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あま市(旧七宝町)

国際交流

真剣な表情で、七宝焼を制作するアメリカ人研修生たち

国際交流  

外国語版尾張七宝解説パンフレット製作事業

平成20年度

外国からのお客様に「尾張七宝」の魅力をPR

 平成16年4月、七宝町(現・あま市)遠島に「七宝焼アートヴィレッジ」がオープンしました。その約3万3千平方メートルの敷地に建てられた「七宝焼ふれあい伝承館」では、尾張七宝の歴史や技法、製作工程などを学ぶことができます。
 同施設には、年間約8万人が来館。アメリカ、オーストラリア、アジアからの研修生や、高校の交換留学生などの外国人も千人近く訪れます(平成21年当時)。
 これらの外国人来館者に「尾張七宝」の魅力を知っていただくため、英語、中国語、韓国語を併記したパンフレットを作成しました。

尾張七宝焼とは

 七宝焼は、 銅などの金属にガラス質の釉薬を焼きつけて装飾したものです 。江戸末期、尾張藩士の二男として生まれた梶常吉が、オランダ船が持ってきた七宝皿を研究して、七宝焼の製作に成功。その製法が現在の七宝町遠島の林庄五郎に受け継がれ、この地域に尾張七宝の基盤ができました。七宝町の地名は、七宝焼が由来です。

写真集のようなパンフレット 外国人来館者に大好評

 外国語版パンフレットは500部製作し、来館した外国人に無料配布しています。パンフレットは写真のように高品質。中には館内で販売しているポストカードを挟んでいるため、大変喜ばれています。外国の方々がパンフレットを携えて帰国した時に、母国でも七宝焼の魅力を広められるようにと考えました。
 パンフレットの作成と同時に、町内の七宝焼産業の現況と尾張七宝関連資料の調査も行いました。七宝焼は、伝承の難しさなどから後継者不足に悩んでいます。調査の結果、明治33年に93軒ほどあった七宝焼の組合員が、現在は10軒を残すのみになっていることがわかりました。
 しかしながら、日本人以上に外国人が日本の伝統工芸品に高い価値を見い出す場合があります。明治28年に町内に建てられた道しるべには、その一部にローマ字が書かれており、当時から外国人が七宝焼を求めてこの地域に来ていたことを伝えています。そして現在は、この外国語版パンフレットによって外国人来館者にも「尾張七宝」の魅力を積極的にアピールすることにしています。

広大な敷地を誇る「七宝焼アートヴィレッジ」

常設展示室。
尾張七宝焼や道具などを体系的に展示しています

ローマ字が書かれた道しるべ

尾張七宝解説パンフレット

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国際交流  

尾張七宝解説ボランティア事業

平成20年度

普段着感覚で、来館者をサポート

 「七宝焼アートヴィレッジ」では、約20名のボランティアスタッフが活動しています。ボランティアスタッフの仕事は、展示室の解説、七宝焼体験のサポートなど。来館者に対して、普段着感覚でのお手伝いを心がけています。
 外国人の来館者に好評なのが、七宝焼の体験工房。 ボランティアスタッフは、簡単な英語やジェスチャーで、製作を手伝います。 さまざまなコースのうち、一番人気はペンダント、キーホルダー、ストラップの中からひとつを選んで製作する60分コースです。 銅版の素地に釉薬を乗せ、最後に 約850度の窯で1分ほど焼成します。窯から出した作品は、冷めるにしたがって、美しい色に変化します。
 できあがった作品は世界にひとつだけのオリジナル。その日のうちに作品を持ち帰れるため、旅行中の外国人に大変喜ばれるそうです。

今後は外国人との接遇研修会を予定

 来館する外国人が増え、ボランティアスタッフから、接し方を学ぶ機会を作ってほしいという声が聞かれるようになりました。要望に応え、今後はボランティアスタッフや市民向けに外国人との接遇研修会を行う予定です。

担当者の声
七宝焼アートヴィレッジ
横井 均さん
施設から市民レベルでの国際交流を
生み出したい

 施設の周囲には広大な芝生のふれあい広場があり、一般開放しています。天気のよい日はお弁当持ちの親子連れや、小学生で賑わいます。昨年、 インド、ネパール、パキスタンなどの JICA の研修生が研修の一環として来館した時には、広場で遊んでいた子どもたちとサッカーをはじめました。
 七宝焼の伝承と併せ、今後も、このような市民レベルでの国際交流が生まれる環境を作っていきたいと考えています。

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オーストラリアからの研修生。真剣な表情で、
銅板の素地に釉薬を乗せています

窯から出したとたんに、美しい色の変化が始まります

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