管理が安全に行えるように活動しています。

    看護部教育体制

    教育理念
      県立病院の理念に基づき、看護専門職としての誇りと自覚を持ち、自律的な判断と実践ができる看護師を育成する。
    教育目的
      「専門的・倫理的・法的な実践能力」「臨床実践能力」「リーダーシップとマネジメント能力」「専門性の開発能力」を兼ね備えた看護師を育成する。
    教育指針
    • 質の高い看護サービスを提供できる看護師を育成する。
    • 対象の病態や特徴を理解し、必要な看護を根拠に基づいて判断・実践できる職員
    • 多様な家族像を理解し、個々の複雑なニーズにあわせた看護を創造・提供できる職員
    • 対象とその家族の最善を考えた意思決定支援ができる職員
    • 患者・家族に信頼される看護師を育成する。
    • 豊かな人間性と社会性を備え、看護職の倫理綱領に基づいた看護を実践できる職員
    • リスク感性が高く、安心安全な看護を提供できる職員
    • 多職種と連携し、患者・家族中心のチーム医療が提供できる看護師を育成する。
    • 多職種をコーディネートし、リーダーシップを発揮できる職員
    • 他の職員と積極的にコミュニケーションをとり、効果・効率的な看護を実践できる職員
    •    
    • 専門職業人としての自覚をもち、自己研鑽に主体的に取り組む看護師を育成する。
    • 自己教育力を高め、継続的に自己研鑽できる職員
    • 自律的にキャリア形成できる職員
    教育体制
    新人教育体制
    • 新人看護職員計画に基づき、現場教育指導者委員会・新人教育指導者委員会と各病棟が連携して、基本的な知識・技術・態度を育み、成長できるように支援します。
    • 各病棟ではきめ細かな指導とサポートができる体制(プリセプター制度)を整えています。
    • 各病棟では新人教育指導者委員会である新人教育担当者と実地指導者(プリセプター)が中心となり、病棟職員全員で支援する教育体制を整えています。
    現任教育体制
    • 教育委員会が中心となり、現任教育を行います。
    • 教育指針に基づいた院内研修を実施します。
      研修には看護実践能力習熟段階に応じた看護実践能力習熟段階別研修と、看護実践能力習熟段階に関わらず受講できるステップアップ研修、全職員必須研修等があります。
    • 各病棟では師長・副師長(現場教育委員)が連携し、看護職員個々の看護実践能力習熟段階に即した研修受講支援等、キャリア形成支援を行います。
    • 各病棟では現場教育委員が中心となり、OJT(On-The-Job Training)による臨床実践能力向上に向けた支援を行います。

    教育体制図
    西3病棟(児童精神科)


    新人看護職員研修計画

    2025年度新人看護職員研修計画についてはこちら

    看護部職員研修

    2025年度看護部職員研修はこちら

    実習生の受け入れ

    実習生の受け入れ
    子どものこころ1病棟

    小児看護学実習の臨地実習提供病院として、看護学生の実習を受け入れています。
    病棟では、全スタッフが将来同じ看護職として働くであろう看護師の卵として、優しく丁寧な指導をしています。
    指導者は、実習生が患者・家族の方と信頼関係を築き、看護専門職として必要な知識・技術を身に付けられるよう安全に配慮して、看護実践能力を育成しています。
    実習生、指導者が共に学び合う姿勢でお互いが刺激し合い成長できることを、毎回の実習で感じています。
    一生懸命に頑張っていた実習生が、当院の看護師として就職して頂けることはとても嬉しいことです。

    採用情報・インターンシップ等について

    採用情報

    看護師(正規職員)等募集の詳細につきましては、こちらでご確認ください。
    就職希望者向け看護部紹介動画はこちら

    動画の二次元コード:二次元コード

    インターンシップ・病院説明会

    現在募集しているインターンシップ、病院説明会はこちらでご覧ください。

    私たちと一緒に一生懸命生きているこどもたちの看護に携わってみませんか。
    産休・育休の代替職員を募集しています。
    最高3年まで続けられます。詳細は下記にお問い合わせ下さい。お待ちしています。

    〒480-0392 春日井市神屋町713-8 愛知県医療療育総合センター中央病院 看護部
    電話 0568- 88-0811 (内線 6213)
    e-mail:kango3312@aichi-colony.jp

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