HOME市町村検索尾張地域 > 稲沢市

稲沢市

国際交流多文化共生

オリンピア市街地の広場で、聖火リレーの出発を待つ中学生

国際交流 ギリシャ共和国  

オリンピア市中学生派遣

平成19年度

3つの共通点から始まったオリンピア市との交流

 稲沢市とギリシャ共和国のオリンピア市は、昭和62年8月22日に姉妹都市提携をしました。その調印式は、オリンピア遺跡内のヘラ神殿前で行われました。提携の理由は3つ。ともに多くの遺跡や文化財があること、古代オリンピック競技は裸で行われ、国府宮はだか祭と共通するものがあること、両市とも非核平和都市宣言をしていること。姉妹都市提携以来、両市は、オリンピックの聖火採火式や聖火リレーへの参加、オリンピア市長のはだか祭視察など、さまざまな交流を行ってきました。そのような経緯で、愛知万博でのフレンドシップ相手国もギリシャ共和国に決定しました。

オリンピック聖火リレー、3度目の参加

 平成17年、稲沢市は祖父江町、平和町と合併しました。そして、平成20年3月、合併して初めて、新しい稲沢市内の全中学校9校から2年生各1名をオリンピア市に派遣し、北京オリンピック聖火リレーに参加しました。稲沢市の合併前から市内の中学生が聖火リレーを走るのは、平成9年の冬季長野オリンピック、平成16年のアテネオリンピックに次いで、3度目です。渡航には、副市長や中学校教諭らも随行し、17名で訪問しました。

沿道の声援に励まされて

 聖火リレーでトーチを持つ生徒は、オリンピア市長による抽選で、明治中学校の服部勇希君に決定しました。服部君が走ったのは、市街地の広場から教会までの第4区間、約200メートル。選ばれなかった8人も、平和のシンボルであるオリーブの枝を持って伴走しました。途中、チベット暴動で中国政府に抗議する運動家らに進路を妨害され、泣きだす生徒もいましたが、沿道の声援に励まされ、無事、聖火を次の走者に引き継ぎました。
 聖火リレー終了後は、書道やけん玉で交流したり、オリンピア市の小中学生と買い物をしながら英会話を楽しんだりと、現地の方との友好を深めました。

聖火リレーに集まった各国とも交流

 今回の派遣では、聖火リレーへの参加だけではなく、現地のメディアにインタビューを受けたり、歓迎レセプションで、オリンピア市と姉妹都市提携を結んでいる他国(ドイツ、イタリア、フランス、アメリカ、中国など)の都市の訪問団と交流したりと貴重な体験ができました
 聖火リレーへの参加を通じ、派遣した中学生はもちろん、広く市民の方々にも姉妹都市オリンピア市との関係を知ってもらうことができました。

トーチを持って走る服部君

聖火ランナーを終えて、教会の前で記念撮影

オリンピア市内のホテルでの送別会。書道で交流をしました

参加者の声
明治中学校2年(平成20年当時)
服部 勇希さん
トーチを手にした時は、
言葉にならないほど感動しました

 オリンピア市に到着後、すぐに市役所へ行き、抽選で聖火ランナーを決めました。僕に決まった時は、本当にうれしかったです。
 翌日は、オリンピア市内のゼウス神殿や、ヘラ神殿へ行きました。一番印象的だったのは競技場です。そこには、約2,300年前に使われた大理石のスタートラインがありました。僕たちも9人並んで、スタートポーズを取りました。オリンピアの人たちは、こちらが「ヤーサス(こんにちは)」と声をかけると、必ず返してくれました。
 リレー当日、トーチを手にした時は、言葉にならないほど感動しました。トーチは長さが72cm 、重さが985gあり、想像していたよりも重かったです。走っている途中、チベット問題による運動家の乱入がありましたが、現地の方たちのガードと、沿道の人たちが温かい声援で、無事に走りきることができました。
 稲沢市の姉妹都市であるオリンピア市。これまでは、テレビや写真でしか見たことがありませんでした。そんな場所に行って、実際に見て、感じることができた8日間は、とても充実した時間でした。
 これを、僕の一生の思い出にして、これからの学生生活を頑張りたいと思います。

聖火ランナーに選ばれ、オリンピア市長と握手を交わす服部君

オリンピア遺跡で当時のスタートラインに立ちました

ページのトップへ戻る

多文化共生  

「いなざわシティーマップ」外国語版の作成

平成19年度

事業の目的

 近年、稲沢市は、市内の雇用事情により、外国人転入者が増えつづけ、全人口約14万人のうち約2%の2,700人(平成18年3月現在)が外国人となりました。その現状を踏まえ、市民と在住外国人との交流を活性化させるために、平成18年7月に作成した「いなざわシティーマップ(A1サイズ8つ折、両面カラー)」を外国語に翻訳しました。市内在住外国人の半数がブラジル人で、次に中国人が多いため、ポルトガル語版を5千部、英語版、中国語(簡体字)版をそれぞれ2千5百部発行しました。
 「いなざわシティーマップ」の表面には、公共施設、観光名所、お祭りの説明を、裏面には、ローマ字と各言語で地名を入れた市の全体地図を掲載しています。市役所で月2回行っているポルトガル語による相談事業や転入手続きの際などに配布しています。市立図書館などの公共施設でも入手できます。

市民レベルのコミュニケーションツールに

 「いなざわシティーマップ」は、海外派遣される中学生や、日本で留学生のホストファミリーをしている方にも、コミュニケーションツールとして利用されています。プールや図書館などの公共施設、はだか祭などの伝統行事などについてもわかりやすいと好評です。

参加者の声
稲沢市 秘書広報課
大水 静香さん
在住外国人だけでなく、
海外に向けて市を紹介することにも活用されています。

 作成前は、市が行っている在住外国人向けのポルトガル語による相談事業の中で、日本語が理解できないために地図が読めず、目的の場所に行くことができないという相談を受けたこともありましたが、「いなざわシティーマップ」外国語版を作成することで、公共施設や観光名所の行き方や解説を外国人に理解してもらうことができるようになりました。
 また、市内の中学生をカナダに派遣した際に、英語版を持参して、市の紹介をしてもらっています。在住外国人だけでなく、海外に向けて市の魅力を PR することにも活用されています。

一覧に戻る

いなざわシティーマップ。左より英語版、ポルトガル語版、中国語版

ポルトガル語版。公共施設や遺跡などについての解説部分(表)

ポルトガル語版。ポルトガル語、日本語、ローマ字を併記しています(裏)

ページのトップへ戻る