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愛西市

国際交流多文化共生

愛西市長(前列左から5人目)とサクラメント愛知県人会の皆さん

国際交流 アメリカ合衆国  

サクラメント愛知県人会等交流事業

平成20年度

地域からの渡米者とのつながり

 平成17年4月、佐屋町、立田村、八開村、佐織町が合併し愛西市が誕生しました。 明治30年代、同市から農業で成功することを胸に抱いて、多くの方々が渡米しました。カリフォルニア州サクラメント市には、渡米者の2世以降の人々が暮らしています。平成13年より、特に渡米者の多かった佐織町(現・愛西市)は、サクラメント愛知県人会との交流をはじめました。中学生や住民の代表者をサクラメント市に派遣したり、同市から里帰りツアーを受け入れたりしています。
 そのサクラメント愛知県人会のメンバーから、平成9年と愛知万博のあった平成17年に続き、平成20年にも愛西市を訪問したいという連絡を受け、3度目の里帰りツアーが実現しました。

100年経ても変わらない祖国への思い

 平成20年4月、県人会のメンバー32人が、愛西市を訪れました。市役所で行われた歓迎レセプションでは、 愛西市長が、歓迎の挨拶の後、花束や記念品を贈呈。 県人会の方が、「愛西市の歌」の自作のカラオケ映像を持参し、歌を披露する場面もありました。渡米から100年以上経ち、4世、5世がアメリカ社会で活躍するいまも、祖国を思う気持ちは生き続けています。常日頃、インターネットで日本社会や愛西市についての情報収集をしているそうです。
 レセプションの後は、 木曽三川公園センター、 水と緑の館・展望タワー と「 丸島コロンブスの碑」を見学しました。以前サクラメント に派遣された中学生3名も 県人会の人々に会おうと、 放課後に駆けつけました。

北米移民の先駆者「丸島コロンブス」

 「丸島コロンブス」とは、 愛知県から農業のために初めて渡米し、事業を成功させた二子町丸島出身の山田芳男(故人)さん。明治14年、漁の最中に遭難し、アメリカの捕鯨船に助けられそのまま渡米、現地で農業を営み成功しました。帰国後も農業や移民希望者の支援を行うなど、北米移民の先駆者として「丸島コロンブス」と呼ばれています。その功績をたたえ、市内に石碑が立てられています。

 

担当者の声
愛西市 社会教育課
石田 泰弘さん
移民から100年。
変わらぬ祖国への思いに胸が熱くなりました

 渡米者の歴史を掘り起こし、県人会の方々と関係を構築するまでには、さまざまな苦労がありました。全く付き合いのなかった土地に行って、現地の方に聞き込みをするなど、手探りで関係を築きました。
 渡米から100年以上が経過した現在、交流の課題となっているのは、県人会の方々の高齢化。飛行機で15時間以上かけて、故郷を訪問するのが難しい方もいらっしゃいます。それでも、皆さんの望郷の念が絶えることはなく、平成17年に続き、今回の訪問が実現しました。親戚縁者の方々とお互いに元気な姿を見せあうことができたのは、本当によかったと思っています。
 最初にサクラメントを訪問した子どもたちも成人を迎えました。日本人会の方々のスケール感や、移民当時の苦労に影響を受けた子どもも多く、各地へ留学をしたり、大学で歴史の研究をしている子もいます。100年前からの故郷がつなぐ交流が、これからも世代を超えて続いていければと願っています。

愛西市長(左)と握手を交わす
県人会の会長

愛西市の歌を披露する県人会の水島さん

木曽三川公園センター、水と緑の館・展望タワーから愛西市を眺めました

丸島コロンブスの碑の前で記念撮影

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多文化共生  

外国語図書購入事業

平成20年度

外国人にも日本文化を知ってもらうために

 平成22年1月現在、愛西市の総人口約6万7千人のうち、外国人登録者数が約660人です。その約45%が中国人、そして、ブラジル人、韓国人と続き、増加傾向にあります。
 愛西市は、これらの在住外国人に日本文化や愛西市について知ってもらい、図書館の利用促進を図るため、中央図書館で積極的に外国語の図書資料の収集をはじめました。

日本人が外国人と一緒に楽しめる外国語図書を収集

 中央図書館は、以前から外国語書籍を所蔵していましたが、日本語書籍と混在しており、利用者が探しづらい状況でした。そこで、外国語図書専用の棚を設け、ジャンルごとに分類しました。購入したのは、入手しやすく、日本人利用者からの需要も多い英語が8割、その他、中国語、韓国語、ポルトガル語など。市内に在住する外国人の母国語の割合を調査し、選書しました。現在(平成22年2月末)は、約500冊の外国語図書を所蔵しています。
 大人用の本は、図書館司書や日本人の利用者が外国人に内容を説明できるよう、絵や写真が多く掲載されたもの、日本語と英語が併記されたものを多く揃えました。子ども用の本も、日本語と外国語の同じ本を見比べることができるよう、日本の本が外国語に翻訳されたものを中心に集めています。

市民の国際交流に活用されている外国語図書

 外国語図書の棚を設置した後も、中央図書館の来館者、一日平均約480人(平成20年度年報より)のうち、外国人は数人です。しかし、「外国の友人に日本文化を伝えたい」、「日本に来た外国の方を案内したい」と借りていく利用者が多く、市民の国際交流に役立っています。
 日本で馴染みのある絵本『ぐりとぐら』シリーズなどの英語版は、小さなお子さんを持つお母さんに大変人気があるそうです。
 今後は、在住外国人へ所蔵している外国語図書の案内をどのように行っていくかが課題です。

 

担当者の声
愛西市中央図書館
冨田 美紀子さん
外国語図書の選書や目録の作成に
大変苦労しました

 洋書に触れた経験があまりなかったため、選書の基準がわからず、書店で実際に洋書を見たり、知り合いの語学教室の先生にどのような本が図書館で必要とされるのかを聞いてみたりしました。
 苦労したのは目録の作成です。中国語・韓国語・ポルトガル語の本は、辞書を引きながら独自にローマ字入力したり、インターネットで内容を検索したりと大変時間がかかりました。

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日本でもおなじみの絵本の外国語版。
同じ絵本の日本語版と見比べることができます

外国語図書専用の棚。読みたい本を探しやすいと好評です

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