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長久手町

国際交流

平成19年のワーテルロー訪問団来日。古戦場史跡にて

国際交流 ベルギー王国

姉妹都市提携15年記念事業

平成19年度

「古戦場のあるまち」という共通点がはじまり

 長久手町では羽柴秀吉と徳川家康が戦った「小牧・長久手の戦い」、ベルギーのワーテルロー市ではナポレオンがヨーロッパ制覇を目指して戦った「ワーテルローの戦い」が起こりました。また、両市町の名前の由来も似ています。長久手は「長湫(ながくて)」(長い湿地帯)、ワーテルローは「湿った低い草原」を意味する「Waterlots」が語源です。古戦場を有するまち、まちの名前の語源が一緒という共通点から、平成4年に姉妹都市となりました。愛知万博でもワーテルロー市のあるベルギー王国がフレンドシップ相手国になったことから、さらに親交が深まりました。

姉妹都市提携までの道のり

 平成2年に町制20周年記念事業として、古戦場を有する市町が集まって「古戦場シンポジウム」を開催しました。その際の参加市町の中に、ベルギー・ワーテルロー市がありました。その後、在日ベルギー大使館、ベルギー観光局日本事務所の協力を得て、長久手町とワーテルロー市は、姉妹都市提携の準備に取りかかりました。
 提携前にワーテルロー市を視察した際、現地で「棒の手」(※)を披露したり、華道や箏曲を紹介したりしたことで、互いの国の文化の違いを認識しました。そこで姉妹都市提携では、経済や産業の結びつきという視点ではなく、文化・国際理解を目的とした交流を進めていくことでお互いに了承しました。そして平成4年、姉妹都市提携をしました。

※棒や木刀などを用いた武術の演技で、愛知県の代表的な民俗芸能。

姉妹都市提携15年記念演奏会には8百人が来場

 姉妹都市提携から15年を迎えた平成19年5月、長久手町は「長久手町文化の家」で記念事業を実施。ワーテルロー市長らを迎え、祝賀会や展示会、ベルギーを代表する木「アカブナ」の植樹などを行いました。また、ワーテルロー市在住のチェロ奏者やベルギーの日系人バイオリン奏者らによる記念演奏会も実施。約8百人の町民で会場は満席でした。
  同事業には、駐日ベルギー大使館関係者やベルギー観光局も出席して、国内のベルギー関係者にも両市町の友好関係が周知されました。ワーテルローとの友好関係を再啓発するため、姉妹都市提携15年の記念誌と、同町にある愛知県立芸術大学教授がデザインした記念バッジを作成し、町民に配布しました。
  長久手町は今後、ベルギーの都市と姉妹都市提携している日本の市町と、日本ベルギー協会等の協力のもと、交流を深めていきたいと考えています。

ワーテルロー市青少年訪問団との交流も

 記念事業が行われた平成19年夏には、ワーテルロー市青少年訪問団22名も来日しました。町内でホームステイしながら長久手古戦場の見学や、茶道、書道体験などを行い、町民との交流を深めました。

提携15年記念祝賀会。ワーテルロー市長(左)と握手する平成18年の訪問団

提携15年記念展示会を見学するワーテルロー市長(奥)と長久手町長(中)

お茶会を体験

書道体験。うちわに好きな漢字を書きました

姉妹都市提携15年の記念誌と記念バッジ

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国際交流 ベルギー王国

姉妹都市青少年訪問団派遣事業

平成20年度

姉妹都市提携の主な目的は「次世代を担う青少年の交流」

 「古戦場のあるまち」という共通点から始まった長久手町とワーテルロー市の交流。姉妹都市提携の条文には、「ともに平和をめざすため、次世代を担う青少年の交流を続けていくこと」と記されています。その趣旨に沿い、平成6年から、両市町の青少年約20名による友好親善訪問団を1年交互に派遣しています。平成20年までの計11回の派遣で、252人の町民がワーテルロー市を訪れました。またワーテルロー市からは計5回111人の市民が長久手町を訪れました。
  平成20年7月末には、長久手町は約1週間の日程でワーテルローに長久手在住の中高生20名らの訪問団を派遣しました。ワーテルロー市到着後、まず訪れた市役所で生徒たちとホストファミリーの対面式が行われました。訪問団には毎回、友好市民証が授与されますが、長久手町もワーテルロー市にならい、同市からの訪問者に友好町民証を渡しています。

共通の話題はアニメとゲーム 食を通じて異文化交流

 対面式では緊張していた生徒たち。古城や博物館の見学、折り紙や盆踊りなどの紹介を通して、ホストファミリーと交流し、日が経つにつれて、温かい関係ができました。ベルギーではケーブルテレビで日本アニメが放映されており、漫画やゲームの話では特に盛り上がりました。
  ベルギービールを生地に入れたワッフルやフライドポテトの調理器具がどの家庭にもあり、生徒たちにも大好評でしたが、平成20年の訪問ではごちそうになるだけではなくホストファミリーに日本料理をふるまうという課題がありました。生徒たちは日本から持参した食材で、ちらしずしやひやむぎ、たこ焼きなどを作りました。どの生徒も食を通じ、ホストファミリーとの絆を強めました。お別れ会では、お互いに抱擁しあい、涙を流しました。

訪問がきっかけで国際関係の道へ

 参加した生徒の多くは、帰国後もホストファミリーと連絡を取り続けています。訪問がきっかけで、ベルギーと同じフランス語圏の大学に留学したり、旅行会社に就職したりと国際関係の道に進むケースも少なくありません。平成20年度の派遣の際には、以前派遣された女子生徒が旅行会社の営業として受注に参加しました。
  ワーテルロー市のホストファミリーの子どもが訪問団として来日することもあります。その一人、平成15年に来日した女子生徒は、2年後の高校3年の時に、直接長久手町長あてに「日本の大学で学びたい」との手紙を書き、長久手町近郊の大学に1年間留学しました。長久手町でのホームステイがきっかけで、日本への関心が高まり、日本の外務省の青少年交流事業国費留学生招聘で再来日した男子生徒もいました。姉妹提携後の交流の積み重ねによって、若い世代が国際人に育っています。

 

担当者の声
長久手町 まちづくり協働課
伊藤 雅絵さん
両国の懸け橋となれるよう、
これからも交流のお手伝いを
していきたいと思っています

 ワーテルロー市との姉妹都市提携がきっかけで、愛知万博からベルギーとのフレンドシップ交流が始まり、ワーテルロー市関係者はもちろん、本国ベルギーからフィリップ皇太子をはじめ政府関係者も本町を訪れました。
  一番嬉しいのは、青少年交流事業をきっかけに同世代の市民交流が続いていること。参加した生徒のほとんどは、その後、ホストファミリーと家族のような温かい関係を続けています。プライベートで何度も来日する家族もいらっしゃり、交流が深まっているのを見ると本当にやりがいを感じます。
  両国の懸け橋となれるよう、これからも交流のお手伝いをしていきたいと思っています。

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平成20年の訪問団。ワーテルロー市役所前にて

何度も来日したアブラハムファミリー。折り紙を紹介しました

ベルギーワッフル。たくさんのトッピングを乗せるのは、ブリュッセル風

バスの出発まで見送り。おそろいの服は、プレゼントした漢字Tシャツと寄せ書きをした帽子

別れを惜しむ訪問団員とホストファミリー

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