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西尾市

多文化共生

Green Stationでの修了証書授与式の様子

多文化共生    

外国にルーツを持つ子ども等に対する就学支援教室 Green Station

平成21年度

不就園・不就学の外国にルーツを持つ子どもたちのために

 西尾市で生活する外国人住民は、ブラジルを中心に南米の国が約60%を占めていますが、加えて近年では、東南アジアからの住民も急増しています。そのため市では、多言語による「西尾市生活ガイドブック」を作成するなど、多文化共生事業を推進しています。
 また、市教育委員会では外国人児童生徒に対する教育支援として、多文化子育て支援事業による就学前の外国人児童を対象としたプレスクールや義務教育学齢期の外国人児童生徒を対象とした早期適応教室を開講することで、日本語の学習と、保護者の教育に対する理解を深めるなどして日本の学校への適応を支援していますが、外国人児童生徒は義務教育の対象ではないことに加えて言葉の壁の問題や勉強についていけない、保護者の教育に対する考えの違いなどといった理由で、不就園・不就学となる外国人児童に対する支援が求められていました。

官民協働の就学支援

 そこで、こうした現状を打開するため、市教育委員会では平成21年度8月から、市民ボランティア団体「外国人との共生を考える会」との協働で、就学前児童から義務教育学齢期までの外国人児童生徒を対象にした就学支援教室「Green Station」を人材派遣会社の元事務室を借用して開講しました。
 Green Stationでは、家庭訪問などの実態調査を行い、5才から15才までの不就園・不就学の児童生徒10名を把握しました。そうした子どもたちの保育園・幼稚園、小中学校への就園・就学の道筋をつけるため、Green Stationでは月曜日から金曜日の午前10時から午後5時までの間、日本語、母語(ポルトガル語)、教科の学習支援と、保護者との話し合いを行いました。その成果として、4名の子どもたちが就園・就学を果たすことができました。また、調査以降、新たに不就園・不就学となった子どもたちについても、Green Stationに迎え入れ、学習支援を実施しています。その成果として、新たに6名が就学を果たしました。また、子ども達が楽しみながら日本文化に慣れていくことができるよう、習字や節分では巻き寿司を作るなどの活動も取り入れています。
 Green Stationでは、学校に通っている外国にルーツも持つ子どもたちの中には、学校の授業についていけない場合があるため、宿題のサポートを中心として学習支援を行っています。また、外国人学校に通う子どもたちに対しても、日本人や日本社会との距離ができてしまうことを防ぐため、日本語の指導を行っています。
 子どもたちや保護者からは、「子どもが家で自主的に勉強するようになった」、「日本語が上達した」、「子どもが一対一で注意を払ってもらえるのがうれしい」、といった感想が寄せられました。これまで死角であった、不就園・不就学の子どもたちに対して手を伸ばすことができたことと加えて、着実な成果を生み出しました。

担当者の声
外国人との共生を考える会
浅田 秀子さん
困難の連続の果てに
本当に重要なことがわかってきました

 不就学の子どもたちを把握する際に、外国人登録データに基づく調査だけでは大変に困難でした。口コミや外国人コミュニティーに対する聞き取りなしでは、実態把握をすることが出来ませんでした。
 就学支援において、子どもに対する言語や教科の学習支援はもちろん重要ですが、それ以上に、保護者の就学、教育に対する理解と家庭内での子どもへの支援が大変重要であることがわかりました。

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Green Stationでは習字も教えています

節分の様子

節分に合わせた巻き寿司づくり

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